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竹林亭白房

「サンデー俳句王」(『サンデー毎日』2025年3月9日号)★俳句

本日は『サンデー毎日』発売日。「サンデー俳句王」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

○金曜は甘美な匂ひ黄水仙
(「サンデー俳句王」※課題「黄水仙」/『サンデー毎日』2025年3月9日号/天!/中江有里選)。

植物を詠むのは苦手。兼題で植物が出ると、まずは歳時記を確かめ、その後、いつもネットで画像などを見たり性質を調べたりして四苦八苦である。いきおい植物詠は総じて妄想句となる。

今回も、黄水仙そのものを間近で鑑賞したことなどなく、ネット情報では香りについて書いているものが出てきたので、嗅覚をテーマに詠んでみた。
得られた情報には、「鋭く強い芳香」「たぐいまれな気品ある香り」「 上品で華やかなフローラル調」「グリーンノートを感じる香り」などあった。

最後の「グリーンノート」というのがわからず、これまた検索すると「バイオレットリーフなどの草木の青葉の香調」などと説明されている。したところ、今度は「バイオレットリーフ」がわからず、こちらを検索すると、「グリーンで濃厚なスミレの香り」「フルーティーで爽やかな香り」「香りの成分が柑橘系果実に近い」などとありました。

いろいろな形容が並びましたが、はたしてこれはみな共通する香りと言ってよいのかどうか迷います。芳香の形容は実に難しいものだというのはわかりました。
そんな形容をぼんやり眺めて「甘美な」という句にしたしだいです。あまりひねりがなかったかもしれない。けれど、「天」が得られた!

□本日落語二席。
◆春風亭朝枝「加賀の千代」(BSよしもと『若手創作落語の会』#28)。
東京浅草雷5656会館、令和7(2025)年1月4日収録(「新春!若手噺家寄席~江戸落語と上方落語~」第二部)。

◆月亭希遊「お弁当騒動」(BSよしもと『若手創作落語の会』#28)。
東京浅草雷5656会館、令和7(2025)年1月4日収録(「新春!若手噺家寄席~江戸落語と上方落語~」第二部)。
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