世界一小さなモンテッソーリスクール Child工房

since 15 Nov. 1994 yao-city Osaka. * '06.10.01 ブログ サイト開設

「敏感期」(秩序)

2006-05-02 | モンテッソーリ用語のマメ知識。
生涯を感性豊かに生きてゆける人である為に、幼児期に是非しておかなければならない事-「敏感期」を十分に生きる事です。

一歳前後から、順序が違うと大泣きしたり、「ここじゃないとダメッ」と場所にこだわったり、ある特定のものに固執したり等、大人には奇妙に思える行動がありますが、これらは幼児期の「敏感期」の表れです。

「敏感期」とは、ある能力を獲得するために、ある特定の事柄に対して、それと関わる感受性が、特別敏感になる短い期間の事です。

さて、やっと二本足歩行ができる様になった頃~一歳頃から三歳頃をピークとし、、五歳頃には消えていく奇妙感受性を「秩序感」といいます。

この時期は、順序・場所・習慣・所有物等がいつも決まっていなければ気がすみません。
子どもが手に触れたものの肌触りを余念なく楽しんだり、同じ場所や順序に強く執着するのは、距離感や上下左右の位置感覚を認識する部位に神経繊維がさかんにネットワークされる時期にあたるためでしょう。

大人が「敏感期」を知らないばかりに、大人と子どもの真剣な闘争が生じることだってあります。
ところが逆に「敏感期」を知っているが故に、子どものこだわりに関心を持ち、生命の不思議に感動したり、思わず笑い出したりし、子どもと生きる生活が楽しくてならなくなります。

だから幼児期の不思議な敏感期の行動を「見る目」を持ち、その根拠についての「知識」を少しでも持っている事が大切なのです。


「マリア・モンテッソーリ」

2006-04-18 | モンテッソーリ用語のマメ知識。
”マリア・モンテッソーリ”・・・イタリア初の女性医師から出発し障害児教育を経て幼児教育の領域に入っていく事になった彼女は、子どもの行動をよく観察し、その様な行動をする理由を生理学的な根拠との関連で考察していました。

その彼女が創り出した教育法は子どもの動きや反応を見て、その理由がわかり、適切な対応の仕方を知り、「子どもの見方や助け方」を教えてくれます。

幼い子どもと生きるものにとって、知っていると知らないとでは、子育ての過程での楽しみ方が大きく違ってくるのです。

「子どもの助け方」についても、子どもに何か伝える時に知っていれば、苦労しなくてすむ知識と技術です。


はじめに。

2006-04-01 | モンテッソーリ用語のマメ知識。
「チャイルド工房」のサイトをご覧頂き、ありがとうございます。

ご覧頂いている方の中には”モンテッソーリ”という言葉を初めて知った方、聞いたことはあるけど詳しくは知らない方もおられると思います。
「チャイルド工房」に来ているお母さん達も大半の方はそうでした。

悩み・溜め息・イライラは、子育てについてまわる事ですが、それに打ち勝つ力を子どもと一緒に探りながらがんばっていきましょうネ。(ポンタ)


※ポンタちゃん先生が『モンテッソーリ教育』に関するいろいろな本や資料から得た知識をもとに、わかりやすくまとめてくださったものを少しずつ紹介していきます。(みゆ)