□本日落語二席。
◆春風亭一花「井戸の茶碗」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
内幸町ホール、令和元(2019)年5月9日(春風亭一花独演会「はなべんspecial」)。
昨今女流落語家もけっこう増えてきた。なかには、従来演じられてきた古典を、女の視点から再構成して一席に仕立てあげるという演りかたも出てきている。
◆春風亭一花「井戸の茶碗」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
内幸町ホール、令和元(2019)年5月9日(春風亭一花独演会「はなべんspecial」)。
昨今女流落語家もけっこう増えてきた。なかには、従来演じられてきた古典を、女の視点から再構成して一席に仕立てあげるという演りかたも出てきている。
また、そこまで改作せずとも、登場人物が女である場合、その言動をちょっとクローズアップしたり、登場時間(回数)を多くするなどという形もある。
確かに、従来男で演じられてきた落語の女役登場人物を、実際に女が演じると、リアルで感情移入も一入だ。
この「井戸の茶碗」で、女の登場人物というと、千代田卜斎の娘ただ一人。しかも、通常ははじめの紙屑屋を路地から呼びとめるところにだけ娘の台詞がある。あとは、ただその存在が語られていくばかりである。
もしも、一花がこれからも「井戸の茶碗」を演じるなら、この千代田卜斎の娘をもっと登場させるとよいと思った。娘と父の会話があるとかでもよいと思う。そうすると、女流落語家の演る、新しい「井戸の茶碗」の型ができあがるだろうにと思ったしだいである。
◆『笑点』大喜利:桂歌丸(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・春風亭昇太・六代目三遊亭円楽・林家たい平(BS日テレ『笑点 火曜なつかし版』)。
後楽園ホール、平成24(2012)年7月29日OA(『笑点』第2325回)。
後楽園ホール、平成24(2012)年7月29日OA(『笑点』第2325回)。