昼の部、夜の部と当日券は50枚ありました。
私は昼の部に行きました。
今回は抽選ということで、開演の1時間前になると、
係の人から一列に並ぶように指示が出ます。
それから並んでくじを引いていきます。
一人二人分まで取れます。
そのくじで出た番号順に並びなおしてチケットを買うという形です。
チケットはこちらが選ぶのではなく、受付の人が順にいい席を
用意してくれる形でした。
主役の森田剛さんは、ジャニーズだし、V6だしで人気なので
当日券が手に入らないのではないか?と思ってたのですが、
雨のせいもあってか、一時間前に並んだのは30人くらいだったので、
並んだ人全員がチケットを手に入れることが出来ました。
私は20番目だったんですけど、M列の左よりの真ん中あたりの席でした。
横通路すぐ後ろの席なので見やすくていい席でした。
目の前を森田さんが走りましたし。
ということは、それより前に並んでいた人はもっといい席なんですよね。
とうことで、当日券でもチャンスありますので、もし諦めている方は、
機会があれば是非チャレンジを。
私の今回の一番のお目当ては戸田恵梨香さん!
しかし、づらを被っているので、戸田さんと確信を持てずに見ました。
でも、ところどころの台詞回しで「戸田さんだ!」って感じでした。
カーテンコールで去るときは、ちょこちょこと走っていて、
これまた「戸田さんだ!」ってな感じでかわいかったです。
芝居のほうですが、泣きました。
丁度、高知を中心とした幕末の話なんですけどね。
「天は動くけど、山は動かない・・・。
ずっと地に足をつけて、山を見ていればよかった・・・。」
・・・曖昧ですが、そのような以蔵の台詞が出てくるんですよね。
もう、涙です。
天とは自分の上のものをさしています。先生だったり、将軍だったり。
山とは、以蔵の幼馴染のおミツのこと。
そして、ラストの黄色い満作の花吹雪。
満作はおミツの花。

↑満作(まんさく)・・・満作科
・ 開花時期は、 1月末頃~ 3月末頃。
・ 春に他の花に先駆けて咲くので ”まず咲く花”ということで
だんだんと ”まんさく”になっていったらしい。
また、花がたくさんつくので 「豊年満作」から命名されたとも。
その花吹雪に最後、舞台全体包まれるんですよね。
その中で処刑されにいく以蔵。
ここでラストなんですよね。
涙、涙です。
途中の真似事の三々九度も泣けました。
おミツはもう、別の人と結婚してしまったんだけど、
本当は以蔵と惹かれあっている仲なんですよね。
でも以蔵が侍をやめないので、他の人と結婚したんですよね。
この三々九度の酒、毒入りなんですよね・・・。
観客にはそれが予想つくから、無邪気に幸せそうに三々九度する
二人がすごく切ないんですよね・・・。
毒入りを知らない以蔵とおミツ、本当に幸せそうなんだもん。
その毒でおミツだけ死んでしまうんですよね・・・。
おミツが結婚する前に、おミツは何度も侍をやめるように以蔵にもちかけました。
侍をやめて、一緒に暮らそうと何度も以蔵に言いましたが、
以蔵は武士を捨てることができなかった。
天を信じて、ひたすら不動だと信じていた天を信じて・・・。
しかし、夜空を見て以蔵は思う。
天は常に動いている・・・と。
それに早く気づけば、おミツと幸せになれたかも知れない。
「本当に何もなくなってしまった!」
おミツが死んだときに以蔵が叫ぶ台詞です。
切ないです。
それを自分に置き換えて感想・・・ってすごく難しい。
でも、自分にとってすごく大事なことをテーマにした芝居だなぁと思いました。
まだうまく言葉にならないけど、当日券で見に行ってよかったなぁと思いました。
えっと、あとですね。
新感線といえば、松さんが「メタルマクベス」でお世話になった劇団ですが、
その当時に出ていた役者さんももちろん出ていて・・・それが面白かったなぁ。
ついつい、メタルマクベスを思い出してしまいましたよ。