福島県猪苗代町小川医院

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サイマティクス臨床データ

2008-03-10 16:36:58 | Weblog
■第8回 日本代替・相補・伝統医療連合会議で発表。

※第8回JACT大会
2005/2005年2月26日(土)~27日(日)福岡市開催


※大会テーマ:21世紀の新しい医療「統合医療」を目指して...


◆サイマティクス(CYMATICS)の臨床演者:今田 剛(医師) 協同演者:宗方正幸(オペレーター) 


◆所属:自然医療センター




◆背 景◆ サイマティクス(Cymatics)とは

波動現象(振動により創成される物質の動きやパターンなど)の


研究を意味する言葉で、ギリシャ語“to kyma”「波」、“ta kymatika”「波動を呈する物質」からの造語である。

物質の波動現象の研究は物理学者E.F.F.Chladni(1756-1827)に始まり、

スイス人医師Hans Jenny(1901-1972)が研究を発展させ、

生物の器官の分化や細胞形成に振動が大きく関わっていることを示唆した。


一方、

英国人医師Dr. Sir Peter Guy Manners博士は、Cymaticsを病気治療に応用し、

患部に健康な器官や組織の周波数を音としてあてることにより

異常周波数を有する細胞・組織・器官を正常化する

治療法(サイマティクス医療)を創始した。

今回、Manners博士が開発したサイマティクス医療の有効性を評価した。



◆方法◆

対象は、整形外科的疾患を有する患者24例

(男性10、女性14、平均年齢59.0才)、


44病変腰痛20

(椎間板ヘルニア8、脊柱管狭窄症6、変形性腰椎症3、腰痛症1、腰椎辷り症1、心因性腰痛1)、


膝関節痛11

(変形性膝関節症8、膝半月板損傷2、心因性疼痛1)、

肩及び肩甲部痛8

(頸肩腕症候群4、肩関節周囲炎3、頸椎不安定症1)、

頚部痛5
(椎間板ヘルニア2、頸椎辷り症1、変形性頸椎症1、頸肩腕症候群1)で、


いずれも整形外科医の診断・治療にても疼痛を訴える症例である。


サイマティクス医療はサイマティックリサーチ株式会社製CR2000を用いて施行した。


CR2000は、Manners博士の発見した周波数、

可聴音域にある五種類の周波数の合成音からなる約470種類の音を内蔵し、

アンジュレーター(手持ちのスピーカー)を直接患部にあてがい使用する。


西洋医学的・東洋医学的観点から各症例に応じて約30種類の周波数を選択し
約1時間施術した。


今回使用した音は、

筋肉攣縮除去音、椎間板の音、脊柱の音、椎体のずれを取る音、腰痛を取る音、

靭帯の音、坐骨神経痛を取る音、神経圧迫解除音、経絡の滞りを取る音など

整形外科領域を中心とし、

これに精神面の音、第一・第四チャクラの音、バッチフラワーレメディの音などを
適時選択し施術した。

 
治療効果判定は、施術前後に痛みのVAS ( Visual Analog Scale)を用いて
有意差検定を行った。



◆結果◆

腰痛はサイマティクス施術約1時間後有意に軽減した
(VAS 35.3±2.2(SE)→18.2±1.7, p<0.001)。 膝関節痛もサイマティクス施術1時間後有意に軽減した
(VAS44.6±3.0(SE)→23.8±3.2,P<0.001)。 肩関節痛も施術後有意に軽減した
(VAS 30.2±2.4(SE)→16.5±2.1,P<0.001)。 頚部痛も施術後有意に軽減した
(VAS 30.3±3.7(SE)→17.7±3.5, P<0.001)。 一度の施術で完全に疼痛の消失した例は延べ267例中83例(31.1%)に認められた。

副作用は全く認められなかった。



◆結論◆

サイマティクス医療は、西洋医学的治療に抵抗性の各種整形外科疾患の疼痛緩和に有効である。