細貝“天運”生かすぞ！先発デビュー

　「キリンチャレンジカップ、日本-パラグアイ」（４日、日産ス）
　ベビーフェースのファイターが、フル代表初招集でスタメンデビューを飾る。日本代表ＭＦ細貝は３日、ゲーム形式の練習でＭＦ中村とコンビを組んでダブルボランチを形成。「いつも以上のことはできない。いつも通りのプレーをしたい」と意気込んだ。
　“もっている”男だ。ＭＦ長谷部が負傷離脱をし、ＭＦ今野も前日練習中に右ふくらはぎに違和感を訴え、先発出場が決定的に。プロ１年目の０５年にも、チームに負傷者が相次ぎつかんだ出場機会で、天皇杯の優勝メンバーにまでなった。「僕は運が良いんですよね」と自覚するなど、天運を持つ。
　浦和で共にプレーしたこともある長谷部からは「チャンスだから頑張れよ」と背中を押された。「緊張はしない。タイミング良く前線に飛び出したい」と話す細貝が、デビュー戦で存在感を示す。

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長谷部緊急離脱…４日にドイツへ

　日本代表ＭＦ長谷部誠が、痛めていた右ふくらはぎの回復が思わしくないため、緊急離脱することが３日、決まった。４日にドイツへ戻る。「間に合うと思っていたが、自分の感覚が甘かった」と長谷部。また、ザッケローニ新監督については「第一声を聞いて、人間性とかを肌で感じられたので意味があった。『（ドイツでのプレーも）見ているからな』と言われました」と話した。

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中沢“代行”主将…代行監督が指名

　「キリンチャレンジカップ、日本-パラグアイ」（４日、日産ス）
　日本代表ＤＦ中沢がパラグアイ戦の主将を務める。３日、南アＷ杯でゲーム主将を務めたＭＦ長谷部が離脱。新チームの主将は流動的だったが原監督代行は「一番経験があるんで」と歴代３位の国際Ａマッチ１０９試合を誇る中沢を指名した。当の中沢は「代行監督から指名されたので“代行主将”ということで」と殊勝。

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本田、ザックに魅せる！新生日本初陣

　「キリンチャレンジカップ、日本-パラグアイ」（４日、日産ス）
　サッカー日本代表は４日、南アフリカＷ杯後では初の公式戦となるパラグアイ戦を迎える。３日は公式練習が行われ、トップ下で先発が確実なＭＦ本田圭佑（２４）＝ＣＳＫＡモスクワ＝は、Ｗ杯で敗れた因縁の相手とのリベンジマッチを前に、新代表の新たなスタイルとして、より攻撃的なサッカーを披露することを宣言。アルベルト・ザッケローニ新監督（５７）は就労ビザ取得前のため、スタンド観戦となるが、新代表の核を担う男が、１４年ブラジルＷ杯への指針を示す。
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　１４年まで俺が代表を引っ張る。南アフリカＷ杯後では初の公式戦を前に、ＭＦ本田が堂々と“所信表明”を打ち出した。「Ｗ杯の因縁を抜きにしても、勝たないといけない。しっかりと自分たちがどういうサッカーをするのかを見せる大事な一戦。Ｗ杯とは違ったものが求められる。より攻撃的な姿勢を見せたい」。
　相手はそのＷ杯で敗れたパラグアイ。単純な結果以上に、本田には悔いが残っている。Ｗ杯の直前に、岡田ＪＡＰＡＮは守備的な戦いにシフト。４試合で失点２。結果としてはそれが史上初の海外Ｗ杯１６強へと導いた。ただ、パラグアイ戦では“点を取られないサッカー”の限界を思い知らされた。涙をぬぐった試合後、本田は「もっと欲を出して戦うべきだった」と、話していた。新体制での初戦。自らのプレーで、代表の新たな形を見せるつもりでいる。
　ザッケローニ新監督も、本田に熱視線を送る。親しい知人には「本田は知っている。ロシアで活躍している若いやつだろう。欧州でも注目されているよ」と、話しているという。試合は就労ビザ取得前のため、スタンド観戦。それでも原監督代行が「この試合の形を、新監督にうまく引き継いでいければ」と話すように、この試合がザックＪＡＰＡＮの指針となるのは間違いない。
　この日の練習でも新指揮官がスタンドから見つめる中、主力組のトップ下で、キレのある動きを披露。居残り練習では珍しく切り返しての右足シュートを重点的に練習するなど、ゴールへの飽くなき執着をにじませた。「ブラジルまで、あと４年あるとも言えるけど、４年しかないとも考えられる。大事な試合になる」。地球の裏側へ向かう長き航路の始まり、本田がまず大きく舵を切る。

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夫人の人脈活用！貴審判部長マイク練習

　大相撲の貴乃花審判部長（３８）＝元横綱貴乃花＝が３日、景子夫人のつてを生かし、マイク講習を受ける考えを明かした。本場所の取組で、物言いがついた後に審判長が行う協議説明を考慮したもので、「（夫人の）知り合いに重鎮のアナウンサーもいらっしゃるので、指導してもらおうと思っています」と人脈をフル活用するつもりでいる。
　最初は景子夫人に相談したというが「私に言うの？」と断られたという。話す内容についても、「『ただ今の協議の結果』と始まるのを『勝負判定について』と言い換えようかとか、考えています」と自分なりの言葉を考え実践することで、「分かりやすい説明」を審判部に浸透させる。
　この日は両国国技館での新弟子検査に出席し、審判部長の初仕事を終えた。受検者が４人だったことを「もう少しいたらうれしいな」と残念がっていた。

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