店の前に畳一畳分あるかないか程度の、ささやかではありますが花壇を設けています。
栗の木が一本、謎のこんもりした木が2本、リュウノヒゲ、ツルが伸びるツル科の植物、秋から冬にかけて葉が真っ赤に染まるタフな植物、スギだかヒノキが2本、そしてポポーの木が3,4本程、と狭いながらもなかなかバラエティに富んでいます。
この植物たちの中で私が最も目をかけて水やりをしているのがポポーの木です。
どのくらい前かは忘れましたが、ポポーという北米原産の珍しい果物を頂いてとても美味しいと感じたので果実の中にあった種から育てた、いわば思い入れの深い木です。
ポポーは明治だか大正の頃に輸入された果物でして、果実が大変傷みやすい為にほとんど流通していない一風変わった果物です。
種類がいくつかありますので一概には言えませんが、私が食べたそれは、柿とバナナとマンゴーを合わせた味とカスタードクリームのような食感でして、もっと食べたいなぁと思いました。
そういうことで大切にしているポポーの木なのですが、今年になってすくすくと成長していまして、だいたい160センチくらいの背丈になっています。
茎がまだ細いのでちょっと頼りないですが、そんなところも守ってあげたくなる木です。
ある日、いつものように朝水やりをしながらポポーの茎やら枝やら葉っぱをじっくりとみていました。
葉っぱはけっこう大きく、害虫に強い植物なので虫食いも無くキレイなもんですが、と、思ってみていましたら、葉っぱが数枚、丸くくり抜かれたような形になっていました。
そんな形の葉っぱをした植物はあるのですが、ポポーはそれではないのでおかしいなと思って見ていました。
すると、ポポーの葉っぱに黒っぽい蜂が一匹飛んできて、なんとも不思議な事を始めたのです。
その蜂は、ぶんぶんと飛びながらポポーの葉っぱを口で器用に切り抜いていたのです。
そして、半円形に切り抜いた後その切り抜いた部分を持って何処かへ飛んでいくのです。
しばらくしてまた戻ってきて同じことを繰り返します。
あまりの手際の良さに感心して見ていましたが、ポポーの葉っぱがどんどんいびつな形になっていきます。
ポポーの葉っぱで何をしているかは知りませんが、とんだ蜂に目を付けられたものです。
ニコニコせいたい
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施術
2000円~4000円
(25分~75分)