○うつを克服したときに○

うつ病になって10年間を書いていきます。
現在は克服し、結婚して幸せな生活を送っています。

価値観の違い

2018-01-19 19:19:11 | 日記
ご無沙汰しています。

娘が1歳になり、だんだん落ち着いた生活になってきました。

ただ、家でずっと子育てって想像してた通りしんどい…
今日は散歩中、宅配サービスの勧誘で話を聞いてしまいました。
だって毎日話し相手いないんだもの。
かなしい。。


旦那が最近は残業で遅く、娘と2人の日々。
でも、幸せを噛み締めていますよー。
落ちるところまで落ちた人の特権です!
普通の日以上にこれ以上ない幸せを感じることほど
幸せなことはありません。






さて、タイトルの価値観とは。

私の価値観で書いていきます。




私が韓国に留学していたころ、
私は26歳でした。

たくさんの交換留学生が日本から来ていて、
大学生なので大体20歳前後。

私こう見えても昭和生まれなので、
平成の子はとっても若く見えます。




海外留学やワーホリで得られるものとして、
他の日本人との関わりは大きいと思います。


海外に行くとどこでもたくさんの日本人がいますが
みんな地域も年齢もバラバラ、
そんな中で学ぶことはとても多いです。






私はそこで「価値観」を学びました。

自分の感覚が人と同じ感覚ではないのは
誰でもよくわかっていることでしょう。

私の母は自分の価値観を押し付けます。

例えば、東京のタワーマンションの最上階に住んでいる私の友達。
おそらく数億のお部屋です。


私が、
「タワーマンションの最上階だって!すごいね!」
と言うと、


「そんなところ住みたい?
地震では揺れるし、忘れ物したら面倒くさいし。
それだったら田舎の高い一軒家がいい!」

と言うやり取りが、ずっと続きます。笑





単なる価値観の違いなんですが、
母はその考えを受け入れられません。







ただ、この価値観の違いを受け入れるだけで、
精神的にすごく楽になります。

人は自分の考えと違うんだ、と言うだけでなく、
自分の考えを押し付けようと思わなくなります。




精神的にすごく楽なのです。






人生は、何をするかが10%、どう受け止めるかが90%。
と言う名言が(誰が言ったっけ?)ありますが、
私はこれに尽きると思います。





自分は人と同じでなくてもいい。





まず、自分を受け入れてあげる。
自分の価値観を認識し、人の考えも受け入れる。



私はこれで、うつから一気に抜け出すことができました。

価値観で悩まなくなったからです。







































感情の起伏や薬、妊娠のはなし

2017-06-30 14:56:00 | 日記
ご無沙汰しています!


昨年の8月から更新が止まってましたね、約1年です。。
すみません。


実は今年1月に長女を出産し、前後はバタバタと
あわただしい日々を送っていました。


このままブログも終わってしまっていいかなぁと
思った時もあるのですが
有難いことに毎日たくさんの方がこのブログを見て下さっていること
まだまだ書きたいこともあったり、
毎日思うこともあるので
のんびりペースで続けていこうと思います。






妊娠中は落ち込みも激しかったりで
タイトル通り、感情の起伏が激しかったです。



ホルモンバランスの影響ですね。




私はすでに数年前に断薬しているので
妊娠に関して心配なことはなかったんですが
服薬中は妊娠を心配した時期もありました。

断薬したからって、体から薬がすぐに抜けることはないですからね。






私の友達で、精神科に通っている子がいるんですが
妊娠してすぐに自己判断で断薬してしまったそうです。

それからはまた精神的に不安定な日々が続いて…と。
お薬関係は、できればちゃんと主治医に聞きながら調整したいですね。

服薬中に妊娠し、中絶したという人にも出会ったことがあります。










うつの完治っていつでしょうか。
断薬したら完治でしょうか?




私は断薬してからも、気分が激しく落ち込んだりする時は
「あぁ、やっぱりまだ治ってないんだ。」とダブルで落ち込む時があります。

でも健康な人だって、当然ながら落ち込む時はある。
これはうつの症状じゃないと自分に言い聞かせてきました。

たまにどうしても感情の行き場がなくなり、
リストカットに走ってしまったりするけれど
その度にうつのことは深く考えないようにしています。


これはうつの症状だと強く言い聞かせるのは
自分の感情にとってよくないことだと、
この数年で学んでいるからです。

そういう時は夕方まで寝たり、やけ食いしたり、
自分なりの発散を見つけ次の日にはできる限り忘れています。

難しいことですが。。






うつじゃなくたって、
嬉しくて飛び跳ねたい時もあれば
ご飯が食べたくないくらい落ち込む時もある。




感情の起伏とうまく付き合っていけるように
日々努力しています。




留学までの数か月間

2016-07-26 10:10:38 | 日記
3週間という短い期間で、
私は帰路につきました。







母は、3週間もよく頑張ったねと
迎えてくれました。





この時1月、留学まであと5カ月もありました。
仕事はもうしたくなかったので、
英語の勉強、留学の準備、そして何か趣味に打ち込むことにしました。








この時見つけた趣味がフェイクスイーツというもので、
粘土などで本物そっくりのスイーツやフルーツを作るものでした。

材料を買い、時には徹夜で夢中になっていました。

フリマに売りに出したり、
友達にあげてみたり、
それなりに充実した日々を過ごしていたと思います。




同時に英語の勉強、
(中学1年生からの参考書をひたすらやってください、と
エージェントから言われていました。
最後まで終わりませんでしたが。笑)




そして渡航1か月前、
本格的な準備を始め、いよいよ渡航日が近づいていました。


















専門学校のはなし

2016-01-24 15:57:07 | 日記
私がうつと診断されたのは、
専門学校の2年生の中頃でした。

2年制のため、残りあと半年というところで
学校に行けなくなってしまいました。



学校に通っていた1年半、私は就職に向けて
必死に勉強していた甲斐あって、
単位を一つも落としていませんでした。

1年生の時にはクラスでトップの成績を保っていました。









真面目に取り組んでいたおかげで、
ひとまず休んでも大丈夫と言われましたが
卒業のために資格の取得と、足りない単位を試験で取る必要がありました。




ただ、どうしても電車に乗って学校に通うことができず、
試験だけ受けに行くことにしましたが
薬の副作用でめまいがすごく、試験中何度も倒れてしまい
時間いっぱいまで受けることができませんでした。


それでもなんとか試験に通り、
足りない単位はレポートを提出するという形で
卒業することができました。

後から聞いた話ですが、
なんとか卒業できないか母が頼み込んでくれていたようです。





履歴書に、「卒業」と書けるのは本当にありがたいと思っています。











ただ、私の望む形での卒業ができなかったのが残念でした。

就職先が決まってから、入学式と同じ場所での
卒業式に参加できたらどれだけよかったか。。







それから何年も社員の仕事に就けなかった私は
4月1日の入社式の映像をテレビで見るたび、
気分が落ち込み、自分を責めました。

数年間は卒業、入社の時期が大嫌いでした。










友達との付き合い方

2016-01-23 15:05:50 | 日記
友達との付き合い方にはとても悩んだ覚えがあります。

当時の私は、人からどう見られているか?と言うことに
とても敏感だったため、なかなか打ち明けられずにいました。

そもそも打ち明けたところで、助けてくれるわけではないし
意味がないとも思っていました。








付き合いが長かった友達にだけ話し、
仲は良いけど頻繁に会わない友達には黙っていました。

今でこそ、うつはポピュラーな病気に思われがちですが
当時は今ほど多くはなく、理解もなかったように思います。
新型うつという言葉も聞いたことがありませんでした。










私の様子を見て、おかしいなと察してくれた友達も
中にはいるかもしれません。



今となっては、誰に話して誰に話していないか分からないし、
治ってから知り合った人に、実はね、と昔話のように
話すこともあります。









そこで私がびっくりするのは、
昔うつでね、と打ち明けた人たちが、
自分の過去も打ち明けてくれること。

私の旦那もそうでした。
知り合って数週間後くらいに一緒に話しているときに、
なんとなく流れで話したら、旦那も自分がどんな人間で
どんな考えをしているかを打ち明けてくれました。




旦那だけではなく、ほかの友達にもたくさんいました。

実は親が亡くなっていて、家庭の事情が複雑で、
誰にも言っていないけど、前にこんな仕事をしていて…などなど。


そういう話を聞くたびに、みんな、隠しているだけで
色々抱えているんだな、ってこと。
つらかった、つらいのは自分だけじゃないんだなって
励まされます。

そして何より、私に話してくれたということが
とても嬉しいのです。

何で話してくれたの?って聞くとみんな同じように、
沙奈さんが話してくれたから、と言ってくれます。


そしてその後、何かあるたびに相談に来てくれたり
実はこんなこともあって、と経過を話してくれたり、
そんな人たちは離れていても今でも繋がりがあって
人間関係って素晴らしいなと思います。



人は一人で生きてるんじゃないんだなと。





最近になっても実感することが多いです。