増田カイロプラクティック【読書三昧】

増田カイロプラクティックセンターのスタッフ全員による読書三昧。
ダントツで院長増田裕DCの読書量が多いです…。

野人エッセイす

2010-07-15 11:53:47 | 増田カイロプラクティック図書
患者様のお勧めで寄贈していただいた本です。
究極の野生人のような著者が以前からブログにて独自の理論で常識の矛盾を説いているものをまとめています。

何がよくて何が悪いではなく、「自然界の道理に反することはしない」ただそれだけです。
これを柱に食の本質と健康、自然界の循環、大地の仕組み、協生農法などを述べています。

例えば、合成石鹸と無添加石鹸を比べるのでなく、石鹸自体が不要であると。
人間の身体は多くの微生物達と共存しています。
この微生物達は私たちの身体の汗から出される有機物を分解してくれます。
本来、人間は余計なことをしなくてもいいように身体の仕組みが出来ているのです。
大切な微生物を石鹸でゴシゴシと洗い落とさなくてもいいのです。
洗い流すことで皮膚表面の本来の機能を失うので抵抗力が落ち、皮膚のトラブルには保湿剤や薬が欠かせなくなってしまうのです。

これは農業においても同じこと。
土壌には多くの微生物や動物達がいて、彼らの代謝物で土も栄養されたり発酵します。
人間が肥料をまいて頑張らなくても自然界にはその力はあります。
ただ薬で虫を退治してしまうとその循環は崩れますので、土壌は自分で循環する力を失ってしまいます。
今の土壌はこちらのケースが多いのでしょう。

これは現代人にとっては極端なことかもしれません。
この本の感想は人によって大きく差が出るかもしれません。

野人さんほど徹底することは難しいですが、これを読むと少しだけ虫がかわいく見えたり、殺菌除菌消毒に躍起にならなくていいのだと肩の荷がおりたり、まずはその程度でも感じることが出来ればいいかなと思いました。

本書は増田カイロの待合室においています。
気になる項目だけでもぜひ読んでみてください。
(佐藤記)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 徳川家康 | トップ | カビと健康の常識・非常識 »

増田カイロプラクティック図書」カテゴリの最新記事