トロイア城の北に位置するチョコボの村。
首尾よく黒チョコボを捕らえたパロムとレオノーラは、
磁力の洞窟を目指し飛び立つ。
その直後、村に追っ手の兵士達がやってきた。
兵士「いたぞ!追えッ!」
大空をはばたく黒チョコボ。
レオノーラ「バロンの飛空艇!」
パロム「見つかっちまったか!しっかりつかまってろよ!」
激しい砲撃。
パロム「バッカヤロー!当たったらどうすんだよ!」
必死の思いで磁力の洞窟までたどり着くと、
二人は大急ぎで黒チョコボの背から飛び降りた。
レオノーラ「ありがとう!おまえも早くお逃げ」
黒チョコボ「クエーッ!」
レオノーラ「こっちです!」
パロム「ああ!」
黒チョコボが飛び去るのを確認して、磁力の洞窟に足を踏み入れる。
パロム「うへえ!こいつはすごい磁力だぜ」
レオノーラ「金属製の武器防具は必ず外してください。動けなくなってしまいますので…」
パロム「これなら兵たちも身動き取れないってわけだ」
レオノーラ「ええ」
パロム「じゃ、あんたはトロイアに戻りな」
パロムはレオノーラに背を向け歩き出した。
レオノーラ「え!?」
パロム「こっから先は本番だ。修練とはわけが違う」
追いすがるレオノーラ。
レオノーラ「か、覚悟はできています!それに…私の白魔法も必要なはずです!」
パロムはレオノーラから視線を外し、つぶやいた。
パロム「…白魔法使いってのはガンコじゃなきゃなれんのかね?」
レオノーラ「え?」
パロム「いや、何でもない」
二人は磁力の洞窟の奥へと進む。
クリスタルルームのある地下4階。
桟橋を渡っていると濃い霧が立ち込めて、視界を塞いだ。
パロム「これは…!?」
レオノーラ「神官様たちがほどこした障壁です」
パロム「で、本当の通路は?」
レオノーラ「こちらです!」
レオノーラは、足元に何もない空間を歩き出した。
パロム「なるほどね」
パロムもそれに続く。
一旦 地下5階へと降り、別の階段を使って4階に戻るとクリスタルルームは目前だった。
安堵したのもつかの間、障壁の向こう側から声がする。
兵士「…いたぞッ!」
レオノーラ「パロム…!」
パロム「クソ…ッ!装備を外して追ってきやがったか!」
クリスタルルームへ逃げ込む二人。
入口を警戒するパロム。その後で、レオノーラはクリスタルを台座に安置した。
パロム「ここまでだな…」
レオノーラ「え?」
パロム「追っ手の数を考えてみろ。オレたちの魔力も無限じゃない。
数で押されればやがて力尽きる…」
レオノーラ「……」
パロム「それが現実だ」
レオノーラ「らしくない…」
パロム「え?」
レオノーラ「そんなのあなたらしくない!」
パロム「あんたにオレの何がわかるってんだ!?」
レオノーラ「……」
パロム「……!?」
邪悪な気配を感じ、揃って辺りを見回す。
パロム「下がれ、レオノーラ!」
パロムがレオノーラを台座から引っ張りおろした。
気配が形になる。
???「ナガキ…フウインガ トケタカ…」
レオノーラ「ダークエルフ…!」
ダークエルフ「オレハ アノトキ ニクタイヲ ウシナッタニ スギナイ…。
ダガ クリスタルノ オカゲデ フッカツデキタ…!
アノ イヤナ オトモ ナイ。
コンドコソ エイエンノ イノチガ テニ ハイル…!」
―ダークエルフと戦闘になります。
ある程度痛めつけると…お約束。
ダークエルフ「ナラバ スガタ カエルシカナイ…!」
―ダークドラゴンに変身します。
魔法がききません(ダメージ0)物理攻撃もダメージ1。お手上げ。
レオノーラ「パロム…!」
パロム「魔法が通じねえ…!?」
突然、召還獣シヴァが現れ、ダークドラゴンにダイヤモンドダストを放った。
ダークドラゴンの変身は解かれ、ダークエルフがその場で崩れ落ちる。
ダークエルフ「クク…ナゼ アノ オトモ ナイノニ…エイエン ノ イノチガ…グガゲゴ!」
パロム「シヴァ…てことは…!」
レオノーラをかばうように立ち、入り口を見据えるパロム。
謎の少女がゆっくりとクリスタルルームに入ってきた。
パロム「あんたは…!?」
謎の少女「クリスタルを渡せ」
パロム「あんた…バロンの人間じゃないな」
後ずさるパロムとレオノーラ。
謎の少女「聞こえなかったか?クリスタルを渡せ」
パロム「セシルは、どうしてる?」
謎の少女「答える必要はない。渡さぬなら、奪うだけ」
パロム「簡単に言ってくれるぜ」
謎の少女「劣等種にしては多少は思慮深いようだが…
己と相手の力の差を理解できないと見える」
この期に、とレオノーラは台座を駆け登り、クリスタルを握り締めるとパロムの元に戻った。
レオノーラ「パロム…!」
パロム(クリスタルをオレに渡してあんたは、逃げろ)
レオノーラ(そ、そんな…!)
パロム(オレの弟子だろ?)
レオノーラ(でも…)
パロム(心配すんな。とっておきの秘策がある)
レオノーラ(本当ですか…?)
パロムは小さくうなずく。
パロム(ああ、オレを信じろ)
レオノーラからクリスタルを受け取ると、パロムはそれを高く掲げる。
パロム「行け!レオノーラ…!!」
パロムの魔法によって、レオノーラはこの場から姿を消した。
謎の少女「クリスタルを渡す気になったようだな」
パロム「劣等種と言ったな?」
謎の少女「ああ」
パロム「その劣等種に出し抜かれるんだよあんたは…!」
謎の少女「どういう意味だ?」
パロム「…こういう意味さ。…ブレイク!」
パロムの体が石化する!
一方、レオノーラはクリスタルルームのすぐ側にある部屋に飛ばされていた。
レオノーラ「……!?パロム…」
パロムの異変を感じ取り、彼女は急いで部屋を出る。
再びクリスタルルーム。
謎の少女「クリスタルとともに石化するとはな…。
ならば、その身を打ち砕きクリスタルを回収するまでだ」
レオノーラ「待って…!」
レオノーラが駆け込んでくる。
レオノーラ「パロムに触らないで!」
謎の少女「われらが必要なのはクリスタルのみ」
レオノーラ「…わかったわ。…エスナ!」
パロム(バカ野郎!なんで戻ってきやがった!?)
レオノーラ(クリスタルごと石化するなんて…粉々にされたらどうするの!?)
パロム(そんなもんあいつのはったりだ!)
レオノーラ(それは…あなたのほうよ…。そう…昔から、ずっと…)
パロム(昔…!?)
―回想シーンが入ります。
ミシディア。
湖のほとりで、町の少女を相手に大げさな身振り手振りで武勇伝を語る小さなパロム。
パロム「そのときオイラが得意のブリザドで試練の山の…」
ポロムが走ってきて、パロムの頭にげんこつをくらわせる。
パロム「イテテ!」
ポロム「いい加減にしなさい!長老、カンカンよ!」
―回想終わり。
4のエンディングの一場面ですね。あの子がレオノーラだったと。
パロム「あんた…あのときの…!」
レオノーラ「昔から、あなたはずっとそうだった…。
みんなを元気づけるため…はったりばかり…」
謎の少女「それでいい」
パロム「勘違いすんなよ…」
謎の少女「……!?」
パロム「誰がこいつを渡すって言った?」
謎の少女「生存の可能性をみずから否定するとは理解しがたい思考だ」
パロム「確かにな。神官失格だよこいつは。
けどオレの相棒としては合格だ!」
―新しいバンド技が使えるようになります。
そして、謎の少女と戦闘。何回も出てきたけど戦うの初めて。
懸命に魔法攻撃を繰り返すも、謎の少女にはまったく堪えないようだった。
謎の少女「やはりこの程度か…」
謎の少女はシヴァを召還した!
ダイヤモンドダストによって力尽きるレオノーラ、膝まづくパロム。
パロム「レ…レオ…ノーラ…」
レオノーラ「……」
パロムも倒れこんでしまう。
謎の少女はパロムから土のクリスタルを奪うと、踵を返した。
パロム「待ち…やが…れ…」
謎の少女「貴様らにはもう用はない」
謎の少女は姿を消した…。
パロム「ちく…しょう…ちく…しょおおー…ッ!!」
一方その頃、試練の山。
カインとポロム。
ポロム「……!!」
カイン「どうした?」
ポロム「パロム…!?」
パロム編、ここまでで終了です。
===
いや、なかなか盛り上がった
レオノーラを連れてパブ王様に行くと楽しいらしいので
会員証が欲しいんだけど…お金を貯める時間などありません!
終章で行けるようになるかな…
ところで、エッジ編のキャラ紹介が公式にあがってましたね
いいですね…特にくのいちイザヨイ
5月下旬の配信が楽しみです
首尾よく黒チョコボを捕らえたパロムとレオノーラは、
磁力の洞窟を目指し飛び立つ。
その直後、村に追っ手の兵士達がやってきた。
兵士「いたぞ!追えッ!」
大空をはばたく黒チョコボ。
レオノーラ「バロンの飛空艇!」
パロム「見つかっちまったか!しっかりつかまってろよ!」
激しい砲撃。
パロム「バッカヤロー!当たったらどうすんだよ!」
必死の思いで磁力の洞窟までたどり着くと、
二人は大急ぎで黒チョコボの背から飛び降りた。
レオノーラ「ありがとう!おまえも早くお逃げ」
黒チョコボ「クエーッ!」
レオノーラ「こっちです!」
パロム「ああ!」
黒チョコボが飛び去るのを確認して、磁力の洞窟に足を踏み入れる。
パロム「うへえ!こいつはすごい磁力だぜ」
レオノーラ「金属製の武器防具は必ず外してください。動けなくなってしまいますので…」
パロム「これなら兵たちも身動き取れないってわけだ」
レオノーラ「ええ」
パロム「じゃ、あんたはトロイアに戻りな」
パロムはレオノーラに背を向け歩き出した。
レオノーラ「え!?」
パロム「こっから先は本番だ。修練とはわけが違う」
追いすがるレオノーラ。
レオノーラ「か、覚悟はできています!それに…私の白魔法も必要なはずです!」
パロムはレオノーラから視線を外し、つぶやいた。
パロム「…白魔法使いってのはガンコじゃなきゃなれんのかね?」
レオノーラ「え?」
パロム「いや、何でもない」
二人は磁力の洞窟の奥へと進む。
クリスタルルームのある地下4階。
桟橋を渡っていると濃い霧が立ち込めて、視界を塞いだ。
パロム「これは…!?」
レオノーラ「神官様たちがほどこした障壁です」
パロム「で、本当の通路は?」
レオノーラ「こちらです!」
レオノーラは、足元に何もない空間を歩き出した。
パロム「なるほどね」
パロムもそれに続く。
一旦 地下5階へと降り、別の階段を使って4階に戻るとクリスタルルームは目前だった。
安堵したのもつかの間、障壁の向こう側から声がする。
兵士「…いたぞッ!」
レオノーラ「パロム…!」
パロム「クソ…ッ!装備を外して追ってきやがったか!」
クリスタルルームへ逃げ込む二人。
入口を警戒するパロム。その後で、レオノーラはクリスタルを台座に安置した。
パロム「ここまでだな…」
レオノーラ「え?」
パロム「追っ手の数を考えてみろ。オレたちの魔力も無限じゃない。
数で押されればやがて力尽きる…」
レオノーラ「……」
パロム「それが現実だ」
レオノーラ「らしくない…」
パロム「え?」
レオノーラ「そんなのあなたらしくない!」
パロム「あんたにオレの何がわかるってんだ!?」
レオノーラ「……」
パロム「……!?」
邪悪な気配を感じ、揃って辺りを見回す。
パロム「下がれ、レオノーラ!」
パロムがレオノーラを台座から引っ張りおろした。
気配が形になる。
???「ナガキ…フウインガ トケタカ…」
レオノーラ「ダークエルフ…!」
ダークエルフ「オレハ アノトキ ニクタイヲ ウシナッタニ スギナイ…。
ダガ クリスタルノ オカゲデ フッカツデキタ…!
アノ イヤナ オトモ ナイ。
コンドコソ エイエンノ イノチガ テニ ハイル…!」
―ダークエルフと戦闘になります。
ある程度痛めつけると…お約束。
ダークエルフ「ナラバ スガタ カエルシカナイ…!」
―ダークドラゴンに変身します。
魔法がききません(ダメージ0)物理攻撃もダメージ1。お手上げ。
レオノーラ「パロム…!」
パロム「魔法が通じねえ…!?」
突然、召還獣シヴァが現れ、ダークドラゴンにダイヤモンドダストを放った。
ダークドラゴンの変身は解かれ、ダークエルフがその場で崩れ落ちる。
ダークエルフ「クク…ナゼ アノ オトモ ナイノニ…エイエン ノ イノチガ…グガゲゴ!」
パロム「シヴァ…てことは…!」
レオノーラをかばうように立ち、入り口を見据えるパロム。
謎の少女がゆっくりとクリスタルルームに入ってきた。
パロム「あんたは…!?」
謎の少女「クリスタルを渡せ」
パロム「あんた…バロンの人間じゃないな」
後ずさるパロムとレオノーラ。
謎の少女「聞こえなかったか?クリスタルを渡せ」
パロム「セシルは、どうしてる?」
謎の少女「答える必要はない。渡さぬなら、奪うだけ」
パロム「簡単に言ってくれるぜ」
謎の少女「劣等種にしては多少は思慮深いようだが…
己と相手の力の差を理解できないと見える」
この期に、とレオノーラは台座を駆け登り、クリスタルを握り締めるとパロムの元に戻った。
レオノーラ「パロム…!」
パロム(クリスタルをオレに渡してあんたは、逃げろ)
レオノーラ(そ、そんな…!)
パロム(オレの弟子だろ?)
レオノーラ(でも…)
パロム(心配すんな。とっておきの秘策がある)
レオノーラ(本当ですか…?)
パロムは小さくうなずく。
パロム(ああ、オレを信じろ)
レオノーラからクリスタルを受け取ると、パロムはそれを高く掲げる。
パロム「行け!レオノーラ…!!」
パロムの魔法によって、レオノーラはこの場から姿を消した。
謎の少女「クリスタルを渡す気になったようだな」
パロム「劣等種と言ったな?」
謎の少女「ああ」
パロム「その劣等種に出し抜かれるんだよあんたは…!」
謎の少女「どういう意味だ?」
パロム「…こういう意味さ。…ブレイク!」
パロムの体が石化する!
一方、レオノーラはクリスタルルームのすぐ側にある部屋に飛ばされていた。
レオノーラ「……!?パロム…」
パロムの異変を感じ取り、彼女は急いで部屋を出る。
再びクリスタルルーム。
謎の少女「クリスタルとともに石化するとはな…。
ならば、その身を打ち砕きクリスタルを回収するまでだ」
レオノーラ「待って…!」
レオノーラが駆け込んでくる。
レオノーラ「パロムに触らないで!」
謎の少女「われらが必要なのはクリスタルのみ」
レオノーラ「…わかったわ。…エスナ!」
パロム(バカ野郎!なんで戻ってきやがった!?)
レオノーラ(クリスタルごと石化するなんて…粉々にされたらどうするの!?)
パロム(そんなもんあいつのはったりだ!)
レオノーラ(それは…あなたのほうよ…。そう…昔から、ずっと…)
パロム(昔…!?)
―回想シーンが入ります。
ミシディア。
湖のほとりで、町の少女を相手に大げさな身振り手振りで武勇伝を語る小さなパロム。
パロム「そのときオイラが得意のブリザドで試練の山の…」
ポロムが走ってきて、パロムの頭にげんこつをくらわせる。
パロム「イテテ!」
ポロム「いい加減にしなさい!長老、カンカンよ!」
―回想終わり。
4のエンディングの一場面ですね。あの子がレオノーラだったと。
パロム「あんた…あのときの…!」
レオノーラ「昔から、あなたはずっとそうだった…。
みんなを元気づけるため…はったりばかり…」
謎の少女「それでいい」
パロム「勘違いすんなよ…」
謎の少女「……!?」
パロム「誰がこいつを渡すって言った?」
謎の少女「生存の可能性をみずから否定するとは理解しがたい思考だ」
パロム「確かにな。神官失格だよこいつは。
けどオレの相棒としては合格だ!」
―新しいバンド技が使えるようになります。
そして、謎の少女と戦闘。何回も出てきたけど戦うの初めて。
懸命に魔法攻撃を繰り返すも、謎の少女にはまったく堪えないようだった。
謎の少女「やはりこの程度か…」
謎の少女はシヴァを召還した!
ダイヤモンドダストによって力尽きるレオノーラ、膝まづくパロム。
パロム「レ…レオ…ノーラ…」
レオノーラ「……」
パロムも倒れこんでしまう。
謎の少女はパロムから土のクリスタルを奪うと、踵を返した。
パロム「待ち…やが…れ…」
謎の少女「貴様らにはもう用はない」
謎の少女は姿を消した…。
パロム「ちく…しょう…ちく…しょおおー…ッ!!」
一方その頃、試練の山。
カインとポロム。
ポロム「……!!」
カイン「どうした?」
ポロム「パロム…!?」
パロム編、ここまでで終了です。
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いや、なかなか盛り上がった
レオノーラを連れてパブ王様に行くと楽しいらしいので
会員証が欲しいんだけど…お金を貯める時間などありません!
終章で行けるようになるかな…
ところで、エッジ編のキャラ紹介が公式にあがってましたね
いいですね…特にくのいちイザヨイ
5月下旬の配信が楽しみです