goo blog サービス終了のお知らせ 

竹林亭白房

談幸「妾馬」★落語

□本日落語一席。
◆立川談幸「妾馬」(寄席チャンネル)。
池袋演芸場、令和2(2020)年2月20日(池袋演芸場2月中席)。
昨日聞いた「明烏」と同様、談幸の「妾馬」には、おや?と思うところが何箇所かあった。とくに耳にとまったのは次の二点。

まず一つは、八五郎の妹つるが殿様に見初められて奉公にあがった際に、そこで二百両という金子が下しおかれて、その金は八五郎が博打やなんやかやで使い果たしてしまったという点。これは、あまり他の「妾馬」では聞かない。つい最近、春風亭一朝で「妾馬」を聞いたばかりだが、一朝のにもそんなところはなかった。一朝はこれを古今亭志ん朝に習ったと言っていたから、志ん朝の「妾馬」にもそんなところはないのだろう。

また、八五郎が殿様と対面し、酒に酔って興にのり、都々逸を歌うところで、合の手の「よー、よー」と入れさせるところを、田中三太夫がやっていた。これは、ふつう不粋な言いかたで殿様がやって、八五郎が白けるというかたちだと思う。
談幸のオリジナルだろうか。さて、師匠の談志家元は……と思って、CDの「ひとり会」「談志百席」のラインナップをながめると、おや?「妾馬」がない。たしか演ってたような気がするのだが。

ちなみに、昨日、家元は「明烏」を演っていなかったのではと書いたが、逆に、こちらは昭和50年の「ひとり会」で演っていたというのを確認した。訂正訂正。記憶は頼りないものだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る