ポチ日記

ポチの日常生活、恋愛、などなど

興奮が冷めない

2008年06月21日 | Weblog
今、宮部みゆきさんの小説「誰か」を読み終えました。

いやぁ、面白かった!文庫で3センチほどの厚さなので結構長かったんですが、2センチほどいくまで割りとたんたんとした感じで「外したかな」と思いながらも読んでいました。でも最後の最後に急展開!信じて読み続けたかいがありました(笑)

といってもまぁ…今まで読んだ「レベル7」とか「火車(だっけ?)」に比べると大分作風が違い、やっぱりちょっと期待外れだったのかなぁ。物語全体のテンポがあまりに遅くてちょっと飽きてしまったので…もしそれが最後により驚かせるための効果だとしても、ちょっと長過ぎるかなぁ。
でも宮部みゆきさんの小説って、人物が良く書かれてるんですよね。良い人も、悪い人も。…人間のよい面も悪い面もって言った方がいいかな。特に宮部さんが書く人間の生き生きしたところが好きです。コミカルな人がたくさん出てくるんですよね。ちょい役でもすごく良く描かれてて、私の中でその人達が動き出すんです。まるで劇を見てるみたいな気分になる。

そういった面では今回も当たりだったかな。でも、上で言ったのとは逆に、宮部さんは悪役を書くのはあまり得意じゃない気もするんです。善人として書かれてる人に比べて、少し薄っぺらな気もする。でもそれは宮部さんが下手なんじゃなく、人が悪いことをする時はどうにも筋が通らないからかもしれませんね。筋が通らないことだから、この人はこういう理由で悪いことしたんだよーっていくら丁寧に描かれても、納得出来ないのかもしれません。それか、私の想像力が足りないか(笑)

そういえばイチにレベル7貸したんだけど、あまり面白くないって言ってたなー。うーん。私が好きなものを、イチにも好きになって欲しいのに。私はイチが好きなものはほとんど好きになっちゃうからな~なんか悔しい…(笑)

さてと、寝ますかね…

最新の画像もっと見る