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どっちなんだい?米国住宅市場!

2006-11-15 | 時事その他雑感
門外漢の私が書くべきではないのですが、
マクロ経済ネタでちょっと気になるものがあったので
ごく簡単に触れておきます。


14日の日経朝刊の9面では全米不動産協会スティーブンス会長が取材に対し、

「米住宅市場は調整局面にあるが最も厳しい時期過ぎた。
需給は来年初に回復する」

とやや楽観的なトーンのコメント。



これに対し、同日の日経金融新聞2面「マーケット・アイ」では
ゲーリー・シリング氏が
「米住宅バブル崩壊始まる。世界景気に深刻な打撃。」
と悲観的な見通しを展開しておりました。


同氏のコメントから一部を紹介すると・・・・・。

・将来の住宅市場の動向を占う指標とされる1戸建て住宅建築許可件数は9月で
 8ヶ月連続減少。前年同月比で▲32%減少。
 (住宅建設業の)業況感指数も90年代初め以来の低水準に落ち込んだ。

・投機筋の多くが手持ちの不動産を売りに出しており、
 住宅価格は間もなく急激な下落局面に突入する可能性がある。
 しかも来年は変動型の住宅ローン金利が大幅に上昇する可能性があると。

・(シリング氏は価格下落は▲25%以上と予測しているようであるが、)
 仮にそうなれば、消費支出が落ち込み、深刻な景気後退に陥ると。
 (→・・・・そりゃそうでしょうねぇ・・)



で、この2つの記事を見た私。

一般大衆向きには日経新聞を通じて、
「まだ米国不動産は大丈夫ですよ」とアピールしつつ、
主にプロが読むとされる日経金融新聞にて
「実は・・・気を付けて下さいね・・・・」と
本音を言っているように思えてなりません。
(考えすぎですかねぇ?)


かくいう私は、根っからの「弱気派」。
今回で言えば、シリング氏に近い見方です。

エッ、根拠は何って?


そりゃ、
プロフィール写真をご覧の通り


「ベア」ですからね。

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