竹林亭白房

はん治「鯛」★落語

□本日落語二席。
◆桂竹丸「明智光秀伝」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年2月11日収録。

◆柳家はん治「鯛」※作:桂三枝(NHKラジオ第一『真打ち共演』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年3月16日収録(4月8日OA)。
はん治は、十代目柳家小三治の弟子で序列で言うと、古参のほうになる(現在は喜多八が他界したので二番弟子)。そういう先入観的イメージからすると、本寸法の古典派かという感じだが、このように新作も高座に掛けている。
しかも、自分が今まで聞いたのは他の新作も三枝(六代文枝)のものだった。一つは、「背なで老いてる唐獅子牡丹」(第104回『平成紅梅亭』2018年10月3日収録※(10月31日OA)。もう一つは、「妻の旅行」(テレ朝チャンネル2『ABEMA寄席』2020年8月1日OA※5月20日AbemaTV生配信)。

あまり多く聞いている落語家ではないので、桂三枝(六代文枝)に心酔しているのか、また、自作の新作も演るのかなどといった知識がない。

今回聞いた「鯛」は、三枝(六代文枝)の弟子たち以外に、四代目桂塩鯛も手がける。記憶に誤りがなければ、確か誰か他に東京の落語家も演っていたように思うのだが。
三枝(六代文枝)の作った落語のなかでは、着実に古典化しつつある作なのかもしれない。

ただ、はん治の語り口が古典モードなので、どうも鯛がしゃべるというイリュージョンめいた落語ではちょっと世界観が表しきれていないような気もした。
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