映画「奥様は、取り扱い注意」
を観た。
2021年公開の日本映画。
監督は佐藤東弥。
出演は綾瀬はるか、西島秀俊ほか。
凄腕の女工作員。戦闘中の怪我で
記憶喪失に。夫は、彼女を密かに
監視する公安警察官。ある事件の
捜査任務で妻を連れて港町に赴任
する。
2017年のTVドラマの劇場版。
ドラマは観ておらず映画が初見だ。
一本の映画としては、残念ながら
面白くなかった。
何を見るべきか散漫だった。事件
のサスペンスや、戦闘アクション
や、綾瀬と西島のラブロマンスや、
港町の人間模様など色々描かれる
が、どれも中途半端。責任者不在、
船頭多くして船が山に登ったか。
もっと西島と綾瀬にフォーカスす
れば良いのに。公安の任務から次
第に妻を本当に愛するようになり、
その狭間で苦悩する西島。そんな
夫の愛を信じていいかどうか悩む
綾瀬。事件の経過やアクションも、
そんな二人の感情が現れるための
舞台にすべきだろう。
この映画は上海の国際映画祭にも
出たらしい。ちょっと恥ずかしい。
日本映画、頑張ってくれよ!