松本市アニマル桃太郎事件簿

9月に家宅捜索、11月に逮捕された悪質繁殖業者、アニマル桃太郎、百瀬耕二事件の記録として書いてます。

下請け愛護団体って、なに?

2022-01-02 09:19:17 | 社会問題

動物保護団体、というと慈善活動のイメージがあります。

以前はそうでした。でもその様相が大きく変わりつつあります、いやもう変わった?

過去のイメージをそのまま使って、商売をし始める人々が出てきました。

かわいそう、という人の気持ちにつけこんで、売るよりも利益を得ようとする商売です。

利益が出なくてもイメージアップになる。 

オークション業の上原勝三が、動物愛護、と言い始めた。理由はそこです。 

彼は、ペット産業の地位が低いのをなぜかとても憂いており社会に認められたいと思っている。

またイメージアップしておかないと、法改正の折に呼んでもらえない。

どうにか法改正の中に潜り込んで、自分たちに都合のいいように持っていきたいわけです。

いかにも悪人では行政に入り込むのが難しい。 よって、仮面をつけるわけです。

 

ペットショップ、生体販売企業者が、動物愛護の名のもとに<保護譲渡活動>と宣言して

売れ残りの犬猫を、里親募集と称して、実質「売る」

譲渡、としながらも、一定の金額と寄付を要求したり・・・。

ペット里親会はそれです。上原グループの完全傘下にあります。

アニマル桃太郎の犬がいち早く運ばれ、いち早くそのことがアナウンスされました。

というか、他にも流れただろうに、そちらはなぜか口止めされている不思議。

里親会だけがアナウンスを許された背景には、寄付を一気に集めたい、という目論見が

あったのでしょうか。 アニマル桃太郎は、別に多頭崩壊したわけじゃなく 警察の家宅捜索が

はいったから崩壊に向かった。 

ニュースで話題になった現場から犬を引き取ると寄付が集めやすいんですよね。

あの犬たち!ってなりますから。 それも何百と引き取れば、一層賞賛と注目が集まる。

でも、逮捕案件だったというのがこれまでと違うところで。 

告発するにあたって、それなりの準備もしていた。地元の団体も協力体制にあった。

なのにいきなり消えてしまった。あの犬どうした?ってざわざわしたんですね・・・。 

なんたって、家宅捜索後三日ですよ。

早い早い、怖い怖い。 どんな勢いで運び出してたんでしょうか・・

法的には問題ないって言うけど、

百瀬は松本保健所に「徐々に引き渡す」と約束していたのです。

約束違反なんですけど、たぶんに口約束だし法的拘束力もない。

普段からの取引先商売仲間である、オークション業の上原と相談して、

全部おねがいしますってなったんでしょうか、それとも指示命令か? 

とにかく、逮捕されるまで何を聞かれても、犬の行き先を言わなかった百瀬耕二。

言えない・・・ということは、そういうことですね。言いたくない、、とは、

言うな、と言われてるから・・。 

相当おしゃべりそうなので口止めなんでしょう、たぶん。

 

で、ペット里親会というところ。 相当羽振りがよい愛護団体です。

もともとは、普通の愛護活動家だったのでしょうけど、10年ほど前オークション業の上原と

協力関係を結んでから、というものどんどん拡大しましたよね。

ああいう団体が巨大化すること自体、いいことなのかどうかわかりません。

本来はそういう犬猫が減っていくのが理想なので。

とにかく、ペット里親会は潤沢な資金をもっており病院も併設してる。

犬は、ほぼほぼブリーダーからの廃棄犬のみ。今は全く保健所には出向いてないようです。

保健所にいがちな柴系雑種の老犬、なんてのはいません。

みんなペットショップの売れ残り、か、ブリーダーがもういらないと言った犬。

だから、5歳くらいが圧倒的に多い。 あと障害犬もいますね。話題作りにはもってこい。

ブリーダーは障害があれば殺してしまうか、障害があっても子供が産めたら

生殺しで産ませ続けます。

桃太郎の百瀬はそうだったようです。 使い切れるまで使う・・。

あえて、そういう犬を連れてくる理由は、同情と金を集めるためです。

そうは認めないでしょうけれど

そういう作戦でやっている企業戦略にも見えてきます。 

背後に商売人であるオークション業者がついているからです。

 

動物保護活動家の人は、割と盲目タイプが多いです。

助けることだけに視点を絞ることができる、というか・・ 溺愛タイプ。

愛情も偏りすぎると問題が生じます。 親が子供をかわいがり過ぎてもダメだし

異性に尽くしすぎても不幸が生じるように、盲目的な愛は自己愛に根差します。

 

さて桃太郎事件に戻ります。 

消えた松本の犬、いったいどこへ・・・・?

ペット里親会って埼玉の保護団体でしょ? どうしてそこへ?

 

まぁ素朴な疑問ですよね。当初ペット里親会の上杉美恵子氏は言っていました。

どこから来たかって私はどうでもいい、

どんな現場だとかよく知らない、

とにかく目の前の犬を助けることだけ考えてる

それでいいじゃないですか?

 

いいんですかね・・ どこからどうやってきたかって知らないはずないのに。

数か月は隠していたんです。オークション業者、関東ペットパーク上原との関係を。

でも人の口に戸はたてられない、このSNS社会。

連れ出したのが上原勝三の息子だということまで広まっている。

上杉氏に質問すれば、上のような意味不明な回答にもなってない回答・・

 

上原との関係は? との質問を一月ばかり放置して、ようやく・・

長い長いストーリーを携えて、「10年来の協力関係です」と認めました。

でも、どんな犬でも助けたいと思ったから、と強調することに重きを置く。

ブリーダーの犬は助けちゃいけないんですか? なんて

誰もそんなこと言ってないのに論点ずらし。

 

最初から正直に言えばいいのに。 言えないようなことするな、って話。

保護犬、放棄犬を助けてる、のほうが聞こえがいいから、でしょうね。

ブリーダーから直接、もしくはアニマル桃太郎みたいに上原経由で引き取っている・・となると

それ、彼らの商売のお手伝いでは? という見方もされるわけです。

引き取り手がいないと、今までみたいに殺さないといけないけど

法律で殺すな最後まで飼えって言われてしまったから、表向き、殺せない。

殺してくれる引き取り業だって闇業者だしたぶんそれほど数も多くない。

そこで、保護団体へなわけです。 保護団体へ流せば、次の繁殖犬を入れられる。

エンドレス、です。

繁殖犬は悲惨な環境で酷使されます。

アニマル桃太郎は氷山の一角。

ケージの中に一生、なんて繁殖屋では通常じゃないんですかね。 

 

その後、(彼女の言うところの)誹謗中傷に辟易した上杉美恵子氏は、

突如不思議な発信をします。

あの、百瀬耕二と連絡を取った、と・・・。 おいおいまてよ、と言いたくなる。

悪徳繁殖業の百瀬、を ブリーダーの百瀬さんは・・と話し出す。

 

悪いことをする人は、かならず論点をずらします。

どんな酷い環境だったか、ということをわきに置いて

 

麻酔なしで帝王切開なんてありえない、とも言ったうえで

手術を教えたのは、告発した獣医師なんです!!と 言い出した。

それで、批判がそっちに向かうと計算したのでしょうかね・・

 

でもこれが不発。 証拠も何もないのに、自分へのちょっとした批判でも誹謗だという彼女が

百瀬の言うことはまるっと信じて発信。

そりゃ、グルでしょ、と思われても仕方ないですね。

 

百瀬は上原の部下みたいなもんだから、上杉さんとしても当然批判できないわけですか。

百瀬さんは、廃業されてすでに罪を償っているのに・・・と、気持ち悪い擁護。

 

こんなひどい目に合わせて許せない、と涙ぐむくらいが普通の愛護活動家です。

彼女は、自分のところに来る犬以外には関心がないらしい。

こんなに愛されてこんなに良くしてもらえる愛護団体はほかにはないだろう!

と常に自慢してますが・・ 

自分のところだけが天国ならいいのか?と思います。

 

アニマル桃太郎の犬は、家宅捜索時およそ950頭。

里親会に流したのは400頭ほどと言われます。

残りはどうなったか、彼女は全く気にならないようです。

残りはどうなったんですか? 

ほんと、誰か教えて・・・

 

行政に質問しても、わからない、というばかり。

挙句に、みんな保護団体へ、とアナウンスし始める・・・

平和な幕引きを望んでのことなんだろうけど、ほんとに呆れる。

それにだまされて、「よかったよかった」という市議会議員も出てくるありさま。

 

みんなが騙されると思うなよ、ばかにしてんのか? と思いますけどね、

上辺しか知らない人はうまく騙されるんです。

 

ペット里親会周辺のファンも同様。よく知らない人ほど支持します。

自分の感情を満たしてくれる、となれば、無条件に擁護する。

一緒に、犬助けしてる気分になっていいことをしている私、みたいに酔っている。

生体販売の流れの一部として、がっつり機能してしまっていることに

戸惑いはないのか? と問いたいです。

犬助けしてる、ということだけに絞ってみたら葛藤は起きないので

そういうことにしてるんでしょう。

見たくないものは見ない、ナルシストの特徴です。

 

たまにそういう犬もいる、程度ならまだしも

完全にブリーダーの下請けと化し、でもそれを隠し

保護しただのレスキューしただのと言って、同情と寄付を集める新しいビジネス。 

善良さに漬け込む、という点で悪質です。

頭の隅ではわかっているだろうと思いますが、いろんな欲でみえなくなるのでしょう。

芸能人もやってくる、人も金も集まってくる。

このビジネスを手放せるわけがないです。

 

ペット里親会は、元は普通の愛護団体だったと思いますが

最初から、下請け目的で作った自称保護活動団体も多発してます。

たとえば、こことか。

 

保護・譲渡の犬猫 里親募集 | ペットショップCoo&RIKU

悪名高いクーリクですが、大企業になるとイメージアップが大事でもありますしね・・

いいのかわるいのか。

同企業が経営する埼玉の繁殖所では、一生閉じ込められた生殺し状態で

子供を産まされてる犬がたくさんいるのにね。

 

きれいな言葉に騙されないように。 

 

とにかく、こういうブリーダー絡みのところは

保護だのレスキューだのという言葉をつかうのをやめてほしい。

そこを改めれば、詐欺的要素はとりあえず軽減するので。

 

 


次の記事で書く・・としたまま年を越し(-_-;)

2022-01-02 08:39:25 | 社会問題

のど元過ぎたら熱さ忘れ・・といいますが、怒りのエネルギーが枯渇した。

人の感情って、知った時には揺れ動くけど、知っている状態だとまた凪るんですよね。

なんて哲学的なことはさておき・・ 

一月異常このブログは放置してましたが、全貌が見えてきたところで、まとめとして再記録しまう。

タイトルも変えようかなぁ・・ 

11月頭に、百瀬耕二が逮捕され、その後なぜか「処分保留」になり、別棟の件で再逮捕、という

なんだか素人さんには意味不明な処遇がされてまして、再逮捕で拘留延長? 

そして、年末に「起訴」されました。 不起訴、略式起訴、だと放流されてしまうので

とりあえずよかった、という話。 裁判もあります。 見れるものなら見たい。

ただ、Evaの杉本彩さんの発信でわかったのですが、なんと、起訴内容に無麻酔帝王切開の関する項目が

入ってないらしい・・・ なんで? ということで

起訴内容に盛り込め、という署名活動がなされてます。https://twitter.com/everyanimal_eva/status/1475770736241688577

 

事件発覚当初騒いでいた人たちも静かになり、一時期ネット上にも追加記事がたくさんでましたが

それも一通り終結した感があります。 行政はいち早く、終了宣言。

まぁ、犬は業者が全部持って行ったし、早く忘れたい、という感じがありあり、でした。

県議会や市議会でも扱ってはもらえましたけど、それだけ・・ 

いつもながら、再発防止に努めます、これからはちゃんとやりますって言うけど、

でもまただれるんですよね、きっと。

さすがにこれだけ騒ぎになってるので、同業者は少しはヤバイと思ったかもしれませんけど。

 

裁判は、早くても二月・・・ 起訴内容に、無麻酔帝王切開を盛り込んでもらえるかどうかにも

よりますが、どんな判決が出るにしてもその時にはまたニュースになるだろうから

プチ炎上するかもしれません。

問題は、その後・・ですね。

二度と動物に関わるな、ということです。 そういう抑えが行政にできるか否か。

百瀬耕二という人と会ったことはないですが、一応、妻と子がいる表向きは普通の市民。

家族は二度とやらせないと言っている、という話も耳にしました。 それはそうでしょう。

田舎ですし、家族の立場はおそらく辛いものはあるでしょうから。

もしやるなら、家族の反対を振り切って、となりますが

それこそこのネット社会、あっという間にばれて大問題になりそうです。

年齢60歳。まだ元気だとしても長くはできない。 刑事事件にまでなった、という反省をもって

余生は静かに暮らしてほしいものです。 貯金は相当あるんでしょうから。

捕まってしまった、という反省はあっても、 ほんとに悪いことをしたなんてたぶん思わない。

悪いことした、かわいそう、って 逮捕前のインタビューに答えていたけど

あれを聞いて、あぁこいつはダメだな、って思いましたね。

あれだけのことをしておいて、捕まったら、かわいそうだった、なんて誰が信じますか?

全くの苦笑もんです。もう自分で何を言っているかわかってない。

どう言ったら非難を免れるかだけで頭がいっぱいなんでしょう。

 

ということで、この事件の構造については次の記事から、とします。 今度はすぐに書くつもり^^