ロートル技術屋の日記

月、火星、天王星の接近を撮影しました。

仕事帰りに空を見上げると月と火星が近い位置にいました。
そういえば、火星と天王星も20日ごろ大接近という情報も見ていました。
寒いのでパスしようかなと思っていたのですが、家内が明日から天気が悪いらしいと言うので重い腰を上げて撮影することにしました。
火星と天王星の接近は2度弱と昨年末の木星と土星の大接近の0.1度の20倍近いのと天王星の視直径が小さいので望遠鏡で見てもほぼ点にしか見えません。
望遠鏡を使うのはやめて望遠レンズで撮影しました。

使った機材はタムロンの古いズームレンズ200~500mmF6.9とソニーのα5000の組み合わせです。
火星と天王星を拡大して撮影するつもりでこのズームレンズを使いましたが、固定撮影では日周運動で思いのほか流れてしまったので200mmで月、火星、天王星を撮影するだけにしました。
200mmで済むのなら単焦点のAi Nikkor 200mm F4で十分でした。
絞り開放(F6.9)、露光時間は2秒です。



月と火星、天王星の明るさの差が非常に大きいので月の周り以外をPhotoshopでレベル調整しました。
天王星が青いことがわかります。
双眼鏡では月の明るさの影響で存在がわずかにわかる程度でした。
やはり空の暗い所に行かなければなりませんね。

天王星といえば何年か前に皆既月食中の月と一緒に写っていたのを思い出して探してみました。
2014年10月8日20時前後の皆既月食でした。
当時はミラーレス一眼を持っておらず、ソニーのコンパクトデジカメDSC-HX50Vで撮影していました。
このカメラは光学30倍ズーム搭載で、フルHDの動画撮影ができ、動画撮影中でもシャッターボタンを押せば静止画も記録されるという優れものです。
運動会や卒業式などで活躍してくれました。

一番広角側で撮影した画像こちらです。


EXIF dataによると撮影条件は、焦点距離19mm、F5.6 露光時間1秒、ISO感度1600です。
残念ながら天王星は写っていません。

次はズームの中間位置です。
焦点距離53mm、6.3 露光時間1秒、ISO感度1600です。
矢印の間に天王星が写っています。

ズーム最大の画像がこちらです。
焦点距離129mm、F6.3 露光時間1秒、ISO感度1600です。
右側に青く写っています。

当時、コンパクトデジカメでも結構きれいに写るということを認識しました。
というものの、一番の難点はオートフォーカスとの兼ね合いでうまく無限遠に焦点を合わせるのが難しいということです。

皆さんも試されてはいかがでしょうか。

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