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dai の weblog 趣味日記

私のアキバ系趣味日記
(引っ越して来ました)

アマチュア無線始めてみました(その1)

2023年05月10日 | デジタル・インターネット
遅まきながら、アマチュア無線を始めてみました。50の手習いですね。
今を遡ること30数年前、私が学生だった頃、私の部屋に出入りしていた後輩から、是非とも免許取って
交信しましょうというふうにいわれながら、長いことほったらかしでそのままになっていました。今更な
がら、なんとかしてみようと思い、4アマ(第四級アマチュア無線技士)の勉強を始めたのが昨年の夏。
世はコロナ禍で、家にいる時間も多く、(本当は家の転居準備もあり、決して余裕があった訳ではない)
少しづつ勉強を進めてみました。



アマチュア無線はある程度以上の専門知識が必要となる為、少しだけ敷居が高いです。国家試験に合格
するか、無線技士養成講習を受講して免許を取得する必要があります。
昔の書物を引っ張り出して来ました。処分しきれなかったのはやはりいつかは無線で遊んでみたいという
欲求があったのでしょう。省庁名の記述が古い事を気にしなければ、昔の問題集でも支障ないようです。

昨年度より3級、4級の試験は期日指定の集合試験から、CBT試験方式(都合の良い日に申し込んで、
他の資格試験と一緒に試験センターに赴き、パソコンで受験する方式)に変更され、非常に受験し易く
なっています。(ただ受験料は普通に掛かります。)

最初は苦戦しましたが、問題も大体解けるようになりましたので、まずは4級を受験してみました。
試験時間は60分、法規12問、工学12問で、両科目共8問以上の正解(片方だけでは駄目)で
合格となります。



試験終了して、レポート出力。合計110点でした。1問5点ですので2問間違ったという事です。
それでも合格は間違いないので、少しほっとしました。
1週間ほどして合否通知案内がEメールに届きました。無事合格です。
早速免許申請。必要書類を管轄の通信局に送ります。2週間ほどで免許到着。
さて、次は開局の手続きです。現在では総務省の電波申請・届出システムLiteというWebのシステムから
申請が出来ます。(Liteでないものもあるのですが、こちらのほうが手数料が安い。そして、違いが良く
わかりません。なんで2通りあるんだろう?)
これは、時間が掛かります。まずはシステムのID、Passを取得。2週間ほど掛かります。

次は無線機の購入。電波は出せませんが、今は技適マーク付きの無線機を使う必要があり、申請時に
技適番号の入力が必要です。初心者なのでまずはハンディ機、D-STARにも興味があるのでIcomの
ID-52を購入。結構な値段ですね。当たり前ですが無線局免許取得までは免許証や無線機があっても
使えません。

 

しばらくするとIDを記載したハガキが郵便で送られてきます。
ID、仮パスを入力してログイン。パスワード変更後、ようやく申請開始です。
技適マーク付きの無線機なので、非常に簡単に申請出来ました。
ただ、これからまたまた時間が掛かります。約1ヶ月ほどすると申請OKの連絡が来ますので指示通り
手数料の振り込み、必要書類の送付を行い、さらに1週間ほどで無線局免許状が送られて来ます。



ようやく免許状届きました。長かった。続きは後日書くことにします。


お引越し PC-9801BX4

2023年04月18日 | 日記
家を転居しました。
で、家にある多くのマシンも移動し、設置するのに色々と面倒をしたので忘備録です。
まずはPC-9801BX4から

  

型番としては、一番最後に発売されたPC-9801となってます。ただ中身はPC-9821Xe10とほぼ同じらしい。
(私はXe10の事は良く知りません。)で、最後の9801という点では諸説あるらしいです。
私はこのマシンを当時(Windows95発売直後だったと記憶しています。)新品、格安で当時購入しました。
X68ユーザーではあるものの、98は持っていないとなにかと不便しましたので。

基本スペックはカタログ等検索してもらうとして、正直何もついていません。色々と手を入れないととても
使えるマシンとはなりませんでした。それがドツボにはまる原因となりました。

1、メモリ
  標準1.6メガバイトです。とりあえずは以前使っていたEMSボードをセットして使いました。後日
  互換機用の72ピンSIMMメモリを増設して(相性あり、使えるメモリは限られます)MAXの64メガ
  バイトに増設しました。
2,CPU
  標準では486の66Mhzです。良く知られている事ですが、CPUそばのジャンパを外すことにより、
  AMD5x86-P75を内部4倍速の133Mhzで動作可能となります。写真の通り換装済。
3,HDD
  HDDは搭載していませんですので、別途HDDの取付が必要。当時、偶然にもHDDマウンタを購入できて
  いましたので内部ケーブルと接続し、540MのHDDを使用しています。
  尚、BX4のIDEには注意が必要で、プライマリチャンネルしか認識しませんので注意が必要です。この
  HDD現在も元気に稼働中。
4、CD-ROM
  標準でCD-ROMはついていませんので別途接続が必要。IDEのものなら大体つながる模様です。私は
  PD付きのドライブを付けてますが、元気に動いています。



今回、再設置において、前々から気になっていたバックアップ電池の交換をしました。まだ売っている方
がおられまして助かりました。

  

拡張スロットは3つ。前回SCSIのHDDを接続する際に問題となりましたので、86ボード、SCSIカード
LANカードの3枚を差して使いました。

 

で、無事に起動するかと思いきや、問題発生。外付けSCSIのHDDが認識されたりされなかったりします。
(これは以前中のIDEHDDが駄目になりCF変換基盤を使って接続したもの)接続を確認したり、BIOSを
確認したりあれこれやりましたが改善せず。苦渋の決断ですがこのHDDの運用をあきらめ、もう一つの
変換番長PROを入れたHDDに変更します。

無事動作してますが、ここにも問題があります。この変換番長PROを接続したHDD、すごく遅い。100
ファイル程の中身があるディレクトリをコピーしようとしたら、数時間経っても終了せず。まだまだ問題が
ありそうです。

で、引っ越し後何とか復活した9801BX4、MS-DOSとWin95、Win3.1が動く貴重なマシンだけにまだまだ
遊ばせて欲しいものです。

X68000PROの外付けFDDを2ドライブにする

2022年07月04日 | デジタル・インターネット
以前書き込みをしましたが、X68000PROに外付けFDDを接続して使っています。
ところでこのドライブ、処分したFM-Townsから取り外した物なのですがいかんせん電源端子が無く、
フラットケーブルの7,9,11番に電源を入れて動作しています。今回、このドライブが
もう1個あるのでダメ元で2ドライブ増設作業を実施してみます。

 

※この作業、前述のように電源線をいじるデリケートな作業になります。フラットケーブルのピンを
間違えたり、ケーブルを逆差しにしただけでこわれます。もし同じ作業をされて失敗されても当方は
一切責任取れません。悪しからず。



これが現在使用しているケーブル。接続端子が1個の為、1ドライブ専用となっています。
そのままもう1個端子を増設するという方法もありますが、短いうえに前述のように電源をいじるので
新たに長いケーブルを作成してみます。

  

37ピンのコネクタを買ってきましました。間違えないようにはんだ付け。(尚前述の7,9.11ピン
ははんだ付けは有りません。)
ドライブが2ドライブなのでそれぞれに7,9,11ピンを引き出し、5Vの電源線としてまとめます。
この時、電源ラインは必ずドライブ側に入るようにします。(もちろん、電源コネクタ付のドライブを
接続する場合は使用しません。)



コネクタの接続が間違っていないかを十分確認した上で動作確認。とりあえずドライブは4つ認識されて
います。まずは一安心。

ところが3.5インチのドライブから起動出来ない。よく考えてみるとS_EXPFD.Xを組み込んでいません。
私の環境ではBOOTMENUと共存させている(PCMはなるべく容量の小さいものにしています。)ので、
SRAMクリア、BOOTMENU組み込み後、S_EXPFD.Xを-aオプションで起動、SRAMに常駐させ、無事
増設した両ドライブから起動できるようになりました。

XVIのHxCエミュレータをType.Cに戻す。

2022年06月03日 | デジタル・インターネット
16Mhz(通常クロック)で安定動作しているX68000XVIですが、現在TypeFを接続して運用しています。
ところが、このTypeF、見栄えは良いのですがいかんせん液晶画面が見づらい。字が小さいうえにモノクロ
のコントラストが低く、文字の判別がままなりません。使いづらくて仕方がないので少し見栄えは悪いの
ですが前に接続していたTypeCに戻してみる事にしました。



別のマシン(PC-88)の運用でイメージファイルの選択をジョイパッドで出来るようにしていますが、これ
がすこぶる使いやすいので、同じように改造してみます。
選択を左右ボタン、決定をトリガAで行います。(他のボタンは使いませんというか使えません。)



ケースは現在の物をそのまま使います。HxCをいかに固定するかとか、パッドをどう配線するかとか、色々
と気を使います。



取り付けて動作確認。液晶も良く見えますし、ジョイパッドでのオペレーションも快適です。ところで
このTypeC、元々はジャンパ1を2-3、ジャンパ2を1-2でHxC Bドライブがドライブ0、HxC A
ドライブがドライブ1という設定でなければまともに動作しなかった様な記憶があるのですが、
ジャンパ1を1-2、ジャンパ2を2-3でHxC Aドライブがドライブ0、HxCBドライブがドライブ1
という当たり前の設定で動いています。たまに読み込みエラーがでますが、これは別の問題かと思われます。
このHxC Floppy Emulatorという機械、まだまだ未開拓の領域が多いようですね。

X68000Compact プチ養生

2022年05月20日 | デジタル・インターネット
XVIのコンデンサ交換は何とか完了しましたが、いかんせんこの作業はリスクが大きすぎます。
ちょっとしたミスでもマシン全体に大ダメージを与える危険性が非常に高いです。
(作業をされる際やもちろん他人に依頼する際はその辺りを十分考慮して下さい。)
さて、Compactです。XVIが誤って動かなくなった時に備え、別の場所に置いていたものを予備
として持ってきておいたものです。
このマシンは以前、ネットで修理を請け負っていただける方にお願いして、
1、メインボードのコンデンサ交換。
2、スロットのコンデンサ交換。
3、電源のコンデンサ交換。
を実施してもらったものです。というわけでしばらくは運用可能なマシンなのですが、メンテ
ナンス実施していない部分や気になるところがあります。と、いうわけで少しメンテナンスして
みます。確認すべきは以下の点。
1、FDDが3.5インチのみ
2、PCM音量が小さい
3、FDD0番を認識しない事が多い
4、内蔵電池を交換していない。
です。1については仕方がないといえます。1号機(PRO)には3.5インチが接続されています
し、私の所有する68は3台ともMO、CD-ROMが接続されていますのでデータのやりとりはあまり
不安がありません。
2のPCM音量ですが、これについてはCompactはもともとPCM音量が小さめ(らしい)です。ただ、
色々チェックしてみると片チャンネルしか音声がなっていません。原因をすぐに突き止めるのは難し
いので今回は保留しておきます。
3ですが、とりあえずばらしてFDD周りを清掃、給脂してみます。
4については以前購入した新品のバックアップ電池を持ってますので、今回交換を実施してみます。

 

このCompactというマシン、ネジ1本外せば分解できる様になっているのですが、何度もやらないと
分解に慣れません。あちこち傷をつけたり、破損したりしますので、要注意です。

 

まずはFDD、ドライブ本体を認識しない事はあまりなくなりましたが、FDDそのものを片方のドライブ
だけ認識せず、再度ぶんかいです。この作業、非常に面倒。なんとか無事認識するようになりました。
次にバックアップ電池ですが、付け替えるだけでした。無事終了、順調に動作しています。




ところでこのマシン24Mhzで非常に安定して動作します。XVIの時のように途中でバスエラー等も起こ
さず、動作しています。というわけで元の場所に戻します。少し調子良くなりました。

X68000 XVI メンテナンス(その1)

2022年05月09日 | デジタル・インターネット
PC-8801のメンテナンスもほぼ完了したので、いよいよX68000XVIのコンデンサ
交換を実施してみる事にしました。
現在問題なく動作しているマシンですので作業リスクは非常に大きいのですが、そ
のうちに故障するのは間違いないので、コンデンサ交換に慣れつつある今、思い切
って実施してみる事にします。



教本はこれ、前にも書きましたがこの本はほんとに有難い。貴重な一冊です。
著者の岩崎氏に感謝。
XVIは分解からして気を使います。非常に面倒です。ただ私は過去にクロックアップ
改造等を実施し、何度も開けてますので少し慣れております。ただ、分解時に爪がち
ょっと欠けたりと少々破損はしてます。

 

ばらしてみました。大きく分けて5つに分けられます。
1、メインボード(電解コンデンサ4個)
2、コントロール基盤(マシン下部、電解コンデンサ36個)
3、アナログ基盤(電解コンデンサ8個)
4、内蔵拡張メモリ
5、拡張スロット(電解コンデンサ4個(低頭型)
このうち4の内蔵拡張メモリは同人ハードで入手して日が浅く、拡張スロットは低頭型が
必要なため今回のメンテナンスからは外します。ほかに純正MIDIボード、Neptune-Evolution
(スロット拡張メモリを兼ねる)は今回のメンテナンスからは外します。
それにしても膨大な電解コンデンサの数です。
実際、この作業に掛かる為、必要なコンデンサを購入したのですが、なかなか規格が合わなく
て大変苦労しました。



まずはアナログ基盤。ここは8個、基盤サイズが小さいので、なんとか完了。
次にメインボード、ここは4個ですので、そこまで難しくはありませんが、背の高いコンデンサ
を使うとシールド板に干渉するので注意が必要です。



問題はこのコントロール基盤。電解コンデンサは36個もあり、作業に非常に骨が折れます。
粛々と一個づつ取り付けるコンデンサ、極性を間違えないよう取り替えて行きます。



取り換えの途中に気づいたのですが、コントロール基盤のマウス取付コネクタの後ろのICに16V
47μFのコンデンサが取り付けられています。これはマニュアル等の情報にも無い物なのですが、
ついでに取り替えておきます。(ICと抵抗の足がこれでジャンパされていました。)



大変な時間と労力を要しましたが、なんとか交換完了。早速組み上げて試験です。
残念というか、いつもの事というか、トラブル発生。まずは電源に接続しただけで電源がが入り
ます。電源も前面スイッチでOFFされず、少し慌てましたが電源を外して電源を落とし、
接続を確認してみます。スピーカーの配線を付けていなかったので接続。これが原因かどうかは
わかりませんがなんとか起動しました。
ところが、画面表示が変。画面いっぱいが化けて、まともに表示されません。S-RAMクリア等
実施しましたが変化なし。お手上げです。作業は大失敗か?。嫌な気分になります。
試しに起動FDを入れてBOOTすると、なんか読み込んでいます。音も出ました。ゲームソフトに
替えてみたところ、一部の画面は表示されています。これはどうしたことか?悩みは尽きません。
さすがにこの日は疲れたので作業中止。対応策を考えます。
それから3日ほど経過。最悪の事態を考慮して別の場所で運用していたXVIコンパクトを準備。
もう一回ばらしてコンデンサのハンダ接続を再確認します。
アナログ基盤、メインボード、コントロール基盤共付け替えたコンデンサは間違いなく、きちんと
取り付けられています。
この状態から不良コンデンサを割り出すのは至難の業。もう一回全部替えてみるかという考えが
頭の一部をよぎります。
ふと、ここで、画面表示だけおかしいのなら、VRAMあたりはどうなの?とメインボードをひっ
くり返して確認したところ。



あー!ハンダ垂れがVRAMの所に落ちてます。まさに不測の事態。コンデンサ交換時にハンダこて
の先端から垂れた模様。こんなトラブルとは。
自動吸い取り機にてハンダ除去。ハンダ盛りを実施。どっと疲れが出ました。
組み上げて動作確認。問題なく起動。コンデンサ交換作業は無事完了してました。

 

元のように環境を整えます。以前はビニルテープで固定していた変換番長もしっかり固定します。
(少しだけですが)
しばらく運用してみます。とりあえず動作しているのですが、24Mhzでしばらく使っていると
前も出ていたエラーが発生。16Mhzに切り替えると治るので何らかの理由(熱暴走か?)で
支障が出ている模様。16Mhz(これが当たり前のクロック)での運用は問題ないのであまり
支障は無いのですが、24Mhzの場合前よりエラーが出る頻度が多くなった気がします。これは
しばらく運用しながら考える事にします。

PC-8801mkIISRの電源をメンテナンスしてみる その3 予備電源

2022年05月06日 | デジタル・インターネット
PC-8801mkIISR2台(運用機、予備機)のメンテナンスが終了しました。
で、取り外した電源(取り外し前は動作していました)があります。
いかんせんコンデンサ交換は素人工事の延長に過ぎず、いつ何時動かなくなるかもしれませんので、
この電源も色々養生してみます。

 

ケース取り外し。予備機の電源同様、基板もかなり汚れています。
コンデンサを取り外していきます。だいぶ作業にも慣れて来た様です。
やっぱりハンダ自動吸い取り機の効果は絶大です。



コンデンサは取り外し完了。基盤を清掃したところで、とりあえずこのままおいておくことにしました。
運用中のSRの電源に何か支障が起こった時、コンデンサを取り付けて運用する事にしました。
これでSRの養生はだいたい終了です。またしばらく元気に動いてくれる事でしょう。

PC-8801mkIISRの電源をメンテナンスしてみる その2 予備機

2022年04月26日 | デジタル・インターネット
PC-8801MHのメンテナンスもひと段落したので、次はSR予備機(2号機)の電源メンテナンスに掛かります。

  

前回のメンテナンスで取り外したSRの電源をメンテナンスします。これは取り外し時に動作OKだったものです。
分解してみると、電源のメイン基板はべたべたです。コンデンサを外すとやはりちょこちょこと漏れ跡が確認出来
ます。まずは清掃。

 

前回同様、コンデンサの容量、極性を間違わないように慎重に作業します。
やっぱり、取付よりも取り外しのほうが難しいですね。



組み上げて動作確認。5Vは出ている模様です。
作業は失敗せず、なんとか上手くいった模様。



電源を本体に組付けます。以前この機体はメインボードのコンデンサ交換は実施したので、ほぼメンテナンス終了。
予備機なのでバックアップ電池も取り付けないでおきます。



組み上げて電源ON。無事動作OK。予備機なのでとりあえず置いておきます。
次はこの機体から取り外した電源のメンテナンスをしてみる事にします。

PC-8801MHコンデンサ交換

2022年04月11日 | デジタル・インターネット
8801mkIISRのメンテナンスが上手くいった模様なので、いよいよ現在メインで使用している8801MHの
コンデンサ交換に挑戦してみます。

  

このマシンはPC-8801MH本体、GOTEK FDDエミュレータ改(2ドライブ)、純正SBII、キーボード変換アダプタ
(PS/2用)で運用しています。今のところ特に支障をきたす様な動作不良は起こしていませんが、いかんせんノー
メンテナンスで現在まで使用しています。というわけでいつ何時動作不良になるかわかりませんので、敷居は高い
のですがコンデンサ交換を実施してみます。(SRのメンテナンスも終了したことですし。)

  

まずは分解、MHは非常に楽です。メインボードのコンデンサは8個、基盤のパターンにダメージを与えぬようコン
デンサを取り外し、極性を間違えぬようにはんだ付けしていきます。前回のSRで作業に少し慣れてきた様です。
尚、SB2直下のコンデンサは普通のサイズだとSB2に干渉するのですが、今回取り付けたコンデンサは短いもので
したのでそのまま取り付けました。(ここは注意が必要の様です。)

 

次に拡張スロットのコンデンサ1個を交換します。

  

問題はこれ、SB2です。これはコンデンサ数が27個(だったと思う)もあり、さらに入手額が非常に高価だった
ので作業を実施するにはすこし躊躇します。そこで、同人ハードであるこのSB2互換ボードが購入出来ましたので、
今回はこれを接続してみる事にします。(純正SB2のメンテナンスは後日やることにします。)

   

さて、問題の電源です。SR程ではありませんがこれも結構な数のコンデンサがあり、敷居は非常に高いです。
一個づつ丁寧に作業を実施します。

 

テストで電源入れてみます。5Vの電圧をチェック。既定の電圧は出ているのを確認しましたので組付けます。
(無事にいくといいんですが。)

  

組付けて電源ON。どきどきする一瞬です。無事に電源が入り、ソフトが起動しました。
しばらく運用してOKの様です。またこれから元気に動いてくれる事でしょう。



PC-8801mkIISRの電源をメンテナンスしてみる

2022年04月01日 | デジタル・インターネット
長い事思案していましたが、SRの電源コンデンサ交換作業をして見る事にしました。
以前、88VA2の電源コンデンサ交換に失敗したことや、SR電源のコンデンサの多さ
(合計24個)等の要因から作業をためらってましたが、予備の電源を持っている事等を
考慮し、丁寧に実施してみます。



教本はこれ、岩崎浩文さんの修理マニュアルです。本当にこの本は有難い。わかりやすく
書かれています。ただ、この書物にも掲載されている通り、「電源修理はリスクが高く、
不慣れな人が修理するのはおすすめしない。」です。適当に実施すると機械を破損する可
能性が高い。その通りだと思います。作業を実施される方はあくまでも自己責任で実施
して頂きたいと思います。

まずは、必要なコンデンサの調達。SRの電源は低ESR(低インピーダンス)のコンデンサ
をそろえる必要があり、適切なコンデンサの選定に一苦労。このマニュアルに記述されてい
る通りにはそろいません。色々なメーカーの適切と思われるものをいちいち確認しながら
ネット発注です。地元のパーツ屋さんが閉めてしまった上、このところ県外にも行けない
ので仕方ありませんが。(博多に行ったときは結構この本に書かれているカホパーツ
センターにも行っていましたが、コロナ禍の影響で行く事が出来ない状態です。)



さて、いつのまにか気が付くと私はSRの電源を都合4台所有していました。うち3台は
運用機、予備機、パーツ取り機の3台で、とりあえず動作しています。もう一台の電源
は予備の為購入しておいたもの。今回はとりあえずこれをメンテしてみます。

念のためこの電源を接続して起動試験。残念なことに起動しません。分解してコンデンサ
取り外しの作業に掛かります。

外したコンデンサは思ったより綺麗です。基板を見てみると致命的なダメージはなさそう
です。一個ずつ容量、耐圧を確認しながら外します。この時にどのコンデンサがどこに
装着してあったかを記録しておくのは必須です。私はマニュアルと比較して一個づつ確認
しました。



取り外し作業は苦難の連続です。ただ全て外し終わる頃は慣れて来ました。(間違って
全然違うパーツを外した時は焦りましたが、丁寧に付け直し。作業全体からするとこの
コンデンサ取り外しはほとんどの労力を使いますね。



基板を清掃。丸形のしみがたくさんついていましたので清掃。(私は無水エタノール
を使用しました。)コンデンサを極性を間違えないように装着。はんだ付けです。
取付終了後もう一回コンデンサの容量、耐圧、極性が間違えていないか確認です。

テストで電圧測定。(写真は測れていないときの写真ですが)何とか5V出ている模様です。
他の電圧はマシンに接続しないと出ないようですので、とりあえず仮チェックOK。



組み上げて電源ON。一番緊張する場面です。無事電源が入り、ソフトが起動しました。
ソフトがこれなのはご勘弁。(すぐ手元にある2ドライブ必要なソフトだったので。)

数日運用してみましたが、特に問題なく動作しています。どうやら上手くいった模様で
す。これでまだ頑張って動いてくれる事でしょう。

最後に再び言いますが、この作業不慣れな方が実施するのは大変リスクが高いので、
内容を理解し、作業に十分に慣れてからの作業をお勧めします。(私のような素人が
こんな事を言うのは非常におこがましいのですが。(汗))