幸福堂鍼灸整骨院 自由なブログ

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ツバつけときゃ治る世代。

2016年04月08日 | 日記
70歳代の患者さま、子供時代を振り返ってこうおっしゃる。

「田舎やから、昔は周りに医者はおらんし病院もなかったやん?
 だから家の婆ちゃんが、民間療法として自分で灸をしとったわ。
 孫やったワシがよう手伝ってあげとってん。」

昔の方は皮膚の上に直接、もぐさをのせてはりましたよね。

僕のお婆はんもそうしてました。
直接もぐさを乗っけるもんだから、患部がヤケドっぽくなってました。

今はそんなヤケドをするような灸術はしませんが、昔のやり方はあえてヤケドっぽくさせてたフシがあります。
 
わざとそうやって炎症を起こさせ、白血球、リンパ球などが出て細胞の修復を図るという理屈だったようです。

「それはそうとこの間な、ヨチヨチ歩きの孫がころんでほんのちょっとだけ足擦りむいたから、『そんなもんくらい、ツバつけときゃ治る』言うたってん。
 そしたら息子の嫁が嫌そうな顔しよってなぁ。」

あかん、あかん。
あかんで~。

まさかホンマにツバでもつけてごらんなさいな。

お嫁さんとの関係に、確実に遺恨を残しますえ。
ヘタすりゃ、一生孫ちゃんを触れさせてもらえなくなりますえ。

何でもかんでも『ツバつけときゃ治る』で育ってこられた世代の方々、お気を付けあそばせ~。