愛媛で健康にこだわった家を建てる

マイホームの夢〈短編小説〉を書きました。愛媛松山市でこだわった自然素材の注文住宅を建てる工務店社長です。

平屋の問題点を克服する

2021年01月21日 06時00分00秒 | 〝空気がうまい家〟の暮らし
平屋を建てるとき、、、忘れていること
 
平屋は2階がないので、1階と2階行き来の上下運動がないので生活が楽です。
 
2階建てだと、、、
 
洗濯物を干す時、仕舞う時の2回は階段の上り下りが発生します。
それに加えて、気象変動の今の時代はスコールが降ったりします。
 
洗濯物を2階のベランダに干すのが大変で、部屋干しが多くなっています。
部屋干し用の洗剤が発売されたりしている理由です。

年老いた年齢になると毎日洗濯を干すのが大変で、洗濯物がベランダに干していない家が多いと感じます。
 
 
2階の子供部屋も、ローンを払い終わった頃の年齢になると使われていない方が多い。
 
ほとんど、1階で生活して何のために2階があるのか分からなくなります。
 
そんな意味で、2階の無い平屋は理想の住まいです。
 
 
土地を広く買える方にはオススメです。
 
 
ただ、この点にだけ注目して、重要なポイントを忘れられる方が多いと思います。
 
 
2階建てだと屋根からの熱がそのまま伝わる2階が暑いですが、、、
平屋だと、2階が無いので、屋根の熱はそのままお部屋に伝わります。
 
 
平屋の熱問題を克服するためには、断熱ではなく、遮熱という考えが必要です。
 
 
私の会社ではアルミ製の高性能遮熱シートを屋根に貼っています。
 
それだけでは不十分で、屋根自体を通気断熱して9層構造の屋根にしています。
 
ここまでやって、屋根の温度が55℃のとき、屋根裏は30℃代になっています。
 
なので、平屋でも夏に熱くならない、冬に熱が逃げない家にしています。
 
 
 
(写真)
屋根の軒下から見えるアルミ遮熱材



(写真)床下のアルミ遮熱材
この上に38ミリの厚みがある無添加・無塗装・ノーワックスの無垢材の床を貼ります。
アルミ遮熱材と38mmの厚みがあるフローリング材の間の静止空気層も断熱になります。
冬には床暖房なしで暖かく、夏に涼しい床になります。
 
 
(写真:平屋の屋根に上ってみました)