O村ライターのたわごと

マニアというには半端な。陸上ライター歴20年の細道。
しかしともかく陸上好きな奥村崇がいろんなお話をしていきます。

インターハイの地区別得点を調べてみた話

2014年08月15日 | 陸上

積み上がった資料の山が「巨人の壁」のようです。



太陽の照り返しが眩しくても
こんばんは。
O村ライターです。



子供のころはまったくの無自覚だったのに、
大人になってから、それに気づきました。
自分にはとっても使える特性があることを。



それは、
虫に強いことです。



小さき頃から、
アゲハ蝶の幼虫を飼い、
蝉の抜け殻を集め、
ザリガニを釣りあげ、
地蜘蛛の巣を引き抜いて遊び、
カマキリのたまごを孵化させ、
カナブンに糸をくくりつけ飛ばしながら散歩し、
柿の木に大量発生した毛虫を駆除し、
大量のカブトムシを幼虫から育て上げ、
イナゴの佃煮に舌鼓を打ちました。
わたくしには、都会育ちの方々の、
虫を恐れる気持ちがまったく理解できません



夏にはいっぱい出くわしますね。
みなさまのキライな、クモやら、ゴキちゃんやら。
キャーキャー言っているお嬢様方の気持ちが、
まったく理解できないわたくしです。



理解できないので、
はじめはキャーキャー言っているのを不思議な気持ちで見ているだけでした。



ある時、学校の教室に小さいムカデ出現。
あまりに騒然としていたので、
ソイツを捕えて、外へ逃がしました。
すると、女子から絶賛の嵐です。



ある時、電車内に小グモが出現。
捕まえて、窓から外へ追い出しました。
居合わせた女子高生たちに、
うっとりした目で見つめられます。



もしかして、虫に強いと、モテるのか……!?
田舎では何てことない虫への耐性が、
都会では、エクスカリバー級の武器になるというのか!!
知らなかった……!!



田舎育ちゆえに磨かれ、
田舎から飛び出した後に自覚したこの能力。
時が巡り、今となっては、
家庭内におけるわたくしの
欠かせないアイデンティティーになっています。



家庭内の力関係は当然、
私<妻
厳然たる事実であります。



しかし妻は極度の虫嫌いのため、
妻<虫
です。5mmほどのクモにキャーキャー言っています。



そして、虫には圧倒的に強いわたくし。
虫<私
と、こうなります。



この三者の均衡状態によって、
わたくしの家庭内の地位が保たれているといっても
過言ではないでしょう。



くだらないお話はこれくらいにしまして……



たまには陸上記者らしく、
独自データを出してみたいと思います。
今回のインターハイの結果から、
まず、
地区別の優勝数を集計しました。



「2014年インターハイ・地区別優勝数」
(1)近畿……13(男子7・女子6)
(2)南関東…12(男子9・女子3)
(3)中国…… 5(男子2・女子3)
(4)四国…… 2(男子1・女子1)
(5)北海道… 1(男子0・女子1)
(5)東北…… 1(男子0・女子1)
(5)北関東… 1(男子1・女子0)
(5)北信越… 1(男子1・女子0)
(5)北九州… 1(男子0・女子1)
(5)南九州… 1(男子0・女子1)
(11)東海……0(男子0・女子0)



近畿と南関東の2ブロックだけで、
約3分の2を占めましたね。



次に、
総合得点(1位8点、2位7点、……8位1点)を、
地区別に集計しました。




「2014年インターハイ・地区別得点」
(1)南関東…331 (男子226 ・女子105)
(2)近畿……292 (男子150 ・女子142)
(3)東海……158.5(男子 88.5・女子 70)
(4)北関東…119 (男子 44 ・女子 75)
(5)東北……103 (男子 60 ・女子 43)
(6)中国…… 82 (男子 26 ・女子 56)
(7)北九州… 76 (男子 39 ・女子 37)
(8)北信越… 67 (男子 35 ・女子 32)
(9)南九州… 63 (男子 30 ・女子 33)
(10)四国……38.5(男子 29.5・女子 9)
(11)北海道…37 (男子 27 ・女子 10)



南関東と近畿だけで、総得点の半分近い、45%を稼いでいます。
これほど、この2地区のレベルが突出して高い、
ということですね。
こうして集計してみると、
感じていた以上の地域格差です。



これは今年だけの傾向でしょうか?
それでは、
至近3年に広げて、得点を集計してみましょう。



「インターハイ・地区別得点」
「2012~2014年の合計&平均」
(1)近畿……837.5(平均279.2)
(2)南関東…831 (平均277 )
(3)東海……535.5(平均178.5)
(4)北関東…350 (平均116.7)
(5)東北……340 (平均113.3)
(6)北九州…274.5(平均 91.5)
(7)中国……264 (平均 88 )
(8)北信越…233 (平均 77.7)
(9)南九州…207 (平均 69.2)
(10)北海道…132 (平均 44 )
(11)四国……96 (平均 32 )



若干の変動はあっても、
大勢の傾向は変わりませんね。
これほど地域ごとのレベル差を見せつけられると、
考えさせられるものがあります。
(つづく)


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