Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

ケント白石の創作イメージとカメラが作るイメージの違い

2016年01月19日 | 世界で通用するArtistになるために学ぶ!
ケント白石の創作イメージとカメラが作るイメージの違い。
現在のカメラはまだ僕のイメージを作れない。
The difference between my creative image and the camera's image.

毎回書いていますが、今日も書きます。
(#^.^#)
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人Artistがいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
・・・・・・・・
『ケント白石さんの科学的写真術講座は何を教えて下さるんですか?』
こういう質問が良く来ます。その都度個々にお答えするのは大変です。またせっかく受講されても、ご本人が習いたい事と違っていたら困ります。
そこで、簡単に説明します。僕が何を教えるかという事も大切ですが、まず一番大切な事は僕がしている事、つまり作品創作においての僕の考え方と実際にしている事を理解して下さい。その上で興味のある方だけが受講されたら宜しいと思います。今年は外国人も相当な問い合わせがあります。それこそ外国のプロフェッショナルからも受講の申し込みが来ています。もしかしたら僕の作品は日本人より外国人受けするのかもしれませんね!
(#^.^#)
さて今夜もお客様を「青い池」のライトアップにこれからお連れするので時間がありません。よって早速写真をご覧下さい。


"Morning light" 『朝の光』
Biei in Hokkaido,Japan.

実はこの場所は私有地であり撮影するには許可が必要です。
僕はクライアントである地主さんにお渡しする写真撮影をしています。
さて一昨日の朝、まずまずの天気で十勝連峰も見えました。普通に撮影するならこの程度の写真は創作出来ます。また昨日Upしました次の写真も普通に撮れます。


"Morning Blue" Biei in Hokkaido,Japan.
「青い朝」 北海道美瑛町

どちらも普通に良い写真です。
しかし僕は「雪降る朝」の写真がずっと撮りたいと思っていました。北海道らしく雪が降っていながら、太陽が滲んでいる空。寒い中にも温かさを感じる事が出来る、そんな風景です。
この場所にはそんな情景が似合う、そう考えていました。でもなかなかそんな場面を撮影する機会はありません。・・・しかしつい先日、お客様と撮影ツァー中にその情景を撮影するチャンスがありました。
まずはSONYのカメラで撮影・そしてカメラ内で現像された撮って出しをご覧下さい。


The snow fall morning - 雪降る朝
Biei in Hokkaido,Japan.the camera's image.
カメラが創作した作品。

この写真はJpeg撮って出しです。つまりSONYのカメラが作った絵です。
ただし撮影現場で一時間以上セッテングしながら撮り続けた写真です。普通ではなかなかこうは撮影出来ません。
一緒にツァーに参加した方達は「素晴らしいですね!」そう話されていました。雪降る中で皆さん頑張って撮影されました。
しかし残念ながら、それでも僕が撮影時に抱いていたイメージとは遠く離れています。
特にこの様に雪降る曇り空で、しかし太陽が出ている様な場面、情緒的な表現は機械には出来ません。少なくとも僕を満足させるのは無理です。
報道やスポーツ等、他の分野はともかく、風景写真に関してはまだまだ僕は納得出来ません。ハッキリ言いまして、カメラが僕のイメージを創作する事は今現在不可能です。

ではこの場面で僕が抱いたイメージは?
それは次の写真をご覧下さい。


The snow fall morning - 雪降る朝
Biei in Hokkaido,Japan.This work is the image of Kent Shiraishi.
ケント白石が自分のイメージを創作した作品。

この作品の大きな画像をもし4KやiMac5Kで観賞するなら、太陽に雪が降りかかっている様に見え、またコントラストや自然な階調の変化に納得されるはずです。今現在カメラでこの様な表現を創作する事は不可能です。

これ以上は何も書きません。
僕の写真術講座を受講されるかどうか?
上で書いた事、作品を参考にされてお決め下さい。
(#^.^#)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
★ケント白石 写真家のCafe「てふてふ」
Open Time : 13時~22時 不定休 写真術講座開講中
Tel:0166-92-5137
撮影で不在の時が多いです。来館前にお電話下さい!
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