皆さんこんにちは CODE BIKEの店長Nです。
先週29日より三重県 熊野市で開催されたUCIツアーレース ツール・ド・熊野へ
≪湘南ベルマーレ サイクルロードチーム≫のチームメカニックとして行って参りました。
ご存知の方も多かったと思います。
そんな訳で、基本わたくしN目線のレース?メカニック?
レポートを書こうと思います。
29日のプロローグへ向けて28日の早朝チームの皆さんと
移動を開始。 7時過ぎに平塚を出発して現地着いたのが
3時少し前、プロローグ&第一ステージが開催さ
れる和歌山県新宮市へ到着。
選手は直ぐに第一ステージが行われる赤木川コースへ
下見へ出かける為、ホテルの部屋へ向かいジャージに着替えます。
わたくしNは選手が着替えに行って居る間に、車の屋根からバイクを降ろして、各車の変速
をチェックして直ぐに出発出来る様に支度をします。 役割分担ですねぇ 笑
選手が試走へ向かった後、部屋へ荷物を置いてわたくしNもお着替えします。
何に着替えるのかって? それはですねぇ UCIのツアーレースともなると、選手はもちろん
チームスタッフも公の場へ出る際はスポンサーロゴなどの入ったシャツなどを着用するんで
すよ。 笑 生きてる看板ですからねぇ 当然と言えば当然でしょ! 笑
着替え済ませたら、お仕事開始!
車から決戦用の車輪やアップ用のローラー台など降ろして忘れ物が無いか?チェックを
して、明日のプロローグの準備&選手が戻り次第整備へ掛かる為の準備をします。
時間には余裕があるのですが、選手は6人でメカは1人ですからやる事は全て6人分だから
忙しい 苦笑
そんな事してる間に直ぐに時間は経過して、選手たちが戻って来てわたくしNの本業の時間
がスタート!
暗くなる前に全ての自転車を洗車&整備するんですが、この辺りからレーシングメカニックと
普通のメカニックの違いが出始めます。
これに尽きると思います。 事前に勉強へ
伺わせて頂いたTOJ(ツァーオブジャパン)でもそうで
したが、何処のチームも選手が戻れば即洗車。
それもただの洗車じゃ御座いません!
(写真はTOJのLAMPREチームの洗車の様子)
一般の方が見たらOHしたての様な綺麗
さに為るように洗車します。 しかも1台辺りに掛けるスピードが恐ろしく早くて10分から
15分程度の時間でそのレベルまで綺麗にします。 無駄な油や汚れを落とし、回転部品の
抵抗となる汚れは全て洗い落します。
れて居ないと言うのも事実なんですが、そう言う状態のバイク
が1番パフォーマンスを発揮する事を、選手もメカも関係者は皆
知ってるんです。
(ホテル前 洗車してバーテープ巻直した所です。)
なので、毎回洗車してバイクの状態をリセットして、新車に近い状態を出来るだけ長くキープ
出来る様に心掛けているんですねぇ そうでないと、どんなにいい部品や良く回るベアリング
入れても残念ながら本当の力が発揮できず無駄になってしまいます。
機材トラブルが無くレースを走り切らせ、且つ上位を狙うには何処に気を使わなければ行
けないのか?
この辺がホビーレーサーと実業団やツアーレースを走る選手&メカニックの違いなんですねぇ
(どこのチームもそうでしたが、ここの部分に関しては何処も妥協無し!のガチでした)
こんな事書くと「選手は自分で洗わないから」なんて思う方もきっと居ますよね?
私る限り普段の日の選手は、皆な自分で洗車してます。
少なくともベルマーレの選手は、練習して来て夜に自分で洗ってます。 「ねぇ紺野君」
そんな訳で、私が熊野で見て感じた事の1つ目のキーワードは≪洗車≫
選手には最高の状態のバイクで、最高のパフォーマンスを発揮してもらう。その基本は
洗車にあると言う事を改めて気づかされて来ました。
つづく
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