IOSにどっぷり浸かって鼻歌まじりにCatalsyを触っていた時期が長かった私は、遅まきながら最近はNX-OS搭載の機器を中心に触れることを心がけています。
自分がどこの階層にいようがshow runが叩けてしまう点(do sh runでなくてもいいの?)にみられる変化、write memoryがない点、かと思えばfeature配下に色々と有効化できる実装が並んでいる点、などなど幾つかの特徴的な違いが見られます。
さて、最近触れる機会のある装置にCisco MDS9148があります。

vsan(virtual SAN)・・・VSANは物理的に同一のファブリックに接続された装置間で分離構成を提供する。
「SANスイッチの設定って何をすればいいの?」初めてSANの設定を行う際にまずこのような疑問がわくでしょう。大きな流れとしては、以下のような感じになります。(参照元:Ciscoのマニュアル)
1.VSANの作成
2.VSANにインターフェースを追加
3.インターフェースの設定
4.インターフェースの有効化
5.ケーブルの差し込み
ここまでの、流れはVSANを(きっと今まで多くの方が慣れているであろう)VLANに置き換えるイメージで見ればわかりやすいかもしれません。
そしてその次の流れがSANスイッチ設定の一番大事なところとも言える、Zone作成の部分となります。
6. zoneの作成
7. zoneへのメンバーの追加
8. zonesetの作成
9. zonesetへの複数zoneの追加
10.zonesetのアクティベーション
11.各種ステータスの確認
※特に10.のactivateを忘れると、sh run でzonesetの作成ができているように見えても追加した内容が反映されません。
下記のコマンド、
# sh zone active
の表記中に見あたらないようであれば該当ゾーンセットに関する通信は出来ないことを知っておきましょう。
設定例を含めて、続きはまた書こうと思います。