超絶技巧を炸裂させるレディ
http://www.youtube.com/watch?v=hWQx678Kku0(※YouTube
彼女の演奏を見て、あることに気付いた。
ゼロ距離打鍵―
ハイフィンガー奏法とは逆で、常に鍵盤と指が離れずに打鍵している。
指と鍵盤の距離が開かない…つまり「ゼロ距離」だ。
鍵盤と指の間に距離がある状態で打鍵をすると、
“ぶつかった瞬間”にいくらかの力が無駄に消失し、雑音へと変わる。
物理をやっている人間であれば、これぐらいの力学は知っている。
そして日本人に国際コンクール優勝者がいないのは90%そこに原因がある。
彼女は常に、指が鍵盤に接触してから打鍵している。
私はこれを見て中国拳法の「寸勁」を思い出した。
(※以下は格闘マニアでもある私の中での解釈であり正式には違うかも。)
それは、
拳(または掌)を相手の体に接触したままの状態で、通常のパンチ以上の威力を与える打撃技だ。
その衝撃は、皮膚ではなく、体の内部へと伝わり、直接内臓まで届く。
パンチというのは、目標へのインパクトと同時に腕が伸びきった状態で威力が最大となるが、
「寸頸(すんけい)」は、この「伸びきった状態」のタイミングに合わせて相手の身体に接触した状態から発動するのだ。
「発勁(はっけい)」はさらにこれに「呼吸(こきゅう)」を合わせて爆発力を高めた「寸頸」のことだ。
ここでいう「呼吸」とは、肺にためた空気を腹筋への瞬間的な力みにより一気に放出することである。
さて、
これをピアノに応用できないだろうか。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!
力の未熟なひ弱な人間だろうが8度しか届かないような小さな手だろうが
これを使えば爆音のようなフォルテシモが出せるはずで、弦を切ることが可能だ。
わたくしショパン三世が作った言葉の中に、“どこまでも聴こえるフォルテ”のことを
「グランド・フォルテ」または「グランド・フォルテシモ」という造語があるが、
「発勁」や「寸頸」を利用した弦を切るほどの“このフォルテシモ”を私は、
「アメージングフォルテ」と名づけることにした。
鍵盤に指が接触した状態=ゼロ距離からそれは発動する。
そして「発勁」の要領の呼吸とともに、指が伸びきった状態=下方向へのパーにするのだ。
もちろん、手首も腕もナナメ下方向へ瞬間的に落とす。
伸びた指のまま鍵盤を押すのではなく、押すと同時に指を伸ばす(パー)のだ。
最初のうちはまずスタッカートで弾くとイメージがわくかもしれない。
http://www.youtube.com/watch?v=hWQx678Kku0(※YouTube
彼女の演奏を見て、あることに気付いた。
ゼロ距離打鍵―
ハイフィンガー奏法とは逆で、常に鍵盤と指が離れずに打鍵している。
指と鍵盤の距離が開かない…つまり「ゼロ距離」だ。
鍵盤と指の間に距離がある状態で打鍵をすると、
“ぶつかった瞬間”にいくらかの力が無駄に消失し、雑音へと変わる。
物理をやっている人間であれば、これぐらいの力学は知っている。
そして日本人に国際コンクール優勝者がいないのは90%そこに原因がある。
彼女は常に、指が鍵盤に接触してから打鍵している。
私はこれを見て中国拳法の「寸勁」を思い出した。
(※以下は格闘マニアでもある私の中での解釈であり正式には違うかも。)
それは、
拳(または掌)を相手の体に接触したままの状態で、通常のパンチ以上の威力を与える打撃技だ。
その衝撃は、皮膚ではなく、体の内部へと伝わり、直接内臓まで届く。
パンチというのは、目標へのインパクトと同時に腕が伸びきった状態で威力が最大となるが、
「寸頸(すんけい)」は、この「伸びきった状態」のタイミングに合わせて相手の身体に接触した状態から発動するのだ。
「発勁(はっけい)」はさらにこれに「呼吸(こきゅう)」を合わせて爆発力を高めた「寸頸」のことだ。
ここでいう「呼吸」とは、肺にためた空気を腹筋への瞬間的な力みにより一気に放出することである。
さて、
これをピアノに応用できないだろうか。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!
力の未熟なひ弱な人間だろうが8度しか届かないような小さな手だろうが
これを使えば爆音のようなフォルテシモが出せるはずで、弦を切ることが可能だ。
わたくしショパン三世が作った言葉の中に、“どこまでも聴こえるフォルテ”のことを
「グランド・フォルテ」または「グランド・フォルテシモ」という造語があるが、
「発勁」や「寸頸」を利用した弦を切るほどの“このフォルテシモ”を私は、
「アメージングフォルテ」と名づけることにした。
鍵盤に指が接触した状態=ゼロ距離からそれは発動する。
そして「発勁」の要領の呼吸とともに、指が伸びきった状態=下方向へのパーにするのだ。
もちろん、手首も腕もナナメ下方向へ瞬間的に落とす。
伸びた指のまま鍵盤を押すのではなく、押すと同時に指を伸ばす(パー)のだ。
最初のうちはまずスタッカートで弾くとイメージがわくかもしれない。