

さてソラキンから、来た方向のさらに奥に向かって歩くと、すぐに見えてくるのが四国水族館です。2020年4月に開館したばかりで、一度来てみたいなと思っていました。

もう午後3時半でしたが、四国水族館は夕方6時まで営業なので、あと2時間半あれば十分見て回れるかなと思い、入口左のチケット売場で入場料をお支払いして、中に入りました。
今日のイベントは、4時からのアザラシの餌やりだけだったので、それまでの間にカフェで休憩しようか、と本館2Fの「キッチンせとうち」に立ち寄りました。
四国水族館・Best3 第三位 ✨キッチンせとうち(カワウソワッフル)✨

パンケーキと迷ったんですが、メニューの写真を見て断然可愛らしかったので「カワウソワッフル」を注文。
とにかく、カワウソの目鼻をチョコで書いたコリコリのカステラが可愛い! この顔、単純そうで、中々描けないと思います。カリカリのワッフルを三角形にして、苺&ポッキー&生クリームとイチゴジャムで飾り立てています。ミシェルと半分コして、アイスコーヒーでいただきました。

ところで、キッチンせとうちの窓際の席に座って驚いたのが、ココからバッチリ、アザラシのエサやり水槽が目の前に繰り広げられたことです。
だから、ワッフル&コーヒーをいただきながら、室内でゆっくりとその様子を楽しみました。
他にも、先月からできたというアートスポット『UMI to SORA』がココから見えて、代わる代わるお客さんがそこで写真を撮っていたので「『ARTせとうち』みたいなのが、四国水族館にもあるよ!」「後で行こう」と、偶然にも見えたので行きました。
ココに来なければ、ひょっとして行かなかったかもしれないので、水族館に3時半に来て、カフェ休憩しながら4時からのアザラシの餌やりが特等席みたいな所から見えたし、アートスポットも発見したしで、ラッキーだったなと思いました。

アザラシは逆さまになって泳いだり、人が水槽を観賞していると真ん丸お目目で近寄ってきたり、とても人懐こくて愛嬌があり、水族館の人気者です。
餌やりタイムでは、前脚が短くて人間のように体を支えられないので、ド~ン!と体を水中から床に押し出して、飼育員さんににじり寄って懐く様子が見ていて微笑ましかったです。
四国水族館・Best3 第二位 🔱新アートスポット『UMI to SORA』🔱

今年、開業4周年を迎えるにあたり、四国水族館ならではの美しい瀬戸内海の景色を来場者に楽しんでもらいたいと、新たなアートスポットとして設置されたとのことで、先月の3/20にオープンしたばかりです。
(こんなのあるんだ!)と、先ほどの「キッチンせとうち」からの眺めで把握していたし、次から次へと皆がここを訪れて撮影を楽しんでいたのが見えたので、食後に早速1Fに降りて、アザラシの水槽の向こう側にある通路から、ミシェルと一緒に憩いの広場として整備された「潮風の庭」に出ました。


トントンと11段ある階段は、段差が少ないので楽々上まで上がれます。瀬戸内海の島々を見晴らすことができるのが、四国水族館ならではですね。雨はもう、傘を差さなくてもいいぐらいの小降りでした。
頂上にいると、そんなに高くはないですが、じっとして足元に目をやるとクラクラ💫してくる気がして、できるだけ遠くに目をやっていました。でも、もし下に落ちても芝生だし、両膝を曲げてしっかり同時に足の裏を地面に付けるような姿勢で着地すると、そんなにケガもしないかな、という高さです。

角度を変えて撮ってみました。何かの動物の角にも見えますね。青い傘で頭部が隠れているのがミシェルです。瀬戸大橋の周縁で、見晴らしが良くて気持ちのいい場所です。
四国水族館・Best3 第一位 👑渦潮の景 👑

本館のミュージアムショップに行く、出口の右横にあります。世界三大潮流の鳴門の渦潮を、まるで水中観覧船からのぞいたイメージとして忠実に再現したとのことです。

何がいいかって、この陽光が水中に差し込むキラキラ感を見て、すぐに金沢21世紀美術館の入口すぐの看板アート『スイミング・プール』を思い出したんです。『スイミング・プール』は、上からは水面の下に揺らいで波上になっている内部の人の様子を見るのも楽しいし、地下のプール内(普通の空間です)からは、水上の地上の人が波打って見えるのが面白かったです。

ここは本当に水中なので魚が思い思いに泳いでおり、魚と一緒になってキラキラ光る陽光の中、水面下の世界を一緒に楽しんでいる気になれます。人間なのに、魚の気持ちがわかるような気になるのが面白いんです。
ここで人物を撮っても、四国水族館にしかない特徴的な水槽の前で、結構明るく撮れるのでぜひ記念撮影したいスポットです。背景の水槽の、グラデーションになっているシーグリーンsea green色の味わいで、後ろ姿や、横を向いても、味わいがある面白い写真が撮れますよ。

もちろん、ユニークな魚の姿にも、水族館に来るといつも驚かされます。
現代のキーワードが「多様性」ですが、魚類の多様性にはいつも目を見張ります。「みんな違って、それでいい」って本当に思います。神様は、本当にいろんな面白いものをお作りになりますね。上の藍錆(あいさび)色の魚は、上の黄色の矢印の右の紺色の丸が目で、下の黄色の矢印の裂け目が口なんです。ジッとして石にも見えますが、微妙に口が動いていて、帰りにもう一度ここの水槽の前に来たら、場所を移動していました。決して魚屋さんで見ない魚です。

黒と黄色の、シマシマの線形の体。、これでナカナカ、素早く水中を移動します。これも、一つの尊い「命」の形なんですね。子供がダイバーシティ(多様性)を楽しみながら学んで受け入れるのには、水族館や動物園は、本当にいい場所です。人間も他の動物も、同じ生き物ですから。どんな形でもちゃんと目があって脳があって、それなりに考えて生きている訳ですから。

脚や頭や、腕のない線形の生き物は、それでも立派に存在できるんだな、と生命の不思議に思いを馳せます。白いイソギンチャクが水の流れに身をゆだねて、フゥワリ♪フワフワ♬揺れているのは、見ていてリラックスできますね。

エイも泳いでましたよ。笑っている顔みたいに見える裏側の、この目みたいに見えるのは、実は鼻らしいです。本物の目は、反対側の背中に付いています。
それはそれとして、碧と翠の世界を悠々と泳ぎまわっている姿は、陸の動物の人間が見ても、気持ち良くなってきます。自分がスイスイ泳ぎ回っている気になるんですよ。
水族館があれば、つい足を運びたくなりますよね。綺麗な水と、水中に生きる生物を見ていると、何か癒されるんですよね・・。人間の身体は、魚であった時代の名残がたくさんあるって言いますが、無意識に潜んでいる大昔の水の中の記憶を、思い出して郷愁に浸るような感覚がそこにあるのかもしれませんね。
それでは、来月も遠出する予定があるので、また報告します🖋
バイバイ👋しているみたいに見える泳ぐエイのポーズと共に、今回はこの辺で(@^^)/~~~