ショパン三世による超絶技巧の世界

ニュータイプ専用のピアノブログ。通常の3倍の速度でラカンパネラを弾ける完全独学のアマチュア。旋律の果て月の館もヨロシコ♪

「パガ超ラカンパネラ」がもたらしたもの

2006年03月31日 | ひとりごと
弾きたい曲だけ弾いて弾けない曲を弾きたい曲に変え、弾けるようになる。
ツェルニーを弾かないショパン三世にとっては、“弾きたい曲”の練習そのものがすでにエチュード。

だが、今回練習した「パガ超ラ・カンパネラ」が“私に もたらしたもの”は尋常ではなかった…

―パガ超のラ・カンパネラの練習中に起った現象―

「月の蝶」や「悲恋湖」を含む私の編み出した数ある「手癖」の中に、“ソレ”は組み込まれていた。
私の「手癖」とは、曲を練習する合間、何も意図せず無意識に弾く“指ならし”のこと。

それまで、ずっと苦手だった半音階の練習を、
右と左が「反行」する動きばかりで行っていたはずの私の手が、いつしか、
無意識のまま両手の「ユニゾン」による半音階を高速で弾いていたのである。

そのまま数分も続けていると、左右の手がどれほど離れていようが近かろうが、
高速の半音階をスラスラ弾けるようになってたのだ( ̄□ ̄;)!!

ピアノを弾くならどうしても避けては通れない、必要不可欠な技巧「高速半音階」。

やがて、半音階の動きをとても気に入ってくれた自分の指のために、
その欲求を満たすものはなにかないかとピアノ上の楽譜棚を探したら、
ショパンのエチュードop.10-2を見つけた。

 (…なんだか行けそうな気配…)

今までショパンの曲を難しいと思ったことは一度もないが、
今日ほどそれを感じたこともなかっただろう…。

―行けた。

たった今初見を行った自分の指に呆然…、そして驚愕…ガクガク((( ;゜Д゜)))ブルブル
(こんなことがあっていいのか…?反則じゃないのか…?
高い月謝を払ってまでツェルニーを弾かされている人たちに悪いと思わないのか?
ええ?!ショパン三世よ?!お前それでいいのか??!!!)

(・∀・)イイ!!最高!

それは、パガ超ラ・カンパネラの練習が、図らずして
指の技巧を大幅にアップしてくれるという事実を証明した瞬間だった

ショパン三世によるパガ超ラカンパネラ初録音

2006年03月20日 | ピアノ
「通常のラカンパネラ」の3倍は超絶な曲であり、
シャア専用ラカンパネラとでも言うべき、正式名称…

パガニーニによる超絶技巧練習曲集第3番変イ短調ラカンパネラS140-3

を弾けるようになってしまった…ガクガク((( ;゜Д゜)))ブルブル…
私は実は、すごいヤツなのではなかろうか…(⇒自己中ナルシスト発動中
今日は私にとって重要な記念日であり、ちょっと気分が良いので、
“イイ気”になって発言してみたいと思う


―これを読んでも気分を悪くしないでもらいたい―

ショパン三世のパガ超ラカンパネラ初録音( ̄□ ̄;)!!
まだまだミスも多いし「完成」とまではいかないが、
暗譜も終え、指も超絶化してきたので、
あとは毎日弾きまくって速度を上げるのみ

決して「上手」とは言えない演奏だが、
おそらく「アマチュアによるパガ超ラカンパネラ録音」は世界初。

すなわち君達は今、
歴史的瞬間に立ち会っているのだ!

しかも「完全なる独学」で弾いた人間は世界でただ一人私だけだろう。
大井和郎、ペトロフ、ハワード、…そしてショパン三世、、、になる日も近い(笑)
(┗⇒超絶ナルシスト自己中妄想炸裂中)

ちなみにこの録音は、
ハンデを背負った「アップライトピアノによる演奏」だということを忘れてはいけない。
一般的に「グランドピアノ」は1秒間に14回の打鍵が可能だが、
アップライトピアノはわずか7回しか打鍵できないのだ。

これは「重力の助けによってハンマーが落ちる構造」と
「バネの力でハンマーが元の位置に戻る構造」による違いであり、
その差は歴然である

そして、
「大鐘」よりもさらに同音打鍵(トレモロ?)の量が
ハンパではない「超鐘」をそのアップライトピアノで弾くということは、
非常に過酷なことなのである。

さらに「鐘」に限らず、
パガ超練習曲集は全体的にみて余計にゴージャスな装飾和音が多く、
握力の弱すぎる人間には絶対に弾けない

それをわたくしショパン三世は弾いた!

これはたぶん小学校の頃、
友人の“秘孔”を一瞬で何度も突くなどして指先を鍛えた結果だ
(↑イジメっ子?)

ふはははー!きけ!私の演奏を!(⇒ただ今暴走中

2つのラカンパネラを聞き比べ、
“王者リスト”が“魔人パガニーニ”にどれほどあこがれたかを肌で感じろ!
そして国民よ!立て!指と楽譜と情熱あれば、
弾けぬ曲など存在しないのだぁぁぁぁー!!!

ジーク・ジオン( ̄□ ̄;)!!

パガニーニによる超絶技巧練習曲集第3番変イ短調ラ・カンパネラS140-3
演奏者/ショパン三世
パガニーニによる大練習曲集第3番嬰ト短調ラ・カンパネラ S141-3
演奏者/ショパン三世

パガニーニをイメージしてピアノを弾く

2006年03月18日 | ひとりごと
私は、ピアノでフランツ・リストの「ラカンパネラ」を演奏する際、
「パガニーニのヴァイオリン演奏」をイメージしながら弾く。

パガニーニが元になっている曲はすべて、聴く者を圧倒し黙らせるような、
そして『ガクガク((( ;゜Д゜)))ブルブル』と恐怖を与え
驚嘆させるような神技的な演奏でなければならないからだ。

すなわち、
一般人がぽろぽろ弾くような速度・音量・リズムではならない。
私のラカンパネラはいつも、それを目指したものである。

まず、音符以外の書きこみはすべて無視。
フォルテだろうがピアニシモだろうが、
とにかくその日の感性で弾く。(神・カツァリスもそうらしい

ついでに言っちゃうが、今のコンクールの審査方法はおかしい。
楽譜通り完璧に弾く演奏に、いったい何の意味があるのか。
そんなもんは、機械やmidiにやらせればよいのだ。
むしろ、聴衆の拍手によって優勝者を決めるべきだ。

日本人の脳は欧米人の脳と違い、左脳でクラシックを聴くという。
つまり、音楽を音楽として聴いていないことになる。
それはまさに、「楽譜にどれだけ忠実な演奏か」にばかりこだわる
頭の固い(悪い)クラシック愛好家たちが日本人に多い理由だ。

そもそも楽譜というものは、その時代の出版社によって作曲家の意図を無視し、
いとも簡単に書き換えられているため、正確なものは存在しないのに…。


さて、

パガ超ラカンパネラの音源は、大井和郎が弾いたものを唯一持っているが、
彼のラカンパネラでは、「パガニーニ」がイメージできない。
私は大井さんを尊敬し同時に彼の演奏を参考にしてはいるが、
あの曲のあの速度は、フランツ・リストによる“それ”ではないと思う。

楽譜に【Tempo giust.】と書いてあるとはいえ、
「ピアノのパガニーニ」を目指したフランツ・リストが、
曲集の名に「パガニーニによる」と付くこの超鐘を、
あの速度で弾いたはずがない。
「ピアノの性能が悪かった頃(=高速同音打鍵不可)の楽譜だから」というならば、
王者リストがまだ生きているとして「現代のピアノ」をあの速度で弾くわけがない。

私は、今はまだ6分ぐらいの演奏しか出来ないが、
違和感を感じてやまない“あの部分”の速度を、もっとPrestに近づけようと思う。
それはまさに「パガニーニにあこがれる者」として当然の行為だ。

待望の『サンフラワー』の楽譜ゲト

2006年03月06日 | 楽譜
ぎゃーー

ーーーーー

( ̄□ ̄;)!!
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!
キタキキタタタタききたkitakitakitakita北キタキタキタ着た喜多キタ木田きたん、
きったーーーんっ( ̄□ ̄;)!!
キタ━━( ´∀`),,゜Д゜)・ω・)゜∀゜)´`ω´) ̄ー ̄)@∀@)´_ゝ`)゜ー゜)・∀・)゜∋゜)━━!!!!ァ

来たのよ( °▽°)=◯)`ν°)・;'.、
“北”でもなく、着たのでもなくて“来た”の!!

中国民謡サンフラワーの楽譜ゥゥゥぅぅぅぅぅうううううううううううっ!!!

(T▽T;)長かった…ほんとに。待っててよかった…
これはわたくしショパン三世にとって、
かつてのドーバーのパガ超の楽譜と1位、2位を争うほど、欲しかった楽譜なのだ
数年前、「題名のない音楽会」でユンディ・リーがアンコールで弾いていた曲で、
その中国チックな華麗なる旋律に一目惚れ(⇒一耳惚れ?)してしまい、
弾きたい!!買わねば!!と思ってた楽譜(´ρ`)あへぇ~ん

その頃はいろんな店にその楽譜が普通に並んであったというのに、
「さあ買うぞ」としたとたん、いつも間にか絶版になっとった楽譜(TーT;)くっふぅぅぅ

1年前、注文したはずのアマゾンに
「在庫が確保できない」とメールが来ては、何度もキャンセルになった楽譜。
っていうか…

在庫が無いなら、注文うけるなっっつうぅぅぅの!!!
見込みゼロならナンパされた食事について来るなーー!


アマゾンの「サンフラワーの楽譜」のページはパソコンの中にブックマークしてあり、
ちょくちょく覗いていたのだが、ついに この前、【在庫1点あり】の文字が!!!
わたくしゃぁ26歳だが、小躍りしたもんね。
そして叫んだモンね、「ぅわらばっ( ̄□ ̄;)!!」って。

ユンディが弾いているのを見たとき、すごく超絶技巧な感じがしたけど、
実際に楽譜を手にとって見てみると、あら不思議。意外と簡単。
例えるならベトベンの【テンペスト第3楽章】やショパンの【革命】みたいなもん。
聴く者にインパクトを与え圧倒するが、実はとても簡単な曲

でもすごく魅力的で綺麗な曲
中国っぽい旋律で、どこか懐かしさをともなう華麗なる旋律

アンコールに弾くわけだよね…。
ショパンの【ワルツ14番】もいいけど、これも(・∀・)イイ!!


ちなみにこの楽譜(サンフラワー)は、その日のうちに暗譜されました。
サンフラワー…お前はもう…、、、
暗譜済み!(死んでいる!)
        └→死んでないって

全音出版社、相変わらずミスだらけ

2006年03月02日 | 楽譜
全音出版社の楽譜、やっぱだめだ。。。orz

間違いだらけで超・むかつく
弾いてる最中に、いちいち鉛筆で修正しなくてはならない

この前購入したばかりのLisztの【パガニーニ練習曲集】には
ブゾーの編曲ラカンパネラを譜読みしただけでも、
軽く3つぐらいおかしいのあったよ…
たとえばラカンパネラの一番最初、、、
レレレ、レレレ、レレレ、レレレ、レ、レレ、レ、レレ~♪
…の後。

いきなり間違ってんの

ド♯とレ♯の和音で不協和音になっとる
そこはレ♯とレ♯の和音だっつぅぅぅぅぅの


全音の編集者、出て来い金返せ!
きさまらのような出版社がいるから、
ベートーベンやショパンの正確な楽譜が存在しないのだ