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インテリア・家具 横浜元町[ダニエル] 家具店主 咲寿義輝のブログ

家具・インテリアショップ 日本の洋家具発祥の地:横浜元町から インテリアに興味のある方への情報ブログ

東武池店 日本の職人展に出展中

2011-12-29 | インテリアについて
東武池袋店で開催中の【日本の職人展】に出展している帯チェア。
もとは人気の定番商品、
横浜元町ダニエルの『ブーツチェア』。



このチェアの構造体について少しお見せします。

ダニエル『ブーツチェア』のすわり心地は言葉では表すことができないほど、とても素晴らしい。
硬すぎず、柔らかすぎず。腰のサポート力は、ほかのどのチェアを腰かけても出会うことができない。

人によっては少し硬めっと感じることがあるかもしれないが、ぜひ30分腰かけてみてもらいたい。
この硬さがいかに腰に良いかご理解いただけることでしょう。

ではこの硬さを演出している構造体はどのようなものか。


まず背中。
使われているのは、昔から高級ソファ等に使われている天然素材の麻の帯テープ。
この麻が背中にあたる耐圧を無理なくそっと支えてくれるのだ。最近はこのような素材を使わず、
ビニールテープ(ウェビングテープ)を使う。ゴム製なので最初はいいが2-3年で伸びてきて、5-10年の間には劣化してクッション性を失う。いわゆるそろそろソファの寿命かなっと思うほどの掛け心地になってしまうのです。
麻は劣化がほとんどなく、伸びてもゴムの様にはならない。


こちらは座面。
座面は背中よりも数倍の帯テープが編みこまれる。
これぐらい編みこまないと、全体重を支えるのには不十分なのである。

その後、表側にウレタンを張る。

このウレタンの構成をご覧いただきたい。通常は黄色っぽいウレタンが一枚ポンッと載せてあるいるだけ。
ダニエルの『ブーツチェア』はもちろん、その他のダニエルのチェアは全て、幾層にも硬さが違うウレタンを組み合わせて、その椅子に最適な硬さのクッションを製作する。
『ブーツチェア』の場合。
一番下のウレタンは特別に硬いウレタンチップで構成されたもの。その上に低反発のウレタン。この二つで座った時、負担のない掛け心地と、柔らかすぎない反発する力が演出される。

この後、ウレタンの上に綿を一枚張った後、上張りという綿のシートを一枚張ったのち、ご注文に応じた布地や革を張って完成。

ちなみに、ダニエルの製品は製品と職人によるモノづくりの証として、焼印を製品におす。
ブーツチェアの場合、製品になってしまうとその焼印は布地の下に隠れてしまい、見ることができない。
実はこんな場所に、きちんと押されている。


張り替えるときにしか、次は見ることができない品質の証。

ダニエル製品についてはこちら
ダニエルオフィシャルホームページ

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