いつになっても

悲しいこと。
自分が見てきた動物が亡くなること。

時間外に瀕死で来院されたネコ。
FIV末期、重度口内炎、慢性腎不全、重度削痩。
一度は食事を食べるようになり立て直したものの、
初診より2週間後の本日に亡くなったとのお電話をいただく。

お電話では満足されていた様ではありましたが、
正直もう少し上向きになってほしかったです。

ぎりぎりの線で踏みとどまっていたけど、
些細な微風で儚い灯火は途絶えてしまいました。

途絶えてしまった灯火を再びつけることはできないけれど、
新しい灯火がより長く美しく輝きますように、
輝けるお手伝いができますように。
明るい灯火に照らされた笑顔がたくさんありますように。

運命の前で私たちはちっぽけな存在だけど、
笑顔を作り出すことができるかも。
さ、がんばらなくちゃ。