田中大工店

木のぬくもりを感じる家造り 

子供の反応

2019-02-28 10:06:03 | 日記
こんにちは。
田中大工店です。

先日のブログにて掲載していた、妻の読み聞かせの感想を聞き、またまた面白かったので記載してみたいと思います。

いえのかみさま(八百万の神々)のお話しと日本昔話どちらを話そうかと悩み、多数決で決めたそうです。
いえのかみさまの本を選ぶ子供のほうが多かったそうです。
(やはり日本昔話は小さい頃から内容を知っているためでしょうが)でも・・日本昔話を選ぶ子供も数名いた事のほうに妻が驚いたそうです。

昔から知っている小さい頃から読んだりしているので内容全部知っている絵本ですが、何度話してもらってもやはり日本昔話が好きな子供がいることをうれしく思ったそうです。
私の小さい頃などは・・・皆さんご存知「ぼうや~よいこやねんねしな~」という日本昔話がTVであると面白かったですよね!

ただ・・いえのかみさまの本の反応は???いまいち(笑)だったそうです。中にはしってる!!という子供もいたそうですが、どちらかというと??の顔の子供が多かったけど、その本を読み終えた後、子供達からどこにでも神様いるんだよね!言葉にも神様いるんだよね!など、とても質問があって嬉しかったそうです。
子供は疑問はストレートに聞いてきて素直に覚えていく。すごいな~と。
子供が小さい頃、よく子供がこれ何?なんで?どうして?など質問してきたのを思い出します。全部答えるのが大変だなと思ったほどです。


私は寒川の土地で大工で独立する際に地元九州へ戻るべきか?それとも今現在仕事をさせていただいているこの土地で暮らして独立していくかずいぶん迷い、妻とも話しあいました。
誰も知り合いもいない土地ではたして独立してやっていけるのだろうか?
サポートしてくれる親戚、友達、頼れる人がいない土地で子育てができるのだろうか・・・つながりのない土地で・・・。

しかし最終的に寒川にて独立することをきめました。

家庭を持ちスタートした場所が寒川で、結婚式も寒川神社、子供の祈願もすべて寒川神社、家庭を持ち、祈願してきた場所はずっと寒川神社である。であれば寒川の土地で頑張ってみよう!と。

また妻の後押しをしたのは保育園もあったといいます。
保育園が本当に妻に寄り添い心温かいサポートをしてくれ、妻は仕事をしていたのでお迎えが18時過ぎがほとんどでしたのですが、本当に助けていただいたと。
そのような素晴らしいサポートをしていただいた土地で子供を育てる事は子供のためにもよいのではないか?との事でした。


妻の実家は宮崎で天孫降臨の神話がある場所です。
なのでそういう神話などはとても小さい頃から聞いていて好きなのだそうです。
皆さんはご存知がわかりませんが霧島神宮という神社があります。
小さい頃から霧島神宮へ祈願しにいき、就職して悩んだ時、嬉しかった時など一人でも何かあると必ず祈願にいっていたそうです。もちろん小さい頃はその帰りに何か買ってもらうほうが楽しみだったそうですが(笑)

階段をあがり神殿が見えた際、心にいつも新たな風が吹き込む感じがするといっています。帰省すると必ずお参りさせていただいております。

私も社寺建築をさせていただいていた時期も長かったのですが、伝統の素晴らしさ、大工になった誇りなど感じながら仕事させていただいて、日々、伝統構法や木の話、大工以外の職人さんの話・・・職人仲間と熱く日々語り合っていたことを思い出します。
楽しくてしょうがなかったですね!
わからない所、何十年もたった古い木材をみると感動し、その特徴をとらえた構法に古い書物を見て勉強するのが本当に好きでした。
(主に社寺などをさせていただく際は泊りで〇年、〇ヶ月職人さんと共に生活しているので日々語り合いが白熱していました(笑)
大工の特権といいましょうか・・・当時建築された大工さんの墨の後や文字、木材の特徴をとらえた構法は本来見えない部分ですので)

絵本ではないですが、「いえにいるかみさま」に日々感謝を込め生活できる家。

ご縁を大切に、地元の方に愛され、信頼され子供と共に成長できていけたらと日々思っております。