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題詠blog2011

こちらは「題詠blog2011」の会場です。どなたでも自由にご参加いただけます。

005:姿

2010-12-29 | 001-010の歌
「005:姿」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

「姿勢」「後ろ姿」などの「姿」です。「恣」「婆」などとの読み違いにご注意ください。

005:姿(tafots) (許せないなら許さなくていい)
美しい姿勢で赤子をあやす君 むかし地上を見下ろしていた

005:姿(西巻真) (ダストテイル-短歌と散文のブログ-)
一月よ、新燃岳の噴火後の姿をだれも知らずあはゆき

005 姿 (映子) (映子のブログ)
枝豆の へた取る姿 思い出す   冷凍ケースの前 母さんと

005:姿(鮎美) (Continuo)
姿見を割れども我の割れざるを理解してゐるゆゑ割らずをり

005:姿(木下侑介) (BULLET IN A LINDA LINDA LINDA)
参照記事:005:姿 やっぱりね君のパンティ被ってる姿は世界で一番優しい

005:姿(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
闇に立つ観音菩薩立像に姿勢の悪い何体かあり

005:姿(吾妻誠一) (闇の太陽)
焼き焦がれ紅く肌染め重なるか 浜焼き鯖の姿寿司食う

005:姿(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
夕暮れの川沿いの道行く女(ひと)の後姿に風吹き抜ける

005:姿(オリーブ) (貝がらの小舟)
姿見に映したとたん飛んでった水玉消えた青のワンピース

005:姿(アンタレス) (思い出ずるままに)
ちらと見し吾がはだか身の崩れしに姿見を返す老いの悲しさ

005:姿(まるちゃん2323) (まるちゃん2323のブログ)
長髪の後姿は野辺に咲く花一輪の君の幻

005:姿 (ボクといっしょに走りま専科)
真っ直ぐな姿勢で発語する君の言葉は僕に届いてこない

005:姿(草間環) (前略草々)
真夜中に父の寝姿確かめてね息がきこえ安堵している             

[題詠blog2011]005:姿(成瀬悠太) (さんじゅういち×えぬ)
花束におさまっている寝姿は悲しいくらい綺麗に見えた

005:姿 行方祐美 (2011年 百首題詠のために   行方祐美)
Gパターン放せよと背すぢなぞられてわれは姿勢をひらいてゆくも

005:姿(海音莉羽) (~鈴音~suzune)
姿見で覗いた世界 僕の横 君はいつでも笑顔だったね

005:姿(浅草大将) (和歌の浦浪)
うつせみのカラシニコフと思ひしが数多乙女の艶姿とは ※艶姿=あですがた...

005:姿(ももか) (逆さまつげ)
一瞬の間に視界から消えた後ろ姿は誤魔化せなかった...

005:姿(猫丘ひこ乃) (ふりつむ☆ぷりずむ別館)
武者姿つづく祭の行列にひとり飛び入る切腹地跡

005:姿(畠山拓郎) (風のゆくへは)
結婚の姿図を見る磯野家に美月亜里沙をどこで得ようか

005:姿(nobu) (☆翻訳家<プリマダムnobu>の日々☆☆☆☆☆☆ (和⇔英:特許&一般))
姿見しときより恋は始まるか君のうなじにうつろふ季節

005:姿(はこべ) (梅の咲くころから)
カワセミの姿もとめて並びいるカメラの数に知る別世界

005:姿(紫苑) (紫苑がさね)
姿見にかかる端布(はぎれ)は佳き日々の名残か祖母は百歳(ももとせ)を生く

005:姿(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
世も末と思はぬでもなし愛猫の空に腹向け眠る姿に

005:姿(みずき) (空)
容姿から零れる華よ三月の壁に懸かりて仄かなるパリ

005:姿(たえなかすず) (Strawberry Fields Forever)
激情と呼ぶにはふたり若すぎたあなたの後ろ姿に氷雨...

005:姿(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
姿見のなかのわたしは嘘つきだ嘲るような薄いくちびる

005:姿(宇津つよし) (PUNK!BOOM!BANG!-EX)
ゲロ吐きてぇ待てよこの場は飲み込もう 姿月あさとの凛々しいポスター

005:姿(津野) (くぎのスープ)
改札は後ろ姿を排出す肩の向こうの家路夕焼け

005:姿(さと) (すばらしい日々)
海辺の観光ホテル仲居初日 姿造りに人魚が逃げた

005:姿 (Wannabe...)
あてもなく君の姿を探す街スカイツリーの蒼い影立つ

005:姿(飯田彩乃) (陸を離れる)
「二目とは見られぬ姿でおりますのであなたの背中にいさせてください」

005:姿(新津康) (NOTHING WORKS)
見えぬと知ってて見る風の姿。涙を溜め、嗚咽(おえつ)しながら見よ。

005:姿(紗都子) (羽うさぎの日記帳)
だれにでも揺るがぬ軸があるというヨガの講師の姿勢うつくし

005:姿(黒崎聡美) (ゆびおり短歌)
立ち読みをしているきみがそこにいてうしろ姿をしばし見つめる

005:姿(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
あの人の後ろ姿のようだから保健室には行けそうにない

005:姿(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
姿鏡にすまし顔映したら、かあちゃんきれいと春子宣う

005:姿(梅田啓子) (今日のうた)
こうべ垂れ祈る姿に並びいる地平線までひまわりの花

005:姿(保武池警部補) (偶然の図書館の別館)
沿い寄った際どき姿謎の間のそなたが好きと沸き立つ宵ぞ

005:姿(星川郁乃) (Air Station)
活けられた野花のような伯母 後ろ姿を見せず病室を出る

005:姿(こはぎ) (こはぎうた)
ひらり瞼の裏よぎる懐かしい姿このまま目は閉じておく

005:姿(山田美弥) (miyabox)
10秒間姿を消した 苦しみがとぎれとぎれに続くようにと

005:姿(稲生あきら) (はばたきは、音を立てる。)
くちばしも翼も喉も凍てついた前傾姿勢のままのからす

005:姿(矢野理々座) (矢野理々座のblog)
残酷な調理法だね姿焼きまだしもマシか踊り食いより...

005:姿(akari) (明日へ)
ここにないほんとの姿ありそうで水面覗けば色があふれる

005:姿(薫智) (闇の煌めく世界)
自らの姿勢改め本当の優しさ探す旅に出ました...

005:姿(峰月 京) ()
澄みきった天より遠い先生の晴れ姿描く龍恋の鐘 *天=そら *描く=かく *龍恋の鐘=りゅうれんのかね

005:姿(芳立) (芳立五蘊)
〈寄名所恋、真姿の池〉 しろたへの胡粉と紅に病みながらなに真姿の池に禊がぬ ※胡粉【はふに】、紅【べに】、真姿【ますがた】、禊がぬ...

005:姿(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
声をかけようか、しばらく見てようか前行く君の後ろ姿を

005:姿(天国ななお) (お月様は許さない)
あられもない姿隠してくれている闇にも慣れた目を閉じてする

005:姿(いちこ) (きれいなものさがし)
春霞境界線も曖昧に私の姿をはるか彼方へ

005:姿(きたぱらあさみ) (くたばれセンチメンタル)
うす曇るビニール傘のむこうにはだあれもいない世界の姿

005:姿(原田 町) (カトレア日記)
シャッターを切るひまもなくカワセミの姿は榛に隠れてしまう

005:姿(音波) (短歌のなぎさ)
そのまんま春が来そうな休日に後ろ姿の猫を見ている

005:姿(牛 隆佑) (消燈グレゴリー)
生き急ぐあなたを乗せてびょうびょうと地球は前傾姿勢で走る

005:姿(那緒) (うさぎぱん)
姿見がとらえたぎこちない笑みが駅ビル3階ジャケットを買う

005:姿(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
振り向いてもたれもいないさ姿見が映しているのはほかの世の人

005:姿(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
腕を組みすっくと立てる監督の姿に子らは勇気をもらう      ...

005:姿(るいぼす) ()
家のことサクサクすませて駆けつける君の勇姿を一目見たくて

005:姿(帯一鐘信) ()
 どうみても明らかすぎる姿にて二月の雲と古いクーポン

005:姿(香-キョウ-) (Sky on Blue)
夜の街 黒い体も手伝って  追跡は不可 姿眩ます

005:姿(五十嵐きよみ) (111.31KV620日記)
あらためて一から出会い直したい互いに鳥に姿を変えて

005:姿(あひる) (あひるの空)
朝な夕な庭のみかんを啄める鵯の姿まあるくなりぬ

005:姿(足知) (ぶらつくらずべりい)
あごを引き真っすぐ前を見据えてるあなたはキリンのような姿で

005:姿(コバライチ*キコ) (ペーパードリーム)
ばらばらの姿も楽し長閑なる寄居の寺の五百羅漢の

005:姿(ウクレレ) (ポケット短歌。-ウクレレ式短歌blog-)
コピー機の緑の光を操ってきみは正しく姿勢よく立つ

005:姿(弥慧) ()
車窓から姿追いかけふるさとの迎えてくれる富士の山なり

005:姿(螢子) (雪月花)
夢の中後姿に叫んでも振り向く君はへのへのもへじ

005:姿(酒井景二朗) (F.S.D.)
掃き溜めに姿明るき花ありてさても宴は儚かりけり

005:姿(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
完膚無き敗北の後わたくしが骸となっている姿を見よ

005:姿(花夢) (花夢)
恋人に褒められたから嬉しくて姿勢をすこし猫背になおす

005:姿(夏樹かのこ) (鹿の子帳)
祖母の手を幾度も撫でる母の手に母娘の姿垣間見ていた

005:姿(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
あと三分待たせてみやう珍しく緊張してゐる後姿を

005:姿(本間紫織) ()
大人びた横顔みせて僕はまた別の姿の君に恋する

005:姿(理宇) (±雑記蝶)
もう長く病床にある祖父が未だ正しい姿勢で僕を迎える

005:姿 (香村かな) ()
雨音が消した会話に傘の海紛れた君の姿をさがす

005:姿(藤田美香) (あした、たとえば雨でいいから)
似たような後姿を追いかけて僕らは誰も見つけられない

005:姿(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
姿勢良くしてよう 私に生まれたの 別の何かになれはしないの

005:姿 (村木美月) (うたりずむ)
背中から蒸発してるもやもやの正体を知る姿見の中

005:姿(ひじり純子) (純情短歌)
この姿 人には見えぬおぞましさ 心の清さがわかるものなら

005:姿(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
君のその後ろ姿に叫びたい 「好きだよ、でも」に続く言葉を

005:姿(史之春風) (はちぶんめblog)
去るものはみな美しく見えるんだ滲んで歪む後ろ姿も

005:姿 (たたんか)
べつものと知ってかすかに揺れている 姿三四郎と三四郎

005:姿(青野ことり) (こ と り ご と )
姿勢よく一時間半待ちました わたしに落ち度はあったのですか

005:姿(雑食) (題未定)
背伸びしてこのくちびるを待つきみの姿に少し見とれてる罪

005:姿 (周凍) (混沌と言語)
かすみてふ春のころもにしのぶれど目もあやなるは花の寝姿

005:姿(船坂圭之介) (kei's anex room)
自我の無き孤立を盾と降る星の下へ残余の姿晒しつ

005:姿(空音) (100の秘密 2011)
防御服白く膨らみ鶏舎へと向かう姿は鶏に似て

005姿(おちゃこ)voice voice voice ()
ひとごみできみの姿を見つけたら髪かきあげてピアスを揺らす

005:姿(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
両親に見せたかったな晴れ姿間に合わなくてごめんとつぶやく

005:姿(Yosh) (☆生短歌☆)
「頑張る」を姿で生きた母が逝きのほほんモードの命懸けする

005:姿(A.I) (Private Window)
文献を開いたうえに突っ伏して眠る姿を閉じ込めたドア

005:姿(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
帰れない場所で誰かの姿見になる役柄のエキストラA

005:姿(横雲) (あしたの雲)
 髪撫づる君の知らざる若き日の髫髪少女(うないおとめ)の姿愛ほし

005:姿 (氷吹郎女) (空蝉乃歌屑)
少しずつ速度をあげる車窓からあなたの姿だけはわかるの

005:姿(只野ハル) (Ordinary days)
姿見に映る我が身の虚ろさよその目は何も現してない

005:姿(南葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
君もまた直視できない姿だろう 自意識の肥満体と化して

005:姿 (安藤三弥) (妄想列車2011)
見慣れてる姿は遠いシルエット ほんとは君の指も知らない

005:姿 (さくらこ) (さくらんぼの歌)
もしもいま小鳥の姿なら君の耳元で「好き」と囀ったのに

005:姿(清次郎) (Conical flask)
父母の姿の中にわたくしの過去と未来が同居していた

005:姿(千束) (嵐が丘に取り残されて)
姿勢良く前を見つめて踏み出せばしあわせになれると信じていました

005:姿(ひめじょおん) (ひめじょおんのうたすてーしょん)
あの人は昔の彼に似てる気が歩く姿や笑った顔が

005 : 姿 ( 内田かおり ) (深い海から)
 穏やかな姿返して荒れ始む白き波頭は怒りを保つ

005:姿(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
雲掛かる胸中晴らす風吹かば月の麗姿を見なましものを

005:姿(浅江もも) (ななつのうみ)
美しいひとって燃えているみたい傍にいすぎて姿をなくす

005:姿 (月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
本当の姿を見せる勇気なく いつも気丈なオンナ演じる

005:姿(竜胆) (東京少年)
白鏡に我を見透かす眼の女 己以外は持たぬ姿で

005:姿(じゃこ) (めくるめく)
王様がカエルの姿に変えられてコックはハエのソテーに挑む

005:姿(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
油断して敷居に頭打つことが姿勢が悪い言い訳をする

005:姿(鈴麗) (月夜に祝杯を)
五線紙の優雅な絵姿描きつつ流れる声は今まさに君...

005:姿(希屋の浦) (檸檬藍瑕)
亡き祖父の姿形は見えないがわたしに触れたそんな気がした

005:姿(水絵) (桜舞)
霞かと思えば黄砂の桜道 歩く遍路の姿おぼろに

005:姿(遠野アリス) (gymnopedie)
姿見に映るじぶんに幻滅する それでも好きなストールを巻く

005:姿(佐藤紀子) (encantada)
塀の下のほんの少しのへこみより兎スルリと姿現はす

005:姿 (砺波湊) (トナミミナト2011)
無言だった はじめて眺めた夜桜は艶姿って呼ぶしかなくて

005:姿(みち。) (銀塩プロローグ。)
吐き出した嘘が纏わりついてきて最初の姿を思い出せない

005:姿 (皐月) (観目見目)
面影も定かならねどただ一つ残るすがしきその立ち姿

005:姿(子帆) (ことばのくに)
メルヘンはてめぇてめぇと叫んでる人をひつじの姿に変える

005:姿(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
椅子の背に投げし上着の嵩よりもきみの姿のゆたかなるかな(嵩=かさ)

005:姿(不動哲平) (酩酊通信)
斜めにはもう歩けない 最涯の地下通路にて姿勢をただす

005 姿(浅見塔子) (衛星ドロップ)
モノクロの画面に映る戦場に祖父の似姿揺らいで消えた

005:姿(なぎ) (Dum Spiro,Spero.)
痛み知る後ろ姿を抱き留めてふたりしづかに斃れゆく夜

005:姿 (nui de lune)
(ドロシー)灰色の世界で生きる夢で見た虹の姿を目にやきつけて

005:姿(珠弾) (nine street kick)
数人の法被姿にジャックされ最寄り駅まで感想戦を

005:姿(のわ) (二十四節気)
その姿いつでも私の斜め前シャーペン下敷きなんでも観察 

005:姿 (うたのはこ)
はねた髪気にして僕を待つ姿こっそり心でシャッターを切る

005:姿(梳田碧) (【おんそくあるまじろ】)
姿見はこちらですけどお客さまおまえにそれはぜったい似合わん

005:姿 (水野) (メゾン・ド・木造 跡地)
 水煙 信号の滲む明け方に姿勢を正して僕だけ起立

005:姿(美亜) (余韻嫋嫋)
まっすぐの姿勢を保つどうしても傾(かし)いでしまう心のままで

005:姿(ムラサキセロリ) (ムラサキセロリの短歌)
 マカロニを茹でる姿がきみでしただからひとりでも茹でれるもん

005:姿/犬飼信吾 (べんじゃみんへっど)
ピロシキを食べるたんびに思い出す後ろ姿 君に遇いたいな

005:姿(ほたる) (ガラス瓶のドロップ)
朝礼で姿勢を正し一日に駆け出すようなあの人だった

005:姿 (三沢左右) (Lazy Room)
水面に姿とどむるオリオンの逆向く先に浮かぶ思ひ出

005:姿(烏野サギ子) (ネコとサカナとコトリ)
白梅の根に斂葬したあの子の 透きとおるような氷姿玉骨

005:姿(伊倉ほたる) (ほたるノオト)
うらおもて半分ずつの本音持つ後ろ姿の猫はさみしい

005:姿(ケンイチ) (heima)
無情にも去りゆくと云う僕はその後ろ姿を未だ知らない

005:姿 (南雲流水) (流水(るすい)の短歌Caf\'e)
姿見の向こう側が本当でいつも真逆に伝えてしまう

005:姿(みゅーたん) (みゅーたんか)
もういっそ「悪い子だね」って叱ってよ 偽りの姿した私のこと

005:姿(浅草吉右衛門) (浅草吉右衛門のブログ)
人多い夕暮れの街中で 待ち合わせに遅れた僕は 着物姿で待つ君をさがす...

005:姿 (新井蜜) (暗黒星雲)
姿見をのぞけば青き夕暮れをセーラー服が沈みゆきたり

005:姿(たろ) (たろりすと)
すやすやと 無防備なその寝姿に 胸の内から込み上げる熱

005:姿(豆田 麦) (むぎごはん)
だだこねるその姿さえいとしくてゆるむ口元むりやり締める

005:姿(尾崎弘子) (blog for 題詠blog2011)
高い木の姿が人の形して不思議なり古い杜の夕べは

005:姿(如月綾) (お気に召すまま)
ああちょっと髪がはねてる(笑) 後姿の観察日記



005:姿(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
君といるときとホームで地下鉄を待つときだけは正しい姿勢

005:姿(こゆり) (おかっぱ短歌)
人間の本来の姿勢だと思うあなたの反り腰あなたのがに股

005:姿(神楽坂朱夏) (神楽坂題詠亭)
アルバムをひらく三月 もうきみの後ろ姿も思い出せない

005:姿   (砂乃) (通過列車)
005:姿   反り返る姿勢を保つザリガニは私に怒っているわけじゃない



005:姿(祢莉) (sugar drop)
火曜日の3時間目はガラス越し君の姿を探す習慣

005:姿(かきくえば) (なかゆぴ)
朝焼けに姿勢をただし苦笑い君の眠るラブホテルを出る

005:姿(葵の助) (螺旋浮遊)
瓜二つ言われる母は25年先の私の老いた姿よ

005:姿(萱野芙蓉) (Willow Pillow ?)
ではごめんあそばせ、逃げの体勢が基本姿勢でありますゆゑに

005:姿 (きり) (梢は歌う)
故郷に帰りて君に会いたいが 君は黄泉にて姿は見えず

005:姿(逢) (I'll be)
あなたにはもう会えないとわかっててうしろ姿に手を振っている ...

題詠2011-5:姿 (七十路ばばの独り言)
バット手にスックと立ちいる吾子を見る後ろ姿は父さん似だよね

005:姿(笹木真優子) (菲薄。だけど、言葉が好きです。)
「こんなんじゃあの人の傍に居られない」「あんたのせいだ」姿見を打つ

005:姿(鳥羽省三) (臆病なビーズ刺繍)
八度目の恋の相手は姿美千子 倉田誠に娶られ泣きつ 

005:姿(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
真っ直ぐな姿勢で街を歩こうと決意固めて三日月を見る

005姿(牧童) (牧童の夏至)
地の底を見つめる姿 遠くから瓔珞百合(フリチラリア)に手を触れもせず

005:姿(北爪沙苗) (題詠blog)
なんといふ通過駅だかおそろしくすすけてゐたる後ろ姿は

005:姿(理阿弥) (車止めピロー)
風折れて姿わびしき花のなを伝ふるひとぞ世にあらまほしき

005:姿(壬生キヨム) (ぼくはこんなことが好き。)
新聞を読んでないのに開いてる彼氏の姿も嫌いではない

005:姿(佐田やよい) (低速飛行)
地下鉄の窓に四月の違和感が私のような姿で映る

005:姿(揚巻) (揚巻の「題詠blog」)
あまりにも愛しすぎるの鏡にもうつせず姿さ迷える草

005:姿(小夜こなた) (小夜こなた)
亡き姿求めさ迷う人々の悲しみ映す地デジの光

005:姿(龍翔) (The Flying Dragon)
姿見を赦してやろう 本当の私を決して映さないなら

005:姿(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
痩せこけたあなたの顔を見れなくて後ろ姿をただ見つめてる

005:姿(長月ミカ) (創作ブログ とかげのしっぽ)
何があれ姿勢良ければそれでよし心も胸も張って進まん

005:姿(蜂田 聞) (蜂田 聞(題詠blog))
丸い肩・短い手足・やや猫背父によく似た叔父の姿よ...

005:姿(陸王) (Always Walking with Yu)
友引の夜は欠かさずテレマーク姿勢を入れて終える一日

005:姿(瀬波麻人) (a swallow under the moonlight)
「改札を出たとこ」で待つ変わらない君の姿を見つけたらもう

005:姿(市村春) (緋桃)
姿見が正義ではない青白き骨を背中に秘めて微笑を

005:姿(矢島かずのり) (矢島家)
趣味じゃないシール剥がした姿見は見たくないところまで映った

005:姿(ちしゃ) (短歌、ときどき思うこと。)
いつだって君の姿は遠いまま 戻ってこないヨーヨーの丸

005:姿(野坂らいち) (のーずのーず)
僕だけに見せたくないという姿 眺めて生きたい「結婚しよう」

005:姿(おおみはじめ) (探花)
葱坊主揺れる姿を見せるため猫を散歩に連れてゆきたい

005:「姿」(やまみん) (母はぐうたランナー)
泣き顔で走る姿に声も出ず ゴールでの無事ただ祈るだけ...

005:姿(廣田) (海猫亭)
遠ざかるバックミラーの中に見た今も忘れぬあなたの姿

005:姿(摩耶山) (冥宮のトビラ)
半牛の身空にあればその姿人目にしのび伏すラビリンス

005:姿(由弥子) (短歌方面に左折中)
春深あまたの時の澱むなり老いの姿も撹拌せり

005:姿(晴流奏) (晴流奏の題詠blog)
カエルのまま会いに来ましたキスをして元の姿に戻して欲しい

005:姿(山階基) (赤・緑)
寝姿をみたことのないきみのその睫毛をながめてるけどもうねむい

005:姿(健太郎) (モノクローム文芸館)
ひたむきを見せないクールなその姿その笑顔だけ知ってるからね 題詠blog2011「005:姿」

005:姿(みこと) (One day to breathe)
姿見に映して見てた あの人が一瞬こちらを見た気がしたの。

005:姿(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
窓越しに君の姿をさがしてる 2組はたしか体育のはず

005:姿(いととんぼ) (いととんぼは風にのって・・)
春の陽に子を抱きたるさかさ富士 水に映りて姿あでやか

005:姿(市川周) (ミルミルを飲みながら)
万緑やナメた姿勢(ポーズ)のカンガルー(どうせパンダを見にきたんだろ)

005:姿(斎藤漁火) (ISARIBI light)
スカートとスニソの間その姿態雪花石膏の下は何味 (雪花石膏=アラバスター)

005:姿(藤野唯) (Sugarmint)
誰なのかもう知っている あのひとが姿勢をのばして会いにいくのが

005:姿 (樹) (目の開かないキリン)
 姿見に映った部分のあなただけ切り取って冷蔵庫に貼る夢

005:姿(松島) (短歌日記)
時折の風のせいだと姿見にこだわる角度微妙に揺れて

005:姿(冥亭) (《冥亭倶楽部》a darkside on the earth)
花誘う風よりもなお悩ましくディスコボロスの姿勢を取りて

005:姿(嵐家 昇) (短歌という糸)
ノーメイクパジャマ姿の君に慣れパンツに溶けるアイスクリーム

005:姿(志岐) (日々の徒然)
鏡面に移した姿まことなりや 影にすぎぬと誰かが笑う

005:姿 (史緒) (史緒のふみょふみょ日記)
じゃあまたね やさしい嘘のさよならに後ろ姿で気づく改札...

005:姿(橘ちひろ) (更級)
吸って吐き背筋を伸ばす痛んでも正せ体と気持ちの姿勢

005:姿(宮田ふゆこ) (キサラギウタ)
いつもより姿勢ただして仰ぎ見た桜が北に届いて五月

005:姿(さかいたつろう) (流星文庫)
枝豆を剥くたびに思い出せばいい そうした姿だった私を

005:姿  (シホ) (ころろん堂)
 姿見に 映しだされた 表情は 亡者のように 老いさらばえてJUGEMテーマ:短歌 

005:姿(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
着心地のいい子でいるか姿見の中の胸から透けてゆく初夏

005:姿(歌音) (つむぐ)
ベランダで姿勢をただし聞くのです 星がつぶやく朝顔のうた

005:姿(翔子) (花こみち)
淡雪に隠れて蕾膨らみし拝む姿のアネモネ二輪

005:姿(櫻井ひなた) (ひなごと☆25→26)
「約束ね。嫁入り道具にあんたにもちゃんと姿見、持たせてあげる」

005:姿(新藤ゆゆ) (ゆゆとぴあ。)
初夏の風にさわわと吹かれ姿勢よく並ぶブーツにさよならをする

005:姿(紫陽花) (短歌ブログ『水の容器』)
繁る枝 漏りくる陽にぞ似たりけん 若かりし日の君舞い姿

005:姿(我妻俊樹) (半ドア)
はだしにも黄色い屋根のでこぼこが似合うよ花婿姿の鳥は

005:姿(B子) (サンドイッチマンの憂鬱(2))
「次女」と書き「姿」となる、と覚えてた。長女は何になるのだろうか。

005:姿(東雲の月) (知のさざなみ)
赤らみて恥ずかしげに立ち待つ君のなまめく姿夏の陽ゆれる

005:姿(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
姿勢よくあらねばならぬと思い込み痺れた足に諭されている

005:姿(希) (短歌ブログ・アブラカダブラ!)
甘さより姿かたちの良し悪しを問われており年頃の蜜柑

005:姿(エクセレント安田) (風流三昧)
夏キャンの 逸材モデル 採用は 眉目秀麗 容姿端麗

005:姿(ファ) (ファの題詠マラソン(2011))
姿見の中のわたしの目の中の瞳孔の奥ひかりくらやみ

005:姿(青鍋沙魚) (やまいぬマラソン)
朝ごとに引く眉墨の濃さほどに血よ赤くあれ形見の姿見

05:姿(兎六) (一人暮らしの日記)
連用の日記開けば昨年も風車に向かい戦う姿

005:姿(miki) (ココロよみ)
白鷺の姿求めて早朝の池の辺(ほとり)で カメラ構えて

005:姿(冬鳥) (ことのはうた)
少年期。うしろ姿の四つ足が夏の廊下をはしっていった

005:姿(志歩) (dye white)
平凡な姿の何処に惹かれしき街往く人が君に見えなむ

005:姿(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
姿見が夏の翳りをうつす日は白き木綿を肌にあわせる

005:姿(藻上旅人) (創作のおと)
その姿はあの日の僕と同じで また思い出しては涙ぐむ

005:姿(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
姿見に映った君は眩しくて目を逸らさずにいられなかった

005:姿(風とくらげ) (外からも透いて見えるだろ、ほら)
空きビンの底の眠っているような炭酸味の私の姿

005:姿 (あの日の夜)
走りくる 君の姿に笑み溢る やっと会えたね昔のままに

005:姿(飫肥正) (おびただ詩歌)
あまつさへ店に不満を云ひ募る親父の姿しばし忘れむ

005:姿(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
次に逢う約束をせず去る人の姿見送るまた逢えるよう

005:姿(丸井まき) (白黒ぶたくま)
どうやって進化すればいい?この姿勢保つべくして産まれた筋肉

005:姿(ミウラウミ) (みうらうみ?)
スラムダンク読んで燃えてるぼくたちの雄姿にはほどとおい青春

005:姿(今泉洋子) (sironeko)
人間の姿がやをら猿になる猿の軍団見し後の街

005:姿(秋月あまね) (あさまだ記)
娘なら娘を愛せよ鶴ならば鶴の姿のままを愛せよ

005:姿(村上 喬) (つぶやき短歌ブログ)
姿見に映りて面影探しては つながりし人を偲ぶ八月

005:姿(田中ましろ) (ましたん)
ていねいに生きてください姿煮の骨はしゅくしゅく皿にならべて

005:姿(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
わたくしの後ろ姿をわたくしは見たことが無い忘れたのだろう...

005:姿(桑原憂太郎)  (憂太郎の短歌Blog)
我を見て姿を隠す子のをれば生徒指導部教師の完成

005:姿(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
「とりあえず、姿勢は良いな」「そのほかは」「姿勢が良ければ、姿勢も良いな」

004:姿(とん) (とんとん短歌)
姿なく形ないほどちっぽけになってそのまま消えちゃいたいわー

005:姿(さくら♪) (さくら草紙 ~第参章~)
空を見て浮かぶ姿にくりかえすどこかで見てて生きていくから

005:姿(伏木田遊戯) (卓上驟雨)
自負とかもあります、こんな姿見の中の暮しを憂えていても

005:姿(はる) (はぐれ雲 -Allein Wolke-)
黒髪の 後ろ姿に 目を惹かれ 追い越し見るは 男のひげ面

005:姿(東 徹也) (詩歌句な日々)
星の人永遠(とわ)に現(うつつ)の姿見て君に生きよと願い輝く...

005:姿(北爪沙苗) (count the steps that you take)
なんという通過駅だか影のなき煤けていたる後ろ姿は

005:姿(モヨ子) (題詠マラソン!)
肌触れぬ日々が重なるその時は姿を見せよ明けの微睡み

005:姿(みくにえり) (左足から道徳的腐敗)
柔らかなぼくの水面を白鳥は姿勢を正して滑りはじめる


005:姿(生田亜々子) (屏風と靴)
気づけないほど少しずつ傾いて影の姿が変わって、童話

005:姿(滝音) (みそひともじの味噌スープ)
いつだって君の姿をとどめてる遠くにいても見える位に

005:姿(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
姿勢良くありたい君が見てるなら女を磨く男の視線

005:姿(平野十南) (幼稚)
かの猫のうわさその他を聞いたなら姿態鑑賞委員会まで

005:姿(ネコノカナエ) (やまねこ通信)
何度でも姿勢を正して空を見る誰かの分など生きられなくても

005:姿 (勺 禰子 しゃく・ねこ) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
荷姿はあなデコラティブ開けてみれば底に一冊Amazon.co.jpより

005:姿(央上理史) (われひとりゐて)
私と姿形は同じだが昨日も今日も明日も他人



005:姿(奈良絵里子) (詠んだこと)
こんなにも気だての良さを褒められて姿かたちが拗ねてゆがんだ(奈良絵里子)

005:姿(羽根弥生) (ことらのことのは)
アフリカのきりんみたいな優しさで西日の中の後ろ姿は

005:姿(増田静) (口笛)
い・ろ・は・すのペットボトルにいるはずの見えない人に姿をあげたい

005:姿(高良すな) (雨中 砂場あそび)
行水に 客訪れる 息をのみ 姿見越しに 愛でる羽根

005:姿(北爪沙苗) (題詠blog2011)
開店は正午からだと話しつつ姿勢の正しい古書肆の店主 (再投稿です)



005:姿 (夏嶋真子) (秋のため息 三日月のくちびる)
姿見の水面に星の灯る夜は天も地もなし 神々の庭(カムイミンタラ)

005:姿(北大路京介) (極詩的京都 北大路京介アワー)
無防備な下着姿で迫り来るオンナと出会いたい秋の夜

005:姿 (ちんちんでか男の短歌ドリブル)
参照記事:005:姿 姿なら見えないけれどロケットの音がするからちんちんだろう

005:姿(遥遥) (たんかのきりかた)
今日もまた君の姿が見えなくて冷蔵庫のドア開放にする

005:姿(豆野ふく) (それゆけ!だいふくもち)
見上げても辛夷の花は後姿 二人の会話が聞こえないふり

005:姿 (k - n i g h t)
一時も目を逸らさずに見ていたい夜空瞬く星の姿を

005:姿 (k - n i g h t)
一時も目を逸らさずに見ていたい夜空瞬く星の姿を

005:姿(飯田和馬) (短歌手控え~題詠blog用)
下卑た俺(姿勢悪い)がバラバラに。ガラスのように綺麗ではない。

005:姿(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
またあしたの一歩の向こうでゆれる髪と後ろ姿に重なる夕焼け

005:姿(粉粧楼) (薄明光線)
女神ニケさえ引き寄せる姿勢持つ君を見ずして夏は語れず

005:姿 (牡丹一華)
愚痴を重ね励ましあって飲み笑う 自分の姿がかすんで見えた

005:姿(r!eco) (プリズム)
最近は後ろ姿を見ただけで君が元気かどうかわかるよ

005:姿(小林ちい) (ゆれる残像)
登校の後ろ姿に恋をして帰る頃にはもう忘れてる

005:姿 (しづく) (みずたまピルエット別館)
初めてのトレンチコートを姿見にうつして髪をまとめてみたり

005:姿 (豆男)
「巨乳なら三日で飽きる 貧乳は一生もん」は愛の姿か

005:姿(jun) (純情一直線)
後姿を想像しながら打っている時間がないのにどうして始めた

005:姿(片秀) (うつしよはゆめ よるのゆめこそまこと)
凛とした姿勢崩さず拒んでる無知を弱さを地を這うことを 

005:姿(竹中 裕貴) (Milk Thistle)
それぞれの姿がとてもすきだからカメラのままで過していたい

005:姿(小倉るい) (たんぽぽの歌)
おとうさんあなたの姿を追いかけて紫煙る藤の花園

005:姿(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
事務椅子に姿勢正しているときも彼方にひかる虹を見ている

005:姿(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
悪意には気づかぬふりでくちもとと姿勢を正す明日はいい日だ

005:姿(村田馨) (新東京百景)
いにしえの城の姿を偲ばせるものなく皇居東御苑は(006:皇居東御苑、千代田区)

005:姿 (T-T) (短歌備忘録 )
改札の流れに姿を見つけるとぼくはあなたに許されていく