最強のハンディ機はどっち?

2017-06-27 14:36:02 | 受信機


長押しする時間はIC-R20の方が長い
共に「超」広帯域受信機としてベーシックな機能に不満は一切感じられない高レベルな仕上がりになっています
中でもAR8200MK3はその名が示す通り「AR8200としての3世代目」のモデル
初代のデビューは1998年とそれなりの時間が経過していますが
時の流れに負けぬ熟成が重ねられてきているというわけです

一方のIC-R20はまだデビューしたてといってもいいルーキー
現代っ子ならではのアイディアに彩られた付加機能の数々を搭載し
それらが受信活動を快適にフォローしてくれます
パソコンやデジカメほどではないものの
平たくいってしまえば「受信機の付加機能は新しいモデルの方が豊富」とのお約束に違ぬ各装備には誰もが恩恵にあずかわれるでしょう
というわけでハタ目には若くて体力もありそうなIC-R20の圧勝!ってことになりそうな雰囲気が濃厚です

しかしそんな不埒な思いはメモリーチャンネルを構築し始めた段階で雲散霧消?
AR8200MK3がとりあえずはかなりイイ感じを漂わせ始めたのです
ダイレクト感の違いとでもいうべきでしょうか・・
IC-R20はここ最近のアイコム製の無線機&受信機らしく
いわゆるファンクションボタンを持たないことから
各ボタンの「短押し」「長押し」が操作の基本になっています

一方AR8200MK3は昔ながらのファンクションボタン併用操作が基本
単体で使っている限りはあまり気にならないIC-R20の「長押し時間の長さ」が
AR8200MK3と併用している時には妙に長く感じられてしまったのです
AR8200MK3の場合も実際にはメモリーの書き込み時に「ENT」ボタンの長押しが必要になるのですが
その時間は0.5秒ぐらいでしょうか
IC-R20の長押しよりも明らかに短くて済みます
またAR8200MK3は普通にメモリー書き込み操作をしていれば
最初の1回以降は自動的に次の空きメモリーチャンネルが選択されますが
IC-R20で似た機能を引き出すには「オートインクリメント機能」の活用が必要です
そのためには「MR/S.MW」ボタンのさらなる長押しが求められるため
とにかく「長押ししっぱなし」な雰囲気がプンプンなのです
必要な時に1波ずつメモリーしていくような使い方であれば気にならないと思います

しかしまとまった量のメモリーを1度に書き込もうとした場合にはAR8200MK3の小気味良い「書き込み心地」が有利な感触をいざないます
とはいいながらもIC-R20の「短押し」「長押し」の操作自体は慣れてしまえば快適に使いこなせます
またダイレクト感に優れる受信機と比較しなければ大きな不満を感じることもありません
ただスキップ指定は長押しすることなくワンタッチでセットしたいですね(AR8200MK3は「PASS]ボタンをポンと押すだけでスキップしてい完了)
またIC-R20は独立したスケルチダイヤルを持たないことからスケルチ調整も片手ではできません(「SQL」ボタンを押しながらのダイヤル操作)
この辺も特に移動しながらの受信活動においては少々使いにくさを感じさせるところではあります
IC-R20で少々手間がかかるといえばバンク分けの作業も大量のメモリーを1度に処理しようとすると
「途中でタメ息が漏れる」程度の面倒くささを感じることになります
スキャン中心の受信活動を行うのであればIC-R20に限ってはメモリーバンクの構築は必須です
「メモリー全てをスキャンするかメモリーバンクのスキャンをするか」二者択一しかできないからです

しかし一方のAR8200MK3にはIC-R20のような「メモリーチャンネルごとに任意のバンク振り分けられる」という現代的なバンク分けの
思想は備わっておらずデフォルトの状態では「1バンク50チャンネル」を意識しつつメモリーしていかねければなりません
あえていうならAR8200MK3は100チャンネル以内10チャンネル刻みで1バンク当たりのチャンネル数を調整できるのですが
融通の効き方には大きな差があるといわざるを得ないでしょう

得意な周波数はそれぞれ違う
受信感度については一言でいうと「ほぼ互角」です
ただし周波数帯によっては得手不得手の傾向が見られました
500MHz以上の周波数で耳の良さを発揮するのはIC-R20
850MHz帯のMCA無線の受信では感度、強電界地での受信感触共に明らかにAR8200MK3よりも上の感触が得られます

しかしVHF帯の低い方となる60MHz帯やFMラジオ放送帯の受信感触は逆にAR8200MK3の方が良好
防災行政無線をターゲットにするのであれば選ぶべきはAR8200MK3ということになります
東京タワー直近という極端な強電界地での影響の受け方も同レベル
超広帯域受信機の宿命かほぼすべての周波数帯で抑圧やカブリが感じられました
ただそんな中にあってIC-R20で850MHz帯を受信した時
AR8200MK3で250MHz帯を受信した時は強電界地にいるとは思えない受信感触だったのにはちょっとビックリ
ということを踏まえるとやはり850MHz帯などの高い周波数をターゲットにするなら選ぶべきはIC-R20の方だといえそうです
因みにVHF帯エアーバンドや150MHz380MHz450~470MHzの強電界地における受信感触は
広帯域受信機能を持つアマチュア無線機の方が全般的に良好な感触を得られそうではあります
さまざまな電波が飛び交う大都市圏での使用が中心なら用途に応じてアマチュア無線機の併用も考えた方がいいかもしれません
なお受信感触を意外に左右する要素でもある音質に関しては弱い信号を何とか受信しているような状況ではAR8200MK3の方が明らかに良好な感じ
IC-R20は「強力な電波をクリアに聞かせる高音重視」の傾向が顕著なため弱い信号を受信している時は同じ信号を受信している
AR8200MK3よりも「弱く」聞こえてしまうことがあります

スキャンは速いが止まり損ねることも
これはIC-R20とAR8200MK3の両方に見られる現象でありどちらか一方で極端に「止まり損ねている」訳ではありません
スケルチの調整では状況の変化が見られなかった点も両者共通でした
勢いあまって電波が出ているメモリーチャンネルを通過しちゃうことがたまにある・・といったところでしょうか

ベテラン俳優とマルチタレント
IC-R20はオートステップの設定は案外アバウト周波数帯により異なる周波数ステップや受信モードの自動設定は
AR8200MK3の方が格段に細かな設定になっています
AR8200MK3の任意のステップを設定できるところもディープなマニアには有利に感じられる部分かもしれません
AR8200MK3はどちらかといえば「業務用受信機」に近い味わいを持っているといって良いでしょう
オリジナルは硬派でまっさらな受信機
でもオプションカードの追加である程度は追加機能の充実が図ることができる
自分なりの受信を知っている人が撤底的に使い倒すべき受信機それがAR8200MK3です

もし中古でノーマークの8200や8200MK2に出会った場合MK2であれば「買い」かもしれません
通常使用時に感じられる「感度」などはともかく悪条件下における受信感触は周波数帯によっては
MK3よりもMK2の方が優れるように感じられることもあります

一方のIC-R20は極めて現代的なオールインワン受信機
欲しくなる機能を最初から全て装備しているサービス精神旺盛な受信機です

慣れを要する操作系ではありますが慣れてしまえば不満は解消
バッテリーによる駆動時間も単三ニッケル水素電池を使うAR8200MK3とは比較にならないほど長い
(スキャン状態で20時間強の連続動作が可能AR8200MK3は同様の条件で8時間程)
基本性能と追加機能のバランスが高い次元でとれている仕上がりは万人を満足させるものだといえそうです

基本設計の時期が異なることを考えるとAR8200MK3が今をもって全く古さを感じさせないところには驚きを禁じ得ないのですが
今この瞬間にどちらか片方を買わなければいけないとなった場合は基本性能に大きな差がないことを踏まえ個人的には
追加機能の充実したIC-R20を選ぶことになります

IC-R20は誰が使っても一定の満足が得られる受信機に仕上がっています
AR8200MK3が渋みがウリのベテラン俳優だとすればIC-R20は何でもござれの才能豊かなマルチタレントといったところでしょう
今の時代広くウケがヨイのはマルチタレントの方だったりする訳です

もう十年以上前の物ですがその後どんなデジタル波に対応した機器がでるか楽しみです(*^^)v

AR8200MKⅢ VS IC-R20

2017-06-26 14:52:09 | 受信機


AR8200MKⅢをオーバーホールしました
ついでに押しボタンも取替えて貰いました

古い機種ですが現在も高機能でボイススケルチ調整機能レベルスケルチ調整機能バンクリンク、オートストアーも有り
ハンディー機にして固定器並の機能を備えたのがAR8200MKⅢです


オプションも豊富でしたが海外向けのAR8200Dでは全て内臓済みの様です(84,000円程)



↑8200でAMバーアンテナからIF出力を出す事ができスペアナやARD300とも接続可能です

8200DはmicroSDを使えるとの事ですがスケルチ連動では無いので無駄な録音が続きます
AORがデジタルハンディー機を販売する時は是非とも改善してもらいたい!

対してIC-R20のうりは録音機能がある事
最大4時間20分を単体で録音出来る事です
スケルチが開いた状態で録音可能です
※クローニングソフトが無いとデーター管理が大変です
改善点はIC-R8600同様ボイススケルチの調整が出来ないところ

1年以内にR20の後続機IC-R30が販売されると思います
デジタル対応との事ですがIC-R8600並の機器では私は買う気がまったくしません!(笑)

IC-R8600が来て一月余り

2017-06-24 17:48:10 | 受信機
一月ちょっと経過します



まず外観AORの5000やスペアナと横幅が同一でベストな横幅だと思います


日付ごとにフォルダが作成されます





議事録係ならぬ無線記録係に成るのがこの機器の一番の売りではないでしょうか?

物足りない処はデジタルが自動識別ではないこと
ボイススケルチが調整できないこと
デジタルのみを聴くのであればDV1を選ぶべし・・・

この機器も20年使えれば元を取れるでしょ(笑)

DVR-HC7310Aを買ってみた

2017-06-24 17:08:28 | 日記


SDカード型防犯カメラを買ってみました
玄関天井に取り付ける予定ですが…

動作確認の為に部屋で自分撮りしてみました
自分の普段の様子やしぐさがみれて面白いではないか(笑)

中々オトコマエ、、(* ̄∇ ̄*)(笑)



抜き打ち調査

2017-06-09 14:54:05 | グルメ
数日の間にTKとMTのラーメンチェーン店に試食してきた

TKは焼き飯がうまかったが餃子が白く焼き餃子とは思えない程焼けてなかった
まるで水餃子かと思える程
ラーメンも替え玉したがイマイチだった!
同じ味や状態をキープするのが難しいのが現状なんだがアルバイトにもうちょい練習してほしいものだ…

MTは特に変わった様子はなかった
焼き飯も作って欲しいぐらいかな

ラーメン屋に行くと、数日ラーメン食べたくなる、今日この頃((o( ̄ー ̄)o))