骨壷の義父に話しかける

お父さんも空へ

義父も空へ

火葬する寸前になって

義母が泣いて棺にしがみつき

「嫌だな…嫌だな

お父さんがいなくなってしまう

焼かないで」と言った

私はその言葉を聞いて

涙が溢れた

胸が締め付けられた

お父さんに手紙を書いた

棺の中に入れた

お父さんと一緒に灰になった

義父の骨はとても綺麗でした

皆で骨壷におさめた

小さくなった義父を

家に連れて帰った

帰り道

義父と会話

お父さん

今まで有り難う

たくさん

たくさん

たくさん

感謝です

お父さん

有り難う