ムーヴ（Ｌ６０２Ｓ）燃料ポンプ修理

この前の日曜の朝、ムーヴのエンジンがかからなくなってしまいました

次から次へと、故障のオンパレードのムーヴ号…　今度はどこでしょう？

セルモーターは一生懸命に回っていますが、点火しません…　

まさかガソリンが届いていないとはそのときは思っていなかったので、ダイレクトイグニッションコイルかな…ということで、確認。導通してます。

で、キーをＯＮの位置にした瞬間の燃料ポンプの作動音を確認したら、聞こえません…　どうやら燃料ポンプが作動していないようです。

燃料ポンプの新品は￥３万くらいもして高いので、同じ車種のものをヤフオクで￥４０００（送料込み）で入手しました
ムーヴの部品はわりとすぐに見つかります。

さあ、いよいよ燃料ポンプの交換です

Ｂｒｏｔｈｅｒがネットで調べて、ムーヴの燃料ポンプ交換には、『燃料タンクごと取り外す必要がある』ことを発見。まずショックを受けました…　ちょっとタイヘンな作業になりそうです

ムーヴのお尻をジャッキアップしてランプに乗せて…


まだ半分（１５リットルくらい）はガソリンが残っている重いタンクを二人で下にもぐって支えながら取り外しました。


これが燃料タンク。左に燃料ポンプがついています。給油口につながるホースには漏れないように栓をしています。


燃料ポンプを取り外したところ。左がついてたやつで、右がこれからつけるやつ。中古だけどキレイ


古い燃料ポンプの先の燃料を吸い上げるところのアップ写真。もう、シャビで真っ赤でした
ということは、タンク内もシャビシャビです。


燃料タンクの中をのぞくのは珍しい機会の一つです。のぞいてみました。予備タンクのしくみがよくわかります
ちょっと深めのお皿状の予備タンクの中のシャビだけ手をつっこんでキャブクリーナーで清掃
これは清掃前のタンク内部。（ガソリンはシュポシュポでポリ缶に抜きました）


清掃後のタンク内部。ちょっとだけマシになりました


少し離れたところから、タンク内部を撮るとシャビているのがよくわかります。


燃料ポンプを取り付けたところ。


この後、タンクを元通りに取り付けて、大きな作業は完了です。

でも、ガソリンをろ過しながらタンクにもどすのがちょっと一苦労でした。思ったようにろ過して入っていかないのです
根気よく二人でやりました。

ちなみに、ムーヴの燃料タンクを取り外すには、後部右座席も取り外す必要があります。そこに燃料ポンプを動かすために必要な電気を流すハーネスがあるからです。

タンクを組み上げてから、一応燃料フィルター（エンジンフード内の）も取り外して、つまり具合を確認してみました。吹奏楽器のマウスピースみたいに息を吹き入れてみました。これもほんとは同時交換しておきたいけれど、今回は見送り。清掃だけで済ませました。

で、キーをＯＮの位置へ　ウィーンと燃料ポンプの作動音がします　そしてエンジンスタート

バッチリかかりました

かくして、ムーヴ号の燃料ポンプ交換完了です。今夜は今治の勉強会へ乗って行ってみます