八百屋のおばちゃん

太子堂商店街の八百屋のおばちゃんが、スーツを着た品のいいおじさんに告られてた。

や、ちょっと違うな、おじさんは封筒をおばちゃんに差し出して
「中にお手紙が入っています、読んでいただけませんか」
って、ゆってた。

おばちゃんはちゃっちゃい体をブンブン揺らして
「いえ、それは、」
って、しどろもどろやった。

にやけた。
ドラマみたいやった。
おじさん頑張ったなあ。
私は通りかかっただけやし、立ち止まって見るのもなんやからどうなったかわからんのやけど、手紙は受け取ってもらえたんやろうか？

なんか、私はおばちゃんが結婚しとんのかどうかも知らんし、もしかしたらおばちゃんには迷惑な話やったんかもしれん。夕飯の買い物時間の商店街、まあ考えようによっちゃ営業妨害やしね。
ほんでも、なんか、いいなあ～って心が温かくなった。
恋ってさ～、年齢じゃないよね～。

自分の気持ちを人に伝えるのって、すんごい難しいと思うのよ。
でも、そうせずにはおられんかったんやろうなあ。
素敵やなあ。

私は自分の気持ちすらよくわからんし、今自分が感じていることが本物なのかどうかも、正直、自信ない。
今お付き合いしている彼氏とも、
「好きです」
「ハイ」
「お付き合いしてください」
「ハイ」
みたいのは一切なかったんね。

というより、今まで好きやよと感じた人に、いわゆる「告白」をしたことがないのですよ、私。
いらない打算が働いたり、結局ヘタレやったりで。

やから、相手に好きやって伝えることはすごい体力やと思うし、そうできる人を偉いと思うのよ。

なんか今日は、いい夢が見られそうな気がするわ。

どぅー

あかん、寝坊しました。
今日土曜日やのに目覚ましを平日でかけてたから鳴らんかった…

や、私仕事お休みなんでいいんですが。

や、よくないんですよ。
私はお休みですが私じゃない人は仕事です。

あのね、遅刻は大丈夫なのよ、ただね、私のプライドの問題なのよ。

朝彼氏より早く起きて、お弁当と朝ご飯作って起こす、例え自分の仕事はお休みでも、それが私の仕事なのよ。

やーのーにー(｀・ω・´)