御伽噺6  伽噺 6  'Different lovers also '

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失恋と夢を

2011-05-09 20:17:15 | 日記
「父親が大工で、俺も卒業したら跡を継ぎたいんだ」「君はずっと、私といる気があるなら」「他に好きになる女が出来るかもな」「君の方がもてるんだから、デートは暇な時ならいいよ」職場を見ると、きっと離れたくなくなる。ずっと、自由な恋愛をするつもりだったんだけどな。そして、私は勉強をしている。デートも疎らだし。そして、学年トップの成績になった。介護職に必要な介護をしてくれるメカを作りたいなと思った。ホームヘルパーの仕事を垣間見たけど、私には出来ない事をしている。せめて、大学では工業大学に行こうと思っている。「あと一年で別れようか。最後の遊びは君にしておくよ」「遊びじゃなくて、あと一年本気で好きになってよ」「そうしてみるよ」女慣れしているなと思った。私は一人の彼氏しかいなかった。でも、その時も本気で好きだった。そうして、高校一年の冬に二人でデートした。ずっと肩を寄せ合った。もし、『本物の告白』をしてくれたら、結婚してもいいよ。「あはは。大丈夫。ホスト大工だから」「いつもそうやってはぐらかす。いいよ。私はまた男を見つけるから」「まあ、その方がお互い楽しいって」でも、きっと、離れる。冬の雪が降ってくるから、「ずっと女でありたいから、立ち止まらないよ」まあ。分かっているからさ。いい恋をしているなと思った。最近、彼氏の会社で働く大工の娘と仲がいい。この子と付き合いたいんだな。ずっと傍にいたいんだなと思った。恋人がいるのかどうか知らないけど。その頃には、私は大学生だしと思った。「彼氏はどう?中学時代で付き合ってさ。最初の相手だよ」「でも、偉くもてたでしょう?」「私は淡白だったから」「結婚するの?」「分からないけど、つもりはあるよ」いい女だね。「君が別れるまでは付き合うつもり」「複雑だな」高校二年になって、仲良くなった。「別れようか?」「そうして貰えるとありがたい」「分かった」そして、私は3人の為に、桜の季節に彼氏と最後のデートをしていた。「他の男でも出来たの?」「何であの子をほっとくの?」「そっか。大人だな」「これからね。好きだったよ。ありがとう。普通科に通ったから、ロボットを作る会社に入社したいんだ。工業大学に行く。恋愛は今は考えていないけど」少し嘘をついた。立ち直る日が来る。それは短い期間ではないだろう。ロボット工学を習いたい。じゃあ、もう帰るよ。そっか。君も幸せになれるといいな。「そうだね」涙を隠すため一人で帰っていた。そして高校三年で彼氏が出来た。一緒の塾に入り、二人で一緒にいた。「大学一年間ぐらいは付き合おう」「いい女一杯いるって」そして、すぐに別れた。恋愛淡白になってしまった。たまに付き合う程度にした。そして大学を卒業して、一番なりたかった職業に着いた。私はラッキーな方だ。少なくても好きで職業を。結婚は27まで取って置こう。彼氏がまた出来たから。大人にさせた男は幸せなのだろうかと思った。もう、どうでもいいけど。

2011-05-09 17:17:11 | 日記
「愛しているんだ」そう呟いて砂浜で傷つける。私はもともと明るかった。恋愛を通り過ぎても落ち込まなかった。高校二年生の春に出会った人と出会って、少し違った。不倫だった。家族もいる子供もいる。最後に知った事だ。最後の会った時に聞かせてもらった。これ以上の恋愛はないだろう。
 「今までの誰より好きです」「それは嬉しいな」「煙草は好きじゃないの?」「どっちでもないですよ」「まあ、あまり好きじゃないけど。手放せない「私も家に行きたいんですけど」「来ない方がいいと思うよ。荷物が散乱しているから」外のデートいいですね。少し暑い季節ですね。もう出会って一ヶ月ですよ。すごく懐かしい気分になります。あと一ヶ月したら誘ってくれるのかな。そんな事を思っているのかな。きっとね。動悸を抑える。そして、夏に愛し合えた。どこか影がある。そんな所も魅力の一つだ。「彼女」は、煙草を咥えながら。「三人と恋している」まあ、大学行ったら、別れてしまうのだろうけど、それでいいと思っている。浮気は出来ないし、きっと出会いは巡って来る。「貢物がエルメスかシャネルしか」そんな事ばかり言っている。たまには、平日の夜に焼肉屋で奢ってくれる。実体験で言うと「生」は危険だからね。「今まで生で食べていたの?」「そう」「学校で一日休んだのはそのせいか」「一日で治ったけど」そんな話をいつもしていた。夏休みに一日も会えなかった。九月に入るまで我慢してくれたら高級ホテルでしよう。「分かった。それまで勉強しているね。仕事頑張ってね」「ああ」大学はどこに行こう。決めていなかった。その前にゲームを作っていきたいなという夢がある。理系で、成績がいいから。将来、研究者になれないかなと思った。まあ、普通の道を歩むと一番楽しいのかもしれないから。まだ将来、私はどら焼きでも作るかと思った。どこかにどら焼き屋で修行しようかなと。大学のバイトで。まあ、恋愛は長持ちしないのが残念だけど。いつか別れが来るのだなと思ったら、どうしようかな。そして、冬の海に彼氏が砂浜に連れて行ってくれた。そこで一緒に話していた。彼氏が引き止めて。そう願うようになったのは、最近だ。本当の意味で格好いい人がいても、ここまで影がある人はそんなにいないと思った。そして、高校生活の春。私は「最後のデート」をした。そこで明かしてくれたのは、別れた理由だった。妻と離婚したんだ。子供の養育費を払っている。ショックだった。でも、私は言った。再婚してくださいと。「君を好きになった。「彼女」をこれ以上は裏切れない。ごめんな」「違う女探してね」「多分もう出来ないと思うけど。君も傷つけて悪かったね」「今日が最後ですね」「そうだね」言葉は要らない。ただ泣いていた。そして、大学に入った。免許と車を買ってもらい。あの時の砂浜で傷をつけた。ただの恋愛で生きていこう。もっと影のある人と。

『片思い』

2011-05-08 20:26:02 | 日記
「最後にキスだけしよう」終わりはダイヤをくれた。小指に。そして、高校三年で別れた。あと一ヶ月いてくれたら、正式に 結婚告白 するつもりだった。彼氏より本音は好きだった。分かっている。こんな人に惹かれたのだと。
 出会いは雨の日。家出して来た私に声をかけられたのがきっかけだった。「警察行こうか」「出来れば泊めて貰えませんか?」それから人生を変えてくれた気がする。君とは付き合う気はない。そう言っている。でも、家の一部屋を借りられた。そして、ただカプチーノを飲み、将来は不安定すぎる。働くだけの気力も体力もない。ただ、この部屋にいられなくなったら、ずっと孤独を呪うだろう。そして、私はただずっとこの先は考える。薬が切れたら、いったん帰ろう。そう決めて、しばらく料理を自分の為に作っていた。「何でしてくれないの?そんなに魅力が無い?」「他の男なら、きっとしたいんじゃないか。高校行きたくないの?」「そうゆう問題じゃない」「俺は彼女が好きなんだ。君が完全に立ち直るまでは、結婚を待ってあげるよ。偽ダイヤじゃなくて、本物の指輪をあげるよ。ただし、それが最後の日。睡眠導入剤を貰いにいきな。合鍵あげるから、愚痴ぐらいなら話してもいいよ」ありがとう。そして、17を超えて他に彼氏が出来た。格好いいけど、もっと格好いい人を知っている。でも、この男は牧場で両親と姉夫婦が働いている。一緒に暮らせば。ただで美味しい牛乳とアイスが食えるよ。「それは嬉しいな」こんなに美人だから。結構『上手いし』『床上手』だな。それはどーも、ありがとう。私は彼氏と一緒に病院で薬を貰っている。眠りにつければそれでいい。いつも一時間目ぎりぎりに学校に間に合う。高校三年になった。最後のシーズンだ。彼氏には悪いけど、どうしても合鍵を返しに行った。「高校生活の最後。私の我侭聞いて欲しいな」「君と同い年ぐらいだったら、もしかしたら愛し合えていたかもしれないね」その言葉を聞いてずっと震えていた。雫が両目から落ちた。もっと、早く生まれたかったなと。『春』の桜が散る。私は願いを半分だけ叶えてくれた。抹茶アイスを食べながら、話をした。夕方に、言ってくれた。「最後にキスだけしよう」終わりはダイヤをくれた。小指に。そして、卒業前で別れた。きっと、もっと綺麗な人と二人だけで生活する為に。アドレスを消した。これでいいんだ。これで。家出したのは二回だけ。二回目は外泊みたいな感じだったけど。そして、牧場で私は暮らそうと思った。まあ、離婚したらきっと、ダイヤをくれた人を思い出すから。最後まで、しなかった。でも、違う人を愛し始めたから。今の夫も通じるものがあるから結婚したんだけど。仕事がきつくて嫌だけど。もう二度と会えないから、余計哀しいのかもしれない。一生交われない。でも、もう思い出になったけど。今は今でずっと好きな人がいるから。

実家はソフトクリーム

2011-05-08 17:11:46 | 日記
「高校二年になった時、あの公園に行きたいな」「そうだね。いつかその日が来るなって私は今から覚悟しているよ。大学には通わずに、そのうち、彼氏を見つけるよ。君以上の」「ま、君らしい」そうして、私の部屋で冷房をした部屋でソフトクリームを食べた。下の実家がそれを売っている。後を継ぐけど、彼氏が別れるのは仕方ないなと思った。塾行かないの?冷房が効かなくて暑いから。だから、私の家でしているのか。勉強熱心で泣けるね。「偏差値高め何だよ俺は」またソフトクリームが落ちた。「スプーン持って来い」「お前が持って来い」「場所知らないんだよ」そうしてこんな感じで夏休みは終わった。秋はただソフトを食べに私の部屋に来る。私よりも好きらしい。「何で家ばかりくるの?」「恋人だからだろう」「そっか」部活辞めたし。何をしていたの?とか聞かないの。「部活だったら毎日一緒に帰るはずないでしょう」そんな話をしてから、している。結構上手なほうだと思う。さすがイケメンだなと思った。体力はある。そして、冬になったらさすがに来なくなった。真剣に勉強している?と聞くと、家族に四川料理を食べさせていたんだよ。「勉強は?」「後回し」そんな暇があったら、私にも四川料理を。「フジテレビで紹介していたんだ。今から家おいでよ」絶対独学で作っている。確証はないが。ドラマで四川料理の話を観て、ネットでレシピが書いてあったんだよ。またいい加減な馬鹿馬鹿しい話を自慢げで、今から行くつーのに電話している。来る間ずっと。彼氏の家に行く。四川料理は辛かった。私はもし結婚したら、料理を食べよう。辛いもの以外の。そして、両親がこんな寒い中着てくれてありがとうね。婚姻届も用意しているのよ。私と。「俺の立場はどうなるんだ」「それに私、一応女なんですけど」「知らなかった」どこからどう見ても女だろうと思った。まあ、フジテレビの社員に四川料理を食べさせたいなと言っている。入れる訳ないだろう。せめて近くの所に。だから、どこの銀行も貸してくれないって。それも、そうか。彼氏の夢を潰してしまった。俺は家まで送らない。私たちも寒いからね。「一人で帰れますので」そして、まだ舌がひりひりする。口中が唐辛子で一杯だ。そして、来年の冬にまだお互い知らない時によく通った公園。ベンチで私がソフトクリームを食べていると、俺も食べたいなと言って来た。食べているじゃん。君の分まで食べよう。それで今までも、無い恋愛をしているのだなと思った。そして、冬になり、初めて会った顔をしていた。私も覚悟していたつもりだ。公園でまた馬鹿な話をしている。きっと、泣けないけど。学校生活でこれ以上望みたいならばあと一年付き合いたかった。卒業した。彼女が出来ても、ふざけたメールが来る。振られたから女を紹介してくれ。もしダメなら、いつか跡継ぎになるから。後一年と半年後の話だが。やり直したかったのかな。私もしたい。あの頃みたいな付き合いを。ダメなら、友人にOLになって彼氏がいなければ男でも紹介してもらおうと。

いつも向日葵が

2011-05-07 23:40:33 | 日記
「私は君の事好きなのにな」「もう父親の実家を継ぐんだ。結婚式場で働くんだ。まだ見習いだけど。経理の仕事を手伝おうと」向日葵の花を観に行こうよ。高校二年の夏までいられるんでしょう?「そうだね」向日葵は気合をくれるよな。「何で向日葵を観て気合が入るの?」「昔から俺も向日葵が好きなんだ。出かける前に此花以外にも花は咲いていたけど。不思議と思いながら、ずっといつか向日葵が思い出になった。バスケットボール部の夏に良く観ていたんだ。向日葵をいつも観ていたんだ。そして、夏は終わりに近づく、それと反比例して、恋人として成熟してきた。してから、彼氏が、高校ぐらいは一緒にいたかったけど仕方ないな。私ももっと遅く出会えれば長続きしたかも知れないね。ありそうな話だな。車でここに来たりして、ジュースでも飲んで楽しく過ごす。麦藁帽子を被った君の姿を観たいな。「その前に、『最後の写真』を撮ってよ。カメラ買ったんだ。ただ向日葵の花を。ずっと忘れても、ここに君といた証拠がほしくて」「ああ。いいよ」捨てないでね。「そんな事はしないよ。そして、高校一年でこの花を観ているだけじゃなく、ただ呑み屋に働きに出る私もいる。実家の商売だ。彼氏は来ないみたいだ。パソコンの会計ソフトやその他の業務を学んでいるらしい。来年の夏までは、ここでバイトをして、二人でデートしたいから、裏で皿洗いをしている。両親は自給750円で働く。そして、部活をしないで、経営を勉強する。私が好きな季節の一歩前。花見はしなかった。今までの分でしばらくバイトしないで済む。学校でもずっと一緒にあった。過ごしてきた。手作りのセーターをあげた。嬉しいと言ってくれた。「捨てないよ」女と別れたら、着るよ。そう言ってくれた。そして、向日葵の季節になった。去年と同じ場所で「花見」をした。向日葵に。ずっと写真を撮った。「もう会う事はないね」「そうだね。この写真を大切にするよ。向日葵を観ると、今でもあの時の彼氏は元気かな。楽しい花はいつも観ているよ。たった一人で。今の彼氏と見ると辛いから。将来、私は向日葵を観られなくなる日が来たら。そして高校三年で付き合い始めた彼氏には内緒だ。一人で向日葵を。辛いといつも二人で撮った。あの向日葵が観られるから。枯れてしまったら、行く事はない。そして、一人で向日葵を観ている。きっと大学に行っても、就職しても、結婚しても、ここに来るよ。恋愛感情は「さようなら」をしても。私が好きなんだ。此花がずっと私を待ってくれる気がするから。受験勉強の時に来るのは、「不謹慎」かも知れない。もうここの人間はこの向日葵の意識が強い。もし画家だったら描いていたかも知れない。絵心があれば。私以外知っていない。私が此花に執着する理由を。愛した女だと記憶してくれればいい。君も向日葵の「絵」を観てくれているのだろうか。あの時撮ったあの花を。夏を彩るこの花を。