竹林亭白房

天吾「ちりとてちん」★落語

□本日落語三席。
◆桂天吾「ちりとてちん」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年2月25日OA。
南天の弟子である。確か、どこかで聞いたか読んだかした記憶があるのだが、南天は弟子を一人しか取らないときめ、それがこの天吾ということではなかっただろうか。
それは、南天自身が師匠南光のただ一人の弟子だったことに倣ったものだということではなかっただろうか。ちなみに、南光は過去に南天以外の弟子が二人ほどいたが、みな廃業し、また、南光自身も同時に複数の弟子を置いたことがない。

そんな入門まだ浅い(令和元年入門)、天吾の「ちりとてちん」は、大師匠の南光譲りのネタ運びだった。そもそも南天自身が南光流で演っているので、同じになるのは当然と言えば当然だ。つい一週間前にもABCの「上方落語をきく会」で、南天の「ちりとてちん」を聞いたばかりだ。

茶碗蒸しが出てきたり、会話の語尾に「……よっ」をつけたり、人からものを勧められた際にじゅうぶん溜めを入れてから「そうですか」と言って応じるといったあたりが南光流。
ただ、南天は南光流を継承しながらも、独自のテイストを加味しているところあったように思うが、この天吾の「ちりとてちん」は、より南光オリジナルに近い感じがした。もしかして、直接南光に稽古をつけてもらったのだろうか。

◆柳家小はぜ「道灌」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年2月25日OA。

◆桂米二「寄合酒」(ABCラジオ『上方落語をきく会』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和5(2023)年2月19日※生放送(第121回「上方落語をきく会」夜の部「桂二葉しごきの会」)。
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