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JE1CKA/KH0AMの活動情報

2019-12 ARRL160mコンテスト

2019-12-10 18:54:02 | コンテスト
昨年はZSに滞在していたために参加できなかった。今年もどうなるか分からない状態で12月に突入、どうやら来年春までは日本に居られそうです。
CQ WW CWでは21QRPで参加していてコンディションが終わってから、1.8を集中して運用してみました。アンテナはここ数年何の変更もしていないのに、あれ?何か違うという感触が有りました。
過去ARRL160コンテストに何時参加したのだろう、とログを漁ってみたところ2016年が直近の参加でした
2016 88Q-168P-30M= 5,040
2014 4Q- 8P- 2M= 16
もっと参加していると思っていたのですが、ほとんどパスしてたんですね。

CQ WW CWの好感触があったため、暇な日程調整して(笑)12月6日(金)20時に飯能シャックに到着、室内温度3度。いやー、12月の飯能山頂は極寒の世界です。ストーブ炊いていないと凍え死にます。先ずはスローパーとビバレージのSWRチェック。スローパーのSWRは良好でしたが、ビバレージは無限大になっていました。
設備は、ここ数年変わっていません。30mタワーの25m付近を給電として南方向に引き下ろしたスローパーです。北方向に展張したいのですが、木が生えていてエレメントが枝葉に触れてしまうので仕方なく南方向に張っています。そのままだと給電点インピーダンスが20Ω前後なので、自作のUNUNによりインピーダンスマッチングをしています。ここしばらく、1815KHzでSWR1.1程度になっています。細長い敷地にタワーが3本建っているので、そのまま1.8のエレメントを引っ張ると他のアンテナのエレメントと交錯するため、エレメントの途中からロープで引っ張って干渉を避けています。
翌朝SWRが無限大になっていたビバレージの原因調査。やはり途中でエレメントが切れていました。補修用のビニール電線と圧着端子をもって張り直し。2時間ほどで修理完了、しかしSWRは無限大のまま。原因は2点しかない、終端抵抗部分か給電部のいずれか。まずは終端抵抗ボックスを外してみると、中でチャプチャプ水の音がしている。部屋に持ち返って蓋を開けてみると中には半分ほど雨水が溜まっていました。蓋と本体の間が経年変化で隙間が出来てそこから雨水が侵入した模様。終端抵抗が雨水に浸かっていて、抵抗値を測ったら無限大になっていました。新しいケースにターミナルと同軸コネクタを取付け、2本の抵抗で450Ω付近になる組合せを見つけて内部にセット。蓋の周りを自己融着テープでシールドしてから再設置。しかし、SWRは相変わらず無限大のまま。残るは給電部(マッチングセクション)だけど、昼も過ぎてそろそろバンドが開けてくる予感。ビバレージの使用は諦め、スローパーで送受信することにして撤収。
15時過ぎにはUSがそこそこの強さで数局入感、何回呼んでも全く応答無し。KL7SBが強く入感、でも誰も呼ばない??呼んでみると一発で応答が有る、しかし相変わらずUSからは無反応。でも、日没前からUSがこんなに強く入感するって、間違いなくコンディションが極めて良い。やっと16時にNC6Kから応答が有り、それから少しずつ応答率が上がってきました。1610Jから1815KHzでCQを出すとパラパラと呼ばれ始め、10Q/10minのハイペース。こんなに呼ばれて良いのでしょうか?と言う程の過去に経験したことのないコンディションでした。それも24時には閉店。
開けて日曜日、やはり15時にはUSが入感、もしかして昨日よりコンディション良い? しかし、バンドを探ってもQSOした局ばかり、もうひたすらCQを出して呼ばれるしかないとCQ連呼。しかし、22時過ぎにアンプのプロテクト動作! あれ?と思って確認すると、SWRが6を超えている状態。アンテナアナライザーを同軸に直結して測定すると、やはりアンテナに障害が発生している模様。多分CQの長時間送信によりマッチング用のUNUNが発熱して巻き線がショートしたか、トロイダルコアが割れてしまったとしか思えない状態でした。仕方なくここでQRT。続けていれば後10QSO程度は上積みできたかもしれません。

Day        Hr  1.8   Accum
2019-12-07 06    1     1
2019-12-07 07   31    32
2019-12-07 08   16    48
2019-12-07 09   17    65
2019-12-07 10    6    71
2019-12-07 11    6    77
2019-12-07 12   13    90
2019-12-07 13   12   102
2019-12-07 14   14   116
2019-12-07 15    1   117
2019-12-08 06    2   119
2019-12-08 07    7   126
2019-12-08 08    9   135
2019-12-08 09    6   141
2019-12-08 10    3   144
2019-12-08 11    3   147
2019-12-08 12    5   152
2019-12-08 13    7   159
Total          159   159

  Band     QSOs     Pts  Sec
   1.8     159     316   42
 Score : 13,272

呼ばれているのは分かってもコールが取れない、コールは取れたけどナンバーがコピーできない局がそこそこ居ました。しかし、概ね送受のバランスは良かったと思います。ビバレージが使えていれば、それらの局がコピーで来たかもしれませんが、まぁー仕方ないですね。
1.8でこんなにQSO出来るなんて、実に楽しいコンテストでした。

コンテスト終了後、ビバレージの給電部を外して内部を確認したところ、ターミナルが錆びていたり、マッチングトランス自体の不具合を見つけ、ターミナルの交換とマッチングトランスの巻き直しをしたところ、正常動作を確認出来ました。来年のCQ WW 160CWまでにはスローパーのマッチング部分を修理して、ビバレージも駆使して参加出来るようにしたいものです。

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