ただ日常をダラダラと‥

ぼっぼっぼっ‥

小林桂樹が山下清を演じた昭和33年の東宝映画「裸の大将」
アタシの知らないウチにいつの間にかDVD化されていたのがAmazonのブラックフライデーで1640円で売られていたんで即購入。
それがやっと先日に届いた。
この映画はレーザーデスクで持っていて盤が擦り切れるくらい観たが(光学式だからホントは擦り切れないケドよォ)改めて観直す。
デジタル修復をしたのだろうか?画質がすんごく良いのでビックヒ!
およそ40年前の当時に高画質と謳われたレーザーデスクの比じゃないよ。
またレーザーデスクでは左右の端が大幅にトリミングされていたがノートリミングなんでオリジナルの画面で観られて大マン足であります。



小林桂樹が演じる山下清は現代では表現すること自体が憚れるコミカルさとシニカルさと、そしてペーソスがあり、近所の年寄連中に「お前は何が楽しみなんだ?」と聞かれ、「楽しみも無ければ苦しみも無い」と答えたり、映画のラストで戦争で敗れた日本に自衛隊が出来てパレードするのを見て「戦争をやらないのに鉄砲持ってるのはどう言う訳かな?」と周りの者に聞いて回る山下清の姿が特にココロに沁みる。



こんなトコロが芦屋雁之助が演じたテレビドラマの「裸の大将放浪記」との決定的な差だとアタシは思う。
雁之助のも最初の頃はペーソス地味たトコが少しは見受けられたが、次第に「日本のゴッホ」として水戸黄門化して、毎回の様にオニギリを貰って食べてるアレな男が実は有名な絵描きだと分かり大騒ぎとなったり、不幸な女の子のタメに絵を描いてそれを売って助けたり、挙げ句の果てに今年昨年亡くなった高見知佳演じる嫁子なるキャラを作り山下清の許嫁にしたり‥まあテレビは放送コードがあるんで致し方無いとは思うのだが、もう少しこの映画の様に等身大の山下清の視線から見た世の中を描けなかったモノか。

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