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聴刻堂日乗

映画「最強のふたり」

映画「最強のふたり」を観た。

2011年のフランス映画。
監督はエリック・トレダノと
オリヴィエ・ナカシュ。
出演はフランソワ・クリュゼ、
オマール・シーほか。

首から下が動かない富豪の男と、
介護に雇われた貧しい移民の若者。
生まれも育ちも違う二人が友情を
深めていく、実話に基づく物語。

面白かった!
二人のやりとりが可笑しくて、
微笑ましくて。人と人の組合せ
って絶妙なものがあるのだな。

富豪のフィリップは気位が高い、
難しそうな人。これまでの介護人
はみな1か月と保たない。

若者のドリスは茶目っ気たっぷり、
何をしでかすか判らない。歯に衣
を着せぬ物言いで、相手が誰でも
不快そうな事も平気で口に出す。

こんな二人で合うのか。この二人
だからこそ合ったのか。同じ二人
でも時期や出会い方が違えば合わ
なかったかもしれない。人と人の
関係は実に不思議なものなのだ。

だとすると、自分を飾らず、遠慮
し過ぎず、縁のものだと割り切っ
て、人との出会いを楽しむのが良
いのだろうね。

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