楽譜の2段目の1・2小節目は原曲の音「F#」への装飾的な音列「B・C・F(E#)・F#」
で3小節目ではコード「B7」と「Em」のスケールの共通音「F#」で「B7」の5度で
「Em」の9度。コード「B7」のフレーズが次の小節まで入ってきた結果。
和声的には「Em9th」となった。
2段目の3小節目では音「B」から音「D#」まで下降しています。音「D#」は次の小節
の音列「F#・D#・E」へつながるのアプローチで直前の音「E」合わせて
音列「E・D#・F#・D#・E」になっている。休符はフレーズの切れ目である場合と息を止め
ているような状態でフレーズは連続している場合があります。ジャズではメロディによって
「リフもの」「歌もの」などの分け方がありますが「リフもの」ではよくあります。
「リフもの」は大雑把に言うとアドリブ演奏用の曲。
3段目の1小節目では2小節目の音「B」の装飾音で「C・A#」があり、その装飾音に
対して音「D・D♭」があります。ここでもフレーズが小節線を越えています。
上の楽譜の3段目の2小節目の前打音は次の音「B」への装飾音ですが最初の音「A」は
コードトーンで装飾音のアプローチをしてからメロディ「A」に戻っています。ここから
音は「A・A♭・G」と半音で下降した結果和声的には「Am・Am maj7・Am7」が考え
られます。そして、次はコード「D7」ですが、3拍目から4段目の1小節目の音「B♭」
まで「Cm7」2小節目で「B・B♭・A・G・E・D・C・B」とサウンド的にはキー「G」
のブルース的です。コード進行を考えると「ドミナント・サブドミナント(サブドミナ
ントマイナー)・トニック」というブルースの終止の形がみえます。このようなドミナント
・トニックの進行の時ブルースの終止形を使ってブルースフィーリングの旋律は時々
あります。旋律としてはそうなりますが和声的にはドミナントコード「D7」のメロディック
テンションになります。音「F」は♭10th、音「E♭」は♭9th音「B♭」は「G」のブルー
ノートで4段目の2小節目の音「B」へ。その後もブルースのサウンドでフレーズを終えます。
ここで考えるのが演奏者は単にブルースフィーリングが欲しいを考えているのではないかということ
です。ここで♭10thからフレーズ作ろうではなくブルースでアドリブするです。
この発想は誰でも使えそうで良いと思います。コードトーンがどうのこうのいう前にブルースを
やってしまう、ということです。
最後の小節はメロディの音「C」から「F#」まで下降します。それぞれの音に下からの装飾音が
ついています。
参考記事
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Autumn Leaves -Cannonball Adderley 2
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