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聴刻堂日乗

映画「星の子」

映画「星の子」を観た。

2020年の日本映画。
原作は今村夏子。
監督・脚本は大森立嗣。
出演は芦田愛菜ほか。

面白かった。
観ながらいろいろ考えてしまった。

主人公は新興宗教の信者の娘。
いわゆる宗教二世。

成長するにつれ疑問を持ち始める。
だが両親との生活を否定できない。

そんな日常が淡々と描かれる。
否定でもなく肯定でもなく、
なるべく中立的な視点でもって。

これは宗教についての物語でなく、
親子の愛情の物語なのだな。

親子の愛情に嘘は無い。
映画はそこで終わってる。

安倍元首相の銃撃事件が2022年。
宗教二世の悲惨さが広く知られた。

今なら、原作者や監督はどんな
物語を描くのだろう。

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