鞦韆院落

北京で過ごすインディペンデント映画な日常

FILMeXのプログラム

2012-09-27 00:22:25 | 其他
発表されていますね。
中国の作品はコンペでは2本。
宋方は賈樟柯がらみなのでフィルメックスで選ばれやすいかもというのはあったとしても、評判は悪くないので納得ですね。
私はこの監督をまったく存じていないし、作品も観ていないので、そのうち見られることを楽しみにしています。

映画祭は自分が発掘した人材を追い続けることが多いので、郝杰が再登場するのもまあそうかなという感じ。
この作品は中国でも観たことがある人は少なく、私も未見です。

今回選ばれなかったものでも良い中国作品はいろいろあるので、それは他の映画祭に期待するか、最終的には私が上映することにしましょう。

特別招待作品では王兵の新作が出ます。
ベネチアで初上映してすぐ日本で観られるというのはいいですね。
彼は人気があるし、賞を獲った作品でもあり、チケットもすぐ売り切れそうです。

それから、やはり注目を浴びそうなのが、全州映画祭の三人三色にある応亮の『私には言いたいことがある』。
これが選ばれたのは、彼もフィルメックスが世に出した監督だからというのと、中国に帰れない今の彼を応援したいという気持ちもあると思います。
彼の香港のビザはもうすぐ切れるんです。
先日聞いた話しでは、彼はまだ今後どうなるかは決まっていないらしく、ただただ困っているようです。
この作品が東京で上映される頃には、もう結果が出ていることでしょう。

ところで、このニュースを微博に載せようと思ったのだけど、反映されませんでした。
応亮の名前とか映画のタイトルとかが禁止語句になっているからでしょう。
政府は徹底的にこの映画のことを隠そうとしていて、婁も微博で何度か書いているけどそのつど消されているとか。


さて、フィルメックスが開催される時期は、ちょうど南京の映画祭もあるのですが、実は天津でもちょうどその時期に私がやるイベントがありそうなので、どちらにも行けないかもしれません。
見たい映画が多いのに残念です。