香りで季節を感じる花が二つある。
春の沈丁花と、秋の金木犀だ。
沈丁花は学生時代に下宿の近くで咲いていた。
だから、毎年の学年期末のイメージがある。
金木犀は・・・、実はあまりイメージがない。
なぜだろう。
伴侶に金木犀のイメージを訊いてみた。
すると金木犀は身近にあった記憶が無いと言う。
そう言えば、この町に来てからかも知れない。
歩いているとあちこちにあるような気がする。
調べてみると、市の木に制定されてるらしい。
市の木だから多いのか、多いから市の木なのか。
ともあれ、金木犀はこの町の記憶なのだろう。
でもな。こう言うのもなんやけど、金木犀の
イメージ訊かれて一番多い答えは「芳香剤」
やて思うねんなぁ。
わし、この町嫌いやないねんで。ごめんしてな。