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会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

監査難民の「駆け込み寺」はどこか?

2008-09-27 | 会計・株式・財務
いつもお世話になります。


さて本日、週刊ダイヤモンド最新号(10月4日号)を入手。


米国金融危機の表面化直後ということもあってか
「倒産危険度ランキング」の特集でして
非常にタイムリーな企画です。これも売れるでしょう。

何よりも喜んでいるのは夕刊紙2紙でしょう。
月曜日はココからネタを引っ張ってくる可能性は高いと思われます。
「危ない会社○○社!」とか言って。


私はこの中で
p.49「継続企業の前提に疑義のある会社」を多く受け持つ
監査法人ランキングに目がとまりました。


このランキングは9月15日時点。
法人名、注記の付いた会社数までは元資料。
私はつづけて、その法人の全ての上場クライアント数、注記企業の割合
と付加価値をつけました。
トーマツであれば、991社中23社に注記、その比率は2.3%ということです。

なおビッグ3以外では法人名をクリックしますと、
その法人の全上場クライアント名が表示されるようリンクを貼りました。
「何か」の参考に、どうぞ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
① トーマツ       23社 (991) 2.3%

② 新日本        19  (1,142)  1.7%

ウィングパートナーズ 11(15) 73%
     10位の法人の出身者が立ち上げたそうで・・・・

④ あずさ        11 (808)1.4%

アスカ        10 (17)  59%

KDA         7(15) 47%

ビーエー東京      5(13) 38%

東陽          5 (79)  6%

フロンティア      4 (5) 80%


霞が関         4 (19) 21%

太陽ASG       4 (87) 5%

明誠          4 (6)67%

三優          4 (53)8%

----------------------------------------------------------------------

余計なことを書くと誤解を招くおそれがあるので、
以上、客観的事実に留めておきますね。

気をつけないといけないのは、
注記されていないため上の表ではカウントされていないけれど
かなりグレーゾーンの状態にある会社が存在しているということ。

そういう企業がいきなり破たんすると、
それはそれでまた問題だと思いますけどね・・・・。




それにしても凄いね~、ウィングは。





+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


さて本日の1曲。

今回は監査法人をテーマとしましたので、
あのNHKドラマ「監査法人」の主題歌であったこの曲を。


山崎まさよし「深海魚

・・・・でも何で監査法人から「深海魚」に連想が飛んだのでしょうか。
やはり、「闇に蠢くなぞの生命体」なのでしょうか。公認会計士は。
山崎氏にとって・・・・。



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2 コメント

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週刊ダイヤモンド (ダッシュ)
2008-09-27 19:04:50
週刊ダイヤモンドで「倒産危険度ランキング」の特集?
そりゃ買わなくちゃ。

本屋さんにダッシュ・・・・これください。

さてと・・・ふむふむ。???
9月27日号だった・・・。
返信する
すいません、特定の場所でしか・・・ (dancing-ufo)
2008-09-27 19:20:53
ダッシュさん
言葉足らずですいませんでした。

実は
神保町や代々木の一部書店で
土曜日に翌週の経済雑誌を売っておりまして、
(もちろん他にもあると思いますけどね)
私がそこまで行ってか買ってきた、ってワケです。


ちなみに、
週刊東洋経済も
「不動産・ゼネコン・マンション大激震」の大特集なので
買ってきました。

強烈です・・・・今回の2誌は・・・・・。

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