ぃでれちて

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』

2013-05-31 08:03:19 | 日記
ホグワーツ魔法学校での最終決戦! その結末は…あまり盛り上がりませんでした. だって肝心のハリー・ポッターとヴォルデモートの対決が意外とあっさり終わってしまうんですもん. 一番盛り上がってほしいところでの盛り上がりがない. 手に汗握る興奮も感動もない. 11年掛けて描いてきた史上最強のファンタジーの〆方がこれでは物足りませんわ. ヴォルデモートを倒すために分霊箱の始末に勤しむハリー、ハーマイオニー、ロンの3人. と言っても、相変わらず私が注目しているのはハーマイオニーただ一人. ベラトリックスの金庫に忍び込む時に不意に見える胸の谷間から、ドラゴンに乗って逃亡する無謀な作戦を実行に移すところまで、とにかく前半からいろんな魅力を振りまいてくれるハーマオイニー. やはりこのシリーズは彼女を見るためにあると言っても過言でないでしょう. そんな我らがハーマイオニーも参戦したホグワーツ魔法学校をも戦場と化した闇の軍団との対決. この中盤から盛り上がるはずのくだりが個人的にはそれほど盛り上がらなかったんですよね. 多分普通に見たらそこそこ面白いと思いますが、篭城作戦で敵を迎え撃つくだりがどうしても 『ロード・オブ・ザ・リング二つの塔』 のヘルム峡での大合戦とリンクしてしまうためか、敵を迎え撃つには準備不足・作戦不足なところでスクリーンに引き込まれる魅力というものを感じられなかったんです. 加えてなぜにハーマイオニーのキス顔をロンの頭で隠すねん! とか、マクゴナガル先生とスネイプ先生の対決があれで終わりかい! とか、ベラトリクスはあんなに呆気なく負けるんかい! とか、ドラコたちマルフォイ家は最後くらい大きな活躍せんかい! とか、不満点がちらほら. 特にハーマイオニーのキス顔を見せないのは、大きな減点です. 彼女のちょっとデレる姿を見て、この11年の重みを感じたかったのに. デビッド・イェーツ監督はそんなオッサン心を持ち合わせていないのか! でしたよ. そしてこの映画で最大の不満点といえば、やはりハリーとヴォルデモートの決着のつけ方でしょう. 五分と五分の勝負の末に分霊箱代わりになっていたヘビを倒すのがロンでもハーマイオニーでもハリーでもなくネビルって. 個人的にはあの大役はやはり無二の親友ロンに決めて欲しかったです. またヘビを殺され、ヴォルデモートも一気に弱体化するのかも思いきや、ハリーがトドメを刺すこともなく崩壊していくのも何だかなぁ~でした. あのくだりはやはりハリーが最後に格好良く決めてほしかったんですけどね~. まぁこのクライマックスで決めるべき人が決めないのが2つも続くと、そりゃ盛り上がりに欠けるのも仕方ないのかも? で、ついでと言っては何ですが、あの19年後のシーンも必要だったんでしょうか? どう見てもゴードン・ゲッコーにしか見えないドラコを始め、中途半端に太ったロンとハリー、大人の色気が足りない人妻ハーマイオニー、異様に老けたジニーと、みんな絵的にイメージダウンしてばかり. あんな中途半端に描くなら、みんな学生のままで映画を終わらせても良かったのでは? って思ってしまうんですよね. ただ今回明らかになったスネイプ先生の真意には心が震えましたね. 惚れた女性リリーの忘れ形見を守るため、ダンブルドア校長の策略でヴォルデモートに近づき、ハリーを守るためにハリーに嘘をつき続けてきた、悲しくも苦しい彼の人生. このセブルス・スネイプの純情な感情はこの映画の1/3を使ってでも描いて欲しかったですよ. てな訳で11年に及ぶシリーズもついにこれで完結. もうハーマイオニーちゃんの姿も、ロンの「ボクのハーマイオニーに何をするんだ~! 」も見れないのかと思うと、ちょっと淋しく感じてしまうが、できればハーマイオニーでスピンオフとか作ってほしいですね. 『ハーマイオニー・グレンジャーと秘密の部屋』とか…って、何か違う意味に取られそうなタイトルですやん! 深夜らじお@の映画館 はエマ・ワトソンちゃんの魅力を生涯忘れません. ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう.