ショパン三世による超絶技巧の世界

ニュータイプ専用のピアノブログ。通常の3倍の速度でラカンパネラを弾ける完全独学のアマチュア。旋律の果て月の館もヨロシコ♪

中国拳法の寸頸を利用したフォルテシモ

2006年04月27日 | ピアノ
超絶技巧を炸裂させるレディ
http://www.youtube.com/watch?v=hWQx678Kku0(※YouTube

彼女の演奏を見て、あることに気付いた。

ゼロ距離打鍵―

ハイフィンガー奏法とは逆で、常に鍵盤と指が離れずに打鍵している。
指と鍵盤の距離が開かない…つまり「ゼロ距離」だ。

鍵盤と指の間に距離がある状態で打鍵をすると、
“ぶつかった瞬間”にいくらかの力が無駄に消失し、雑音へと変わる。
物理をやっている人間であれば、これぐらいの力学は知っている。
そして日本人に国際コンクール優勝者がいないのは90%そこに原因がある。

彼女は常に、指が鍵盤に接触してから打鍵している。

私はこれを見て中国拳法の「寸勁」を思い出した。
(※以下は格闘マニアでもある私の中での解釈であり正式には違うかも。)

それは、
拳(または掌)を相手の体に接触したままの状態で、通常のパンチ以上の威力を与える打撃技だ。
その衝撃は、皮膚ではなく、体の内部へと伝わり、直接内臓まで届く。

パンチというのは、目標へのインパクトと同時に腕が伸びきった状態で威力が最大となるが、
「寸頸(すんけい)」は、この「伸びきった状態」のタイミングに合わせて相手の身体に接触した状態から発動するのだ。
「発勁(はっけい)」はさらにこれに「呼吸(こきゅう)」を合わせて爆発力を高めた「寸頸」のことだ。
ここでいう「呼吸」とは、肺にためた空気を腹筋への瞬間的な力みにより一気に放出することである。

さて、
これをピアノに応用できないだろうか。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!

力の未熟なひ弱な人間だろうが8度しか届かないような小さな手だろうが
これを使えば爆音のようなフォルテシモが出せるはずで、弦を切ることが可能だ。

わたくしショパン三世が作った言葉の中に、“どこまでも聴こえるフォルテ”のことを
「グランド・フォルテ」または「グランド・フォルテシモ」という造語があるが、
「発勁」や「寸頸」を利用した弦を切るほどの“このフォルテシモ”を私は、
「アメージングフォルテ」と名づけることにした。

鍵盤に指が接触した状態=ゼロ距離からそれは発動する。
そして「発勁」の要領の呼吸とともに、指が伸びきった状態=下方向へのパーにするのだ。
もちろん、手首も腕もナナメ下方向へ瞬間的に落とす。

伸びた指のまま鍵盤を押すのではなく、押すと同時に指を伸ばす(パー)のだ。
最初のうちはまずスタッカートで弾くとイメージがわくかもしれない。

ピアニシモは余裕、フォルテシモは自信

2006年04月27日 | ひとりごと
ショパン三世は思う。
ピアニシモは“余裕”から生まれ、フォルテシモは“自信”から生まれる…、と。

心にゆとりが無くては、ささやくような音は出せない。
自分に自信が無くては堂々とした大音量は出せない。
ときに“悲しみ”から生まれるピアニシモや
“怒り”によって生まれるフォルテシモもあるだろう。

それは
ピアノという楽器が、最も演奏者の気分に左右されやすいゆえんだ

私は自信家であるが、アマチュアの自己満レベルの演奏には、
いつも自信たっぷりのフォルテシモがつきものである

しかし私はツェルニーを弾いたことが無いため基礎が出来ておらず、
あきらかに私にとってはオーバーテクノロジー(?)なラ・カンパネラを弾く時、
まったく余裕が無いし心にゆとりが持てないので、ピアニシモは存在しない(涙)
難しい曲は全部最後までフォルテかフォルテシモ。

そんな私がフランツ・リストの2つのラ・カンパネラを弾けるのは「根性」で弾いているせいだろう。

ピアニシモもフォルテシモも強弱記号だが、絶対的な音量ではなく相対的なものだ。
ピアニシモ、ピアノ、メゾピアノ、メゾフォルテ、フォルテ、フォルテシモ
の6段階を使い分けられるなら、ピアニストとしてはまず問題ない。

余裕のない私の指が持っているヴォリュームは、フォルテとフォルテシモのたった2つだ(涙)
だが、ここで泣き寝入りするような私ではない(;´д`)ノ
そんな貧弱な精神力では、独学が7年も続くわけがない。
ペルソナのヒロイン・天野舞耶がこんな名言を残している。

レッツポジティブシンキング!⇒略:レッポジ( ̄▽ ̄)ゞ

引いてダメなら足してみよ、足してだめなら掛けてみよ、かけてだめなら割ってみよ。
右手がダメなら左手を、左手がダメならばヒジや足を使ってでも弾くという発想。

そう…、、、音量を下げられないなら、上げればよい(  ̄☆ー ̄)
フォルテ⇒フォルテシモ⇒フォルテシシモ⇒フォルテフォルテフォルテシモ…へ、と。

“どこまでも遠くまで聴こえる大音量のフォルテ”のことを「グランドフォルテ」と名づけ、
さらにその上をゆくものを「グランドフォルテシモ」と名づける。
わたしはそれをするまでだ( ̄□ ̄;)

サティのヴェクサシオン

2006年04月18日 | パソコン
今日、サティの《ヴェクサシオン》をMIDI化しようとしたら、
とんでもないことが起った…ガクガク((( ;゜Д゜)))ブルブル

世界一長い曲としてギネスにも載っている《Vexations》は、エリック・サティの嫌がらせ。
普通に弾けばわずか52拍からなる1分少々の曲なのに、それを840回繰り返せっていう曲。
これは以前トリビアの泉でも発表された有名な曲。
番組で18時間18分もかかって実際に弾いていたのを思い出す(笑

ついさっきその楽譜を英語サイトで見つけたので、それでMIDIを作り
わたしのサイト【旋律の果て月の館】音楽室のコンテンツ【Maniac Midi】に載せようとしたのだ。

―はじめのうちはよかった。

《ヴェクサシオン》はテーマ⇒変奏1⇒テーマ⇒変奏2を一回りとして構成されている。
それぞれたったの4小節しかないので、とりあえず別々に作ったものを載せた。
それらを繋げ、13小節からなる“ヴェクサシオンの基(もと)”を作った。
さぁて、あとはそれをコピーして840回すればOKだろう!!ふふふ~(´∀` )♪のはず…だった。
800回コピペしたところで、ある異変に気付く…ガクガク((( ;゜Д゜)))ブルブル…、、、

―バグッた―

MAX Measureが9999で満タン。(⇒FFのようだ
どうがんばっても、10014小節以降を見ることができない。
無理やり縮めて見ようとすると、小節の数字がうにょうにょして潰れる。
しかも、10000小節に達すると演奏が自動停止。
というか、そもそも800回分コピペできたのかどうかすら不明。
◆結論 ― 数えるのめんどい。

MIDI製作者にも嫌がらせすんのか貴様( ̄□ ̄;)!!(゜Д゜#)ゴルァ!!
(※「貴様」=サティ)

こうなったらもう、embedタグでプラグインをよびだし、
“ヴェクサシオンの基(もと)”を840回再生させるしか方法がない。
ちぃぃぃっ!さすがだなサティ。ギネスに載るわけだ。
憎たらしいので今日から『魔法使いサティ』と呼ぶことにする!

MIDIソフトを製作した人は、まさか10000小節以上の曲など誰も作るわけ無いと思ったのであろう。
リミッターが10000小節に設定されているようだ。っていうか、まずそんな曲無いし(※ヴェクサシオン除く。

ちなみに私の使っているのはフリーソフト『MIDI Studio Producer』である。
『窓の杜(まどのもり)』というサイトで手に入るので、興味のある人はやってみてくれたまえ。


 ヴェクサシオン―Wikipedia
 ヴェクサシオンの楽譜が手に入るサイト(※英語

Melty Loveのパクリ発見(;´д`)ノ

2006年04月08日 | ソング
曲名はわからん。
だが、SHAZNA(シャズナ)の『Melty Love』のパクリだということは分かる。

いかなる企業も、わたしの耳はごまかせない。
「メルティラブメルティラブメルティーラァァァヴ♪」のサビの所が
「さくらぁさくらぁさくらぁぁぁ♪」になっとるやん。
「今の人はシャズナを知らないだろう」という安易な考えから生まれたCDとみた。

パクッたのは女性ボーカルのロックバンド。
顔も名前も知らん。春を思わせるような歌詞だった。
キーぐらい変えればいいのに。あれはヒドい。
…どうせまたエイベックスだろう。


なぜ私がシャズナをしッとるのかというと…
高校のとき、シャズナの曲を熱唱しまくったからだ!!
CDアルバムも3枚ぐらい持っとる。

ケツメイシの「さくら」もそうだったが、
春の曲ってパクリが多い気がする…。

パクるのやめいっ( ̄□ ̄;)!!
パガニーニの気持ち考えろ!
人の曲を自分のもんにすんな。
人の曲で金もらうな。