今夜は初夢ですね (￣▽￣)

今夜は初夢ですね

昔から実家では
初夢の時には
枕の下に

七福神を載せた宝船の絵を書いた紙を敷いて寝る。
というのをやっていました。

そこに、長唄の『宝船』の一節

なかきよのとをのねふりのみなめざめ
なみのりふねのをとのよきかな
（長き世のとをの眠りのみな目覚め波乗り船の音のよきかな）
　という回文を書きます。

これは、七福神の紅一点である弁天様を花魁に見立て（汗）
七福神が宝船に乗って廓（くるわ）で恋争いをさせるという、
洒落た曲。（￣▽￣；）うはは

「長き夜の遠の眠りの皆目覚め」から始まり、
七福神が盛り上がるという中「浪乗船の音のよきかな」と結びます。（なんつー唄でしょう（汗））

洒落ているのは
宝船の歌いだしと終わりの文章をつなげた歌詞なのですが
上から読んでも下から読んでも同じ言葉になります。

江戸時代位からの風習みたいです。


皆様良い初夢を*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*




付録：

【歌詞】

　長き世の　遠の眠りの皆目ざめ
　恵方に当たる弁天の
　笑顔に見とれていつまでか
　茶屋が床机に　根が生え抜きの
　毘沙門さんのじゃらつきを
　見兼ねて布袋がのっさのさ
　そうはならぬと　押し合う中へ
　連れ立つ勇の大黒　恵比寿
　これはたまらぬ　
　こりゃどうじゃ
　恋争いは吉原の
　派手な大尽　福禄寿
　抑々廓の全盛は
　幇間末社の大一座
　三日は客のきそ始め
　此方に髭の意休と見たるは
　心やさしき寿老人
　袖に禿が鹿の縫
　是れも仕きせの伊達模様
　皆、さざめきていさましく
　廓の門に　入りふねは
　浪乗船の音のよきかな



どんぶらっこっこ！っと宝船がやってきて
浪乗船の音のよきかなかな。でしめるという言葉は、
情緒があって良いですね



長唄の手ほどきの唄になるため
ワタクシ、コレを小学１年生で習いました。

この頃、恋争いはとか、廓とか
コドモが唄う歌詞としては。。