「非常勤副社長」の犯罪に思う

お疲れ様です。


まずはこのニュースリリースをご覧ください。
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株式会社ノエビア
「当社 元非常勤役員の逮捕に関する件について」


ノエビアの社名は、
恋人を意味するスペイン語の女性名詞「novia（ノビア）」と
男性名詞「nobio（ノビオ）」を組み合わせて、
恋人たちという意味を与えた造語だそうです。
今回は、ノビオさんがノビアさんに嫌がらせなどをしてしまったらしいです。


さて本題ですが、
逮捕された副社長は「非常勤」だったんですね。

でも「非常勤」と強調しているところに、
当社への批判を弱める意図が透けて見えて感心しません。


ところが、有価証券報告書p.31にある【役員の状況】を見ても
この方が「非常勤」であったことはつかめません。
（確かに有報への開示義務は無いのでしょうが・・・）


ついでに言えば、社外取締役制度は導入しておりません。
語弊がありますが、内輪で仲良く・・・・のボードメンバーだったんですかね。

有力子会社の社長が親会社の取締役として名を連ねることは多々ありますし、
このノエビアのケースも別に法律的に問題はないとは思います。
それだとしても、
上場企業の取締役副社長が「非常勤」、というのはいかがなものでしょうか。


オーナー企業という事情は重々理解できますけど、
だからこそ内部の規律づけが重要だったのでは。


すぐれて結果論的ではありますが、
今回の事件の一つの温床に、こういう役職を設ける会社の体質があったとしたら、
言い過ぎでしょうか。


批判をかわしたつもりが、逆に不信感を強めたとしたら
皮肉ですよね。



それではまた。



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