えんじゃけん

ゆとり教育

今朝、ゆとり教育について話し合いをしているTVをたまたま見た。

私が子どもの頃からすでにゆとり教育はうたわれていたんですよね。
けど、私達の世代はまだまだ昔の教育体制からそんなに抜けきっては
いない世代だったように思います。
教育改革といっても現場の先生方がそうそうすんなりとついていける
わけがない。実際、今行われている総合の時間だって無駄に使ったり、
使い方の分からない教師が多いのだ。
来年からまた教科書に発展ということで、今まで削除されたものが
復活する。教育も行政もだけど、本当にいきあたりばったりで
あんまり考えずにころころ変えているような気がしてなりません。

そもそもゆとり教育って詰め込み教育からの脱出のために
言われ続けてきたことと言われています。
けど、実情はあんまり変化がなかなか見られず、今だ学歴社会であり、
学校で行わないならと塾に行って詰め込み教育が行われる。
週休二日制になっても外は危険だと言って子どもだけでは外に出して
もらえず、共働きの家庭で土曜日も両親とも仕事であればただ、
家の中でゲームをして遊ぶだけの子ども。
「生きる力」がそれでつくのだろうか。

最近、少し驚いたことがあります。

「すぐに怒るから怖くて叱れないんですよ。
もう、御機嫌とりで気をつかいます。」

これはある小学校低学年の親の子どもに対する発言です。
教師の教育力が低下している中、家庭での教育力も低下しています。
そんな中でゆとり教育だと時間を与えたところで、地域の教育力にも
期待はできないのではないでしょうか?
学校に統べての責任を委ねようとする親が増える中、
教育の基本・基礎は家庭なのだという自覚を持って欲しい。
今は本当に、子どもの教育だけでなく、大人の教育が必要な時代。
そう思います。
大人を、そして地域を向上させないで、子どもだけに「生きる力」を
とうたったところでそれは過度な期待というものだと思う。

個人主義は結局はひ弱な人を作る結果に到ったのかもしれません。
協力しあう心、助け合う心、思いやる心こそ生きる力じゃないんでしょうか。
人と触れあうことが楽しいと思える子ども。
それが社会平和にも繋がるし、社会の向上にも繋がるように思います。
けして馴れ合いを期待するわけでなく。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事