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COFブログ

100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

読み聞かせ

2012年12月05日 | 親子の教室

お母さん自身のための時間をもつ、
それが、子ども未来の親クラスです。

自分と他者の違いも
アートを通すと
楽しく、穏やかに
感動すらあって
受け入れていく感じがしますね。

たとえば、先日の
杉並まぶりっく親クラスでは、
こんな楽しい体験があったようですよ。

「わくわく物語アート」

大人になると読み聞かせをすることはあっても、
自分がお話を聞く体験はすくないですよね。

今回、私たちが選んだお話は
宮沢賢治の「めくらぶどうと虹」というお話です。
そもそも、めくらぶどうってどんなぶどうなんでしょう?
ご存知ですか?

どんなぶどうを想像しますか? 

お母さん方にこのお話を聞いていただいて、
印象に残った場面を描いていただきました。

虹とぶどうと、そしてすすきの穂、ねずみ、、、
二人のお母さんの描いたモチーフはまるで同じでした。

興味深いのはこの先です。

「どんな場面を描いたのですか?」という問いかけに
物語の導入のところ、、、 
物語の最後のところ、、、
とそれぞれ違う場面だったのです。

主人公であるめくらぶどうの必死の訴えが心に残った方、
ゆったり優しく語り掛ける虹が心に残った方と
それぞれの注目していたところは全く違っていました。

こちらは、まことの目でみる、
そんな場面が印象に残って描かれた作品です。

どんなところが印象に残るか、それに善し悪しはありません。
どんなところに
自分の心がいちばんワクワクしたのか、
感動したのか、
それだけです。

人により視点が異なる、
言われてみたら当たり前のことだけど、
こうして目の前に絵や話として表現されると
新しい気付きにつながります。 

まぶりっくでは、物語の続きをそれぞれに創作してみました。

ずっとゆっくり熟成を続けるめくらぶどう。

鳥の声に振り向くと仲間を見つけて、自分の素晴しさに気付くぶどう。

成長しまことの目で見る力を得たぶどう。
 

一つの物語を受け止める印象は大人でもこんなに異なります。
ご夫婦、親子でもまた違ったストーリーが生まれそうですね。
お家でもたまにはこんなふうな物語の読み聞かせをしてみませんか?

今後のスケジュールは・・・
12/7(金)10:00~11:45
1/17 (木)10:00~11:45
阿佐ヶ谷地域区民センター   


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